Tuesday 30 December 2008

senza l'olorogio

数日前から実家に帰省している。郷里はいわゆる田舎であるのだが、言ってみれば私にとって異国である。東京とは環境が違いすぎるのである。飛行機で2時間飛んで目的地に到着すると、少なからず疲労を覚える。たとえそこが生まれ育った土地であろうとも、だ。

時差こそ無いものの、その土地の環境に慣れるのに、少し時間がかかる。ここ数日、やっと身体が適応してきた。すると、面白いほどにたくさん眠るようになってきた。まず、12時前には就寝するのだが、朝起きるのは9時すぎである。東京にいるとき、こういうことはあまりなかった。眠りたくても長く眠れないことが多かった。

しかし今ここでは、9時間寝てその後なお、身体が眠りモードに入っている。放っておくと、それが午前中であれ午後であれ、食事後すぐに眠りだす。一日中あくびばかりしている。

ここ数ヶ月のあいだ、不足していた分の眠りをここで取り戻そうとしているようだ。毎日仕事で気を張っていたんだろうなあ、と思いながら、存分に身体を休ませることにしている。

さて、実際ここで私は何をしているのか。簡潔に言えば、
①寝る
②食べる
以上。

それ以上もそれ以下もない。
本を読もうとすれば眠りに落ち、勉強しようとすれば夕飯の時間がやってくる。

今日が何曜日なのか、さらには何日なのか、そして今何時なのか、気にすることなく過ごしている。che bello

しかしながら、東京が恋しくもある。早く戻りたいが、年末年始を東京で過ごすのは避けたいのも事実だ。ぜいたくな悩み。

Friday 26 December 2008

潔い姿

「おぉ」と思う瞬間:



タバコ屋のカウンターで、迷わずにタバコの銘柄を注文する男性の姿。



家の近くにタバコ屋兼何でも屋さんがあるのだが、そこの、レジまで来てスパッとそれを告げる姿を見るといつも「おお」と思う。別にその男性の外見がどうであろうが、あまり関係ない。あまり聞き慣れない言葉を早口で、あまりハキハキとしない声で、ためらうことなく店員に告げる。



「マイルドセブン一箱」とか、そういう簡単なのをいう人もいるが、もっと複雑な銘柄を、ぱらぱらと言ってのける人もいる。



まあタバコを吸わない人にとっては分からないことだが。



一応メモ程度に、書こうと思いました。

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Tuesday 23 December 2008

mio nonno

My grandfather, at the hight of summer, 2008.

We love, respect and are proud of him truly and deeply. He - over 80 years old now - is able to use a cellphone and PC very well, just like young people do. Sometimes he sends me e-mail by using his cellphone, which surprises me even now. Actually he started learning it when he was 80 years old. It was impressive, amazing and ambitious. He is, of course, matured, but seems to be much younger than young people.

This picture is one of my masterpieces. Love ya, grampa.

Sunday 21 December 2008

迷子になる、コーチャン

久しぶりにプールに行ったら、工事中だった。引き返そうとしたのだが、係に話を聞いてみるとそこから近いところにまた別のプールがあるというので、行ってみることにした。とても新しくて綺麗なプールだった。同じ額を払うのであればこっちに来たほうがだいぶ良いと思った。

人も少なく、空いていて、気持ちが良かったのでつい1時間以上、1000メートル以上泳いだ。そして、帰り道、路頭にさ迷う事に。新天地を開拓してしまったばかりに、帰り道が分からなくなった。

しかもこの辺は結構な都会である。都会、しかも住宅地と来れば、そこには坂が多い、という事実は、東京に住んでいる人であればだいたいイメージは着くと思う。

そこを自転車でさまようわけである。きつくないわけがない。すぐに、汗だくになった。

途中で地図を見つけて、なんとか大きな道にたどり着いた。ここまで本格的な迷子になったのは久しぶりだった。周りも暗かったし、本当に心細かった。

もしかすると、水泳で消費した以上のカロリーを、迷子で消費したのではないか。そのくらいだった。

さて。

NHKのニュースキャスターが「こーちゃん氏が…」「こーちゃん氏は…」と、こーちゃんを連発しているので、何かの聞き間違いに違い無いと思ってテレビ画面にふと目を移した。

アメリカ人が死んだ、というニュースだったのだが、その人の名前が「こーちゃん」だというのだ。思わずはははと笑いそうになった。こういうのって、楽しいよね。純粋に、言葉って面白いなーと思う瞬間。
以下、そのニュース:


ロッキード事件で証言、コーチャン氏が死去
 【ロサンゼルス=飯田達人】田中角栄元首相らが逮捕、起訴された「ロッキード事件」で、航空機の売り込み工作について米議会で証言した元ロッキード社副会長のアーチボルド・カール・コーチャン氏が死去していたことが20日、明らかになった。94歳だった。

 コーチャン氏が晩年を過ごしていたカリフォルニア州パロアルトの高齢者用高級アパートの関係者が明らかにした。
 1976年2月、米上院外交委員会多国籍企業小委員会で、旅客機トライスターなどの対日売り込み工作について証言。これがロッキード事件発覚のきっかけとなり、「丸紅ルート」で田中元首相の逮捕につながった。しかし、日本の検察当局が求めた事情聴取は拒否。検察当局は不起訴(免責)を約束し、東京地裁の嘱託を受けた米連邦地裁による嘱託尋問が行われ、田中元首相に対する贈賄工作について詳述した。
(2008年12月21日13時50分 読売新聞

Wednesday 17 December 2008

そんなこともあるかな

「まあそんなこともあるかな」と考えられる人になりたいし、周りの人(具体的には親、恋人、友人)にもそうあって欲しいと思う。将来子どもを育てるとしたらそういう考え方のできる子であってほしいと思う。恋人や友人は、自ら選ぶことができる。だから、もともとそういう考え方のできる人が、自然と多い。ただ親と家族はそういうわけにはいかない。

いや、べつに親と衝突があったわけではないです。こんなことを書いているからと言って。今日は寝ます。おやすみ。

具合が悪かった

久しぶりに投稿をする。気付いたら一週間以上投稿をしていなかった。別に時間が無かったというわけではない。むしろ時間があるほうだった。仕事にもひと段落つきつつあったので。

I’ve been sick lately.

ただ、体調を崩していたのだ。先週月曜日の夜中、凄まじい吐き気と腹痛にみまわれた。おかげで眠れなかった。

火曜日は終日、胃の調子がおかしかったのでろくに食事をせず。さらに睡眠不足。

水曜は元気かと思われた。

ところが木曜の朝、熱が出た。びっくりした。というのも、風邪をひいてもなかなか熱が出ることは珍しいからだ。覚えている限りでは、2004年の9月が最後だった。イギリスに行って一週間後、ろくに食事もせず、さらに住みかも定まらず、いろいろな苦労をいっきに1人で抱えていて、毎日疲れているにも関わらず、それでもやっぱり新しいことだらけの毎日に振り回されていたそのとき、38度か39度の熱を出した。

それ以来ずっと発熱とは縁遠いと思っていた。木曜日は結局38度まで熱が上がった。だいぶたくさん寝てたくさん汗をかいたら、金曜の午後には治った。でも本当に辛かった。頭がふらふらする、というのはこういうことだったのだ。

誰かが前に言っていたけど、具合が悪くなると人の気持ちが分かるようになる。「熱が出ました」と言う人に対する見方が、以前とは変わったと思う。また、「うつ病かも」という友達の気持ちが、20歳ぐらいの頃はちっとも理解できなかったのだが、仕事を始めるようになってから気持ちが分かるようになった。特別な病気ではなくて、意外と簡単に陥るもので、かつ、程度の差はあっても結構つらいんだということを知った。

体調が整わないながらも、月曜~日曜まで働いた。つまり今度の日曜まで2週間、休みゼロである。仕方ない。その分、日々の負担は軽めなので、今のところやっていける。

睡眠と栄養はとらなければいけないと思う。健康を保つには最低限の条件だ。

しかし栄養をとっていても風邪を引いてしまうことがある。

そして睡眠をとっていても風邪を引いてしまうことがある。

ではどうすればいいのか。根源は、日々の疲れなのである。精神的にのしかかってくる負担その他がいつの間にか疲労という名前に変わってている。一週間経って蓄積されているその量に自分でも驚くことがある。

体調管理も仕事のうち、と言われるが、ときどき、いろいろなものがout of controlになってしまう。

身体の調子が悪いのと、心の調子が悪いのでは、どっちがましなのだろう、とつい最近、ありがちな質問を自分であらためて考えてみた。当然どっちも嫌だが、身体の調子が悪いほうが、ましな気がする。心が調子悪いときは、身体もそれにつられて調子が悪くなってくることがあるから。心が調子良いと、身体が不調でも、治せそうな感じがするから。

こんなことを分析していること自体おかしいですよね。

疲労の理由とか、精神的に元気かとか、幸せとは何かとか、深く考えずに毎日ストレスフリーに暮らせたら一番いいだろうに。

そういえば先日、右脚が痛くて痛くて眠れなかった。一体何の痛みだったのだろう。未だによく分からない。でも、眠れないほど痛かった。しかも右だけ。

それと同時に、浅く、怖い夢を見た。人間が引き裂かれたり、ドアにはさまれてつぶれたりする夢だった。肉片がたくさん飛んでいる夢だった。後で気付いたけど、あれはサウスパークの影響だ。最近よく見ている。アニメーションでもあれだけ残酷なのだから、実写版はどんなことになるか、想像つくでしょう。絶対に夢としてみることはお勧めできません。

Wednesday 10 December 2008

きり丸にふと疑問を感じる

時々、中途半端な時間に家にいて、とりあえずテレビでもつけてみると、そこでもやはり中途半端な番組しか放映されていない。そういうことってありませんか。私はある。

NHK教育の「忍たま乱太郎」をさっき少し見てみたのだが、この中に「きり丸」というキャラクターがいる。小さい頃は、このキャラクターが一番好きだった。理由たる理由は無かったのだが、あの、ナントカ先生(名前忘れた)の次にセクシーだと思った。まあ、今でもそう思う。

さて、このきり丸くんの最大の特徴は、お金が好きということである。お金に目がくらむちびっ子である。金銭を見ると、我を忘れて、夢中になる。お賽銭箱から盗もうとする話もある。そこで先生からとっちめられて、話は終る。

特に今まで疑問に思ってはいなかったのだが、お菓子より友情よりおもちゃよりなによりも「カネ、カネ」と夢中になるキャラクター―これはまさしく現代っ子の象徴である。おそらく放映開始から10年以上が経つとは思う。しかしまだきり丸はおカネおカネと言いつづけている。これを、現実世界に生きる子どもたちが「あはは」と笑いながらお茶の間で、毎日、目にしているのである。この状態って、突っ込むべきところではないのだろうか。(そしてなんで今まで気付かなかったんだろう。)

インドで、クレヨンしんちゃんが放映禁止になったというニュースを聞いた。原因は、言うまでもない、下品すぎるから、である。しかしながら、きり丸の「カネ根性」はもっと深刻なのではないのか。しんちゃんのほうがまだ許せる気がする。

あのサウスパークにすらそんなキャラクターは出てこないぞ。いや、あれはまた別問題(別格?)か。

キャラクターの特徴がほかにあって、おまけの要素くらいで「お金好き」がくっついているのであればまだそれは許せる。

しかしそうじゃないのだ。きり丸のメインは、カネ、なのである。

実際、最近の子どもたちは本当に「カネさえあれば」というセリフを口にする。これって結構怖いと思う。そして考えてみれば、自分もこういうことを言っていた記憶がある。

「結婚相手は、カネが一番重要」なんてことを、中学生くらいの女の子が言っている。「いや現実はそうじゃないよ」と言っても「いや、カネっすよ人生は」と切り返してくる。

いつかは考え方が変わるだろうと信じているが、そのままの考え方をひっぱって大人になる子だっているだろう。怖い。

いや、これが、すべて、きり丸のせいだといっているわけではない。しかも、私は今日久しぶりに忍たま乱太郎を目にしたので、そもそもどういうコンセプトの番組だったのか、あまりよく覚えていないし、きり丸の金銭主義がどの程度強烈であったのかも、はっきりとは分からない。だから完全にこの番組を否定するわけではない。

ただ、夕方5時ごろの番組で、目を¥マークにして「カネ~」とよだれをたらすきり丸を見て「ハッ」とした。それだけのこと。

Monday 8 December 2008

どっちが幸せか


昨日、シアトルズ・ベスト・コーヒーという名前のカフェに入って、チャイラテを飲んだ。まあ、そういうこともあるだろう。シアトルに行ったことも無いのに、シアトルといえばまず、なんとなくコーヒーをイメージしてしまうのは、あの緑色のマークの、スターバックスという名の、コーヒーやさんのおかげだろう。

ちなみにイタリアにはスタバが無い。今まで一度も見たことが無い。たぶん首都のローマにだって無い。(マクドナルドはときどき見かけるのだが、あくまでも"ときどき"であって、都市の規模に対して店舗数は少ないと思う。)飲食店について言えば、チェーン店というものがあまり流行らない気がする。その土地ごとに、個人が経営している店の持つ価値のほうが、より大きい。

その人しか作れない美味しさがあるし、よく分からないけど、きっとそれを、誰かが引き継ぐんだろう。中世から続いた「職人」の世界。そして、「あの曲がり角に行けば、今朝もあの子がいる」という安心感。毎日同じ人が同じ場所で「おはよう」と言ってくれる、安心感。

そういうのって素敵だと思う。人情とかコネがものをいう社会になっちゃうのも、分かる気がするし、仕方ない。

まあイタリアに限ったことではないだろうけどね。

とは言うものの、それなりに観光地化された都市で、個人経営のバールやカフェをうまく営んでいくことは、そんなに簡単なことではない。ここ3~4年の間に、何度かフィレンツェに行ったが、ちょうど2年を過ぎたあたりから、店の入れ替わりに気付き始めた。初めて会ったときは順調にビジネスをやっていた人が、いつの間にか店をたたんでいた。いつも店先でチャーオ、と言っていた相手が、急にいなくなっていた。それっきり会わなくなった。それはとてもショックだった覚えがあるし、ああ簡単なことじゃないんだ、ということに気付いた。

ただ彼らがうまく経営してなかっただけかもしれない。They never planned so wellってだけかもしれない。日本人くらい真面目に働いていたら、せめてあと3年はうまく行っていたんじゃないだろうか。そう思うことも事実である。

「お金は特に大事じゃない。大事なのは愛だから。」というセリフをよく聞くのだが、実際のところ、彼らが100パーセントそう思っているかといえば答えはノーだ、と私は思う。心のどこかでは焦りがあるし、お金が欲しいとも思っている。

ただ、その、お金を重視する度合いが、日本人(東洋人)よりもだいぶ低いのは事実だと思う。だから、使うことにたいしてもあまり躊躇いが無い。将来のために貯蓄するというのはあまり懸命ではないからだ。

むしろ、普段から無駄なものを買わない。あるもので暮らす。極度な節約はしない。バンバン稼がなくてもとりあえず、隣にいる愛する人と生きていく。日本人が見習うところは大きいですねやっぱり。ヨーロッパかぶれにはなりたくないのだが、結果的にどちらが幸せなのかといえばやっぱりのほほんと暮らしてる向こう側の国の人たちじゃないかと思う。無いものねだりでしょうかね。

シアトルズ・ベスト・コーヒーからここまでお話が飛んでしまった。今日こそ映画を見て、イタリア語をちょっと勉強しようと思っていたのに、4時ごろからずっとSouthparkばっかり見て、結局今日もこんな時間だ。せめて腹筋と腕立てはしてから寝よう。

駅で喧嘩をする

From 12-2008

今日は新宿駅構内でスペイン人と喧嘩した。通行人の注目度をこれほどまでに浴びたことはなかった。
いろいろあったけど、結果的に良い日でした。天気もよかったし。タイガーと仲良く暮らしています。

Friday 5 December 2008

スペイン料理

昨日カルボナーラを作った。一人で全部食べたけど美味しかった。時々こういう重いのが食べたくなるのだ。写真は特に関係ないのだが、この前の日曜に食べたパエリヤ、が、できる前の材料くんたち。写真にしてみると、あらためて綺麗だと思う。出来上がる前よりももっと画になる、と思った。

スペイン料理は美味しい。イタリアのそれより、もっと美味しいのでは、とも思うくらいだ。初めてスペインに行ったときに食べたハモンセラーノや、ガスパチョの味は、実に革命的とさえ感じられた。何を食べても、毎度毎度、「!!」と、目を丸くしていた記憶がある。(セビージャのハモンセラーノと、グラナダのスープが強烈だった。)それは単に、3ヶ月間の滞在の後初めてイギリスの外に出たからかもしれない。イギリス外の国ってこんなにおいしいのか、と思っただけかもしれない。スペインに滞在している友達をひどく羨ましく思ったものだ。

初めて行ったのが2004年の12月。あれから4年が経つらしい。それを早いと呼ぶのかどうか、まだ判断がつかない。

今夜は比較的落ち着いているのでBill Evans を聴いている。お休み前に一つどうぞ。ではまた明日。


Thursday 4 December 2008

バウムクーヘンについて

天気がよかったので気分も良かった。朝は何も食べないつもりでいたのだが、ふと昨日バウムクーヘンを買っていたことを思い出して、食べた。

バウムクーヘン。

粉でできた、お菓子である。ケーキとまでは呼べない気がするけど、ほかのお菓子よりほど軽い感じはしない。「チョコレートがなきゃ生きていけない」と言う人には時々出くわすが、バウムクーヘンが好物だという人にであった経験はあまり無い。嫌いじゃないけど、大好きというわけでもない、そんな感想がたいていの(日本)人から返ってくるだろうと容易に想像がつく。

最近食べる頻度が増えたことは確かだが、別に大好物だというわけではない。ふと食べてみたら今まで思っていたよりも美味しかったことに気付いた、それだけのことだ。

しかしながら、この焼き菓子に、これほどの考えをめぐらせたことは、生まれてこのかた、無かったのではないか。これほど、と言っても、大した考えではない。「そういえばバウムクーヘンって一体何なんだ」。この程度の考えである。

つまり、今までほとんど考えたことすらなかったのだ。バウムクーヘンについて。その起源、歴史、売っている値段の相場、美味しさ、種類、カロリー、などなど。

こういうときはやはりウィキに限る、と思い、検索してみたところ、「日本での人気は本場ドイツを上回るといわれる」とあった。こういうのって、面白くて好きだ。

とにかくこちらをご参照下さい。ヨーロッパ全体に広まっているのかと思ったのだが、ウィキの記事を見ると、ドイツ語、英語、ポーランド語、ロシア語、中国語、スウェーデン語 あとは、Lietuvių が何語か分からなかったけど、それだけしかサイトが無かった。イタリア、イギリスにも、存在したのかもしれないけど、私は見たことが無いと思う。

ちなみにスウェーデン語でバウムクーヘンのことはSpettekakaと呼ぶらしい。
スウェーデン。やはり、未知の世界である。

さて、バウムクーヘンのどのヘンが好きなのか。私はあの形が好きだ。およそ食べ物とは思えないほどである。何かの道具か、部品、あるいは現代アートみたいだ。ドーナツよりも整っている。

あのほどよい硬さも好きだ。ショートケーキほど脆くなく、飴玉ほどつまらなくは無い。
ちょうど、こう、愛でたくなる、あるいは壊したくなるくらいの硬さである。じつに、にくいやつだ。

とまあこれだけ語ったところで明日からの生活は何も変わらない。
いつものように朝がやってきて、コーヒーか紅茶を飲んだら、僕は玄関を飛び出すのである。

今度、ぜひ、村上春樹にバウムクーヘンを語ってほしいと思う。

Wednesday 3 December 2008

それぞれの記念日

今日はなんだか、良い日でした。まとまった文章を書くにはちょっと気力が足りない。ちなみに本日はどーもくんの誕生日らしい。1,2,3の日。うむ。それぞれのAnniversary

というわけでお休み前に和む映像をひとつ。

Monday 1 December 2008

All Day and All of the Nights



いい歌詞だ。これだけ率直に、歌に気持ちをこめられたら、歌手っていう仕事はまさに快感だろうなあ。理屈抜きで「あああ今日まで歌手やってて良かったあ!」って思いながら歌うんだろうなあ。

Girl, I want to be with you

風邪なんて引かないと思っていたんだけどどうも悪化している気がする。眠いのか何なのかよく分からないが、頭がぼけーっとしている。寝たほうが良いということなのでしょう。明日もハードだろうから寝よう。雨が降ってきました。

万年筆、外出

なくなったと思っていた万年筆が職場の引き出しから出てきた。一本千円のものなので、なくなってもあきらめはつくのだが少し気になっていたのは事実だった。中のインクは空っぽだが一体何色を入れていたのかさえ判然としない状況だった。家に連れて帰って洗うことにした。  翌朝の万年筆カートリッジ...