Wednesday 29 April 2009

コーヒー、冨永愛の髪

天皇誕生日。とても良い天気。ここ最近、眠ろうとすればするだけ、眠れるようになった。前はこんなことが無かった。いつもの癖で、休みの日でも7時くらいに起きていたというのに。今日も11時くらいまで眠っていた。オレンジを切って、食べた。少ししてからコーヒーを入れた。前のブログに書いた、Black Mountain Goldがなくなってしまったから、この前イタリアで買ってきたLavazzaを開封した。これがなくなったら、手持ちのコーヒーがなくなってしまう。とても困る。コーヒーと言っても、豆をひいた、あれです。あの、四角いパッケージ。あれがないと、朝、困る。あとひとつ買ってきておくべきだった。イタリアだったら例えば2ユーロ(250円)くらいで手に入るのだが、まったく同じものが日本では1000円近くする。そんなお金は出したくないわけです。2ユーロという値段を知らなければ買えたのかもしれない。

コーヒーを持ってベッドに戻る。パソコンをつけるとこういうニュース・タイトルが目に入った。


離婚の冨永愛、長い髪バッサリ


ん?これはあきらかにおかしい。とりあえず読んでみよう。


今月20日にパリ在住の日本人パティシエと離婚したモデルの冨永愛が28日、米LA発のファストファッションブランド『FOREVER21』のオープニングレセプションに来場した。胸元まであった長い髪を耳が隠れる程度まで切り落とし、集まった報道陣に対し「いろいろ報道されましたが、私はハッピーです」と笑顔を見せた。

いやいや、彼女が髪をばっさり切ったのは、もう半年以上前の話ですよ。一体、今頃何を言っているんだろう。テレビCMや雑誌ではまだ髪が長いのかもしれない、とも思ったけど、いやいや、雑誌でも広告でも短い髪を披露している。(たとえば2月のELLE。)

離婚したばかりで、こうやってオープニングパーティに顔を見せるというのは、マスコミにとっちゃタイミングが良いんだろうけど、明らかに、しくじっている。

いや、それとも、最近さらに髪を短くしたのかもしれない。私が知らなかっただけかもしれない。

そもそも記事には「最近切り落とした」とは書いてないからツッこむこともできないのか…

まあ、どっちでもいい。

Tuesday 14 April 2009

Black Mountain Gold

アメリカ人からおみやげにコーヒーをもらった。袋を開けてもいないのに甘ったるいにほひが漂う。無言で、ロサンゼルスを思い出した。どこに行っても、いつも空が青くて、いつも甘いにおいのする街である。(特にシナモンロールのにおいがすると途端にロサンゼルスが蘇る。)

フレーバーコーヒーというやつだ。パッケージにはバニラ・アイスクリームや、ケーキの写真。いかにもアメリカっぽい。

アメリカ行きたいなあ

お湯で溶かすタイプかと思いきや、コーヒーは、豆をひいたものだった。エスプレッソ・メーカーに入れて飲んでみた。とても美味しかった。illyとかLavazzaとかsegafredoといった普通のコーヒーを使っていて、フレーバーコーヒーはあまり慣れていなかったのだが、これは美味しい。というより、甘ったるいにおいが、どうしようもなく幸せな気分にさせてくれる。ちなみにコーヒー自体は甘くない。

日本でも見つかるものかなあ。コーヒー通に言わせればこういうコーヒーはいわゆる邪道なのだろうけれど、私はこのコーヒー、結構好きだ。

というわけで紹介しておきましょう:

Black Mountain Gold

です。私が貰ったのは、Convenience Packs でした。みなさんもぜひお試しあれ。




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せっかくだからここでちょっとコーヒーの話。


私は毎朝コーヒーを飲む。
朝起きたらすぐ準備する。何年か前までは1 tazza(1杯)用のモカ・エキスプレスを使っていたのだが2tazze用を使い始めてから、こっちがちょうど良いということに気付いた。牛乳を温めている間に、コーヒーがbrbrbrbrbrと言い出す。朝、パンを食べずともコーヒーだけは飲んで出かける。とても幸せな気分になる。コーヒーを飲むこと自体も、もちろんそうだが、きっとこのにおいが良いんだろうと思う。起きた後の、ちょっとした楽しみである。

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せっかくだからここでちょっと朝ごはんの話。

朝は何も食べれないという日々が少し続いていたが、最低でもトースト1枚食べるようになった。昨年冬ごろからだと思う。というわけでトースト1枚とコーヒー1杯。これでちょうど健康が保てているように思う。(ここ1年、体重はずっと変わっていない。二の腕が弛んでいる気もするが、見た目に大きな変化は無い。) 典型的な日本食が、あれば、それは食べる。味噌汁と納豆と焼き魚と、ごはん。望ましい。あれば食べる。食べられないわけではない。けれど1人でこれを準備し始めるとどれだけ面倒なことになるか、説明の必要は無かろうと思う。面倒さにくわえて、朝からそんなにエネルギーを摂取する必要は特に無い気がする。むしろ、身体が求めているのは糖分だと思う。だから朝、ビスケットを食べることがよくある。10時ごろになるとお腹が空いてくる。身体は、少し飢餓状態くらいがちょうど良いのだ。

12時になったからお昼を食べなければいけない、ということは決してない。お腹が空いたら、空いたときに、身体の求めているものを口にする。それが一番良いと思うんですよね。

Sunday 12 April 2009

Before the Quake

なんだか長い一週間だった。

6日、帰宅していつものように、パソコンを開く。トップページにReppublica.itとElleを設定している。ページを見て3秒後、目を見開いた。本当に目が「かっ」と開かれたのが分かった。

Terremoto
Abruzzo


この二つの単語がすぐに目に飛び込んできた。びっくりした。冗談だろう、と思った。だけどエイプリルフールはもう一週間前に終っている。「そんな」と思って次は日本語のニュースを探した。イタリアで地震が起きたらしい。しかも場所はアブルッツォ…

ただ「イタリアで地震」というニュースだったら、驚きは100分の1だっただろう。というのは、1日前に私はアブルッツォから戻ってきたばかりだったからだ。前のブログに「イタリアの田舎にいました」と書いたけど、まさにそれがアブルッツォのことだったのだ。

しばらく冗談にしか思えなかった。時差ぼけも全然治っておらず、凄まじい眠気を抱えていたため、夢のつづきでも見ているような気にさえなった。でも本当だった。幸い、私の滞在していたところは大きな被害が無かったらしい。

地震のニュースを聞いたら、地震前の平穏な一週間が余計に平穏に思えてきた。

そもそもヨーロッパは、地震多発地域ではない。というわけで地震に対する備えが無い。建物の耐震性も、詳しくは知らないが、あまり無い。イギリスにいるときにそれはつくづく思った。こんないい加減なつくりで家が建つものなのか、そして人が住めるものなのかと感心した。玄関のドアが傾いていることは珍しくない。
人々の心の準備もできていない。少しの揺れで、大騒ぎになる。もう何年も前に、イギリスじゅうがそれで"震撼"したことがあったらしい。天変地異の一大事だ!と人々がパニック状態に陥ったとか。少し雨風がひどかっただけで「台風だ」と言って学校を休校にしてしまう東京の小中学校みたいなものかもしれない。

今回被害の大きかったL'aquilaという町は、特に古い建物が多い地域だと聞いた。崩れてしまったのはとても残念なことである。

今回Abruzzoで撮った写真をアルバムとしてアップロードしたのだが、最初「vacanza」というタイトルだった。しかし後から「Before the Quake」に変えた。ピンときますか。そう、村上春樹のAfter the Quake にちなんで。うーむそれにしても写真の平穏さが身にしみる。



Monday 6 April 2009

日本にいませんでした

イタリアの田舎で休暇をとった。インターネットや携帯に触れることもなく、時計さえ持たずに、食べて、飲んで、寝て、笑って… 昨日帰国。桜であふれた東京をリムジンバスの窓から眺めながら、ほどよい浦島太郎ぶりを実感。ミサイルが飛んでたそのとき、私は空の上でテトリスに熱中していた。というわけで日本にいませんでした。先に報せるべきだったかな。

8時PMごろに寝たら1時AMに起床。深夜番組を見てみる。なんかすっごいエロいのをやっているのかと思えば、お粗末な合コンドラマが放映中。(まともに深夜番組なんて見たことなかったかもしれない。)

合コンなぞというものに出席している時点で、ろくな男(女)ではないだろう、と私は思うが世の中はどうなんだろう。どのくらい普通なものなんですか、合コンって。そうじゃなきゃ出会いの機会が無いからと嘆くこの国の男女はこの世で一番不可解な動物です。だって、一体どれだけの人であふれかえってるんですか、ここ。むしろ
人に出会わずにどうやって過ごせるの。大草原の小さな家在住ならまだしも。やっぱり言い訳にしか聞こえない。自分がモテないのを周りの環境のせいにしている人は、まずそのことに気付くべし!

…とは言いつつも、そういった不器用さは日本人の可愛いところでもある。こんな民族はなかなかいない。日々、あれだけおとなしいのに、内心は恋人(結婚相手)探しに必死なんだから結構おもしろい。それに関連した流行語が生まれ、挙句の果てには社会問題にさえなっちゃうわけです。愛より恋より、仕事を優先しちゃうんだからなあ。そういう世の中だからなあ。

そりゃあED率高いよ。セックスレスにもなるよ。少子化は進むよ。


さて根本原因は一体何なのか!? 本当はみんな愛しあいたいのにね。惜しいと思う。もっと感情を素直に表すことができたら、世の中どれだけ美しくなるだろう。

あと2時間ほど寝たら新年度開始。社会人3年目!と、周りの人たちはブログその他で書き綴っているもののあまりその実感が無いのは、その節目の時に日本にいないせいだと思う。昨年もそうだった。新年度の多忙な状態を約一週間、激しい時差ぼけのまま過ごす。

ま、いいや、とりあえず寝ましょう。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...