Monday 31 May 2010

警察 visit!

ちょっと面白かったから記しておく。

今朝、休日なのに早く起きた。
パソコンの電源を入れてアイスコーヒーをつくる。

8時ごろ玄関チャイムが鳴った。ちなみにすごく大きくて、しかも高い音がするので、毎回びっくりさせられる。

モニターを見るとなんとそこにいたのは警察。

「ちょっとお話があるんですけど。ドアあけてもらえますか。」


心が一瞬ふるえた。
何か悪いことしたっけ最近…

ちょっと振り返ってみて、別に思い当たるふしは無いことを確認し、堂々と警察に対面した。
そこには50か60歳くらいのおばさんもいた。

聞くと、このおばさんの家の敷地内に、私の家のベランダからいつもタバコが投げ捨てられているという。

ちょーっと。ちょっと ちょっと。

生まれてこの方一度もタバコなんて吸ったことない。同居人も禁煙して8ヶ月。
あらぬ疑いをかけられて「違います」ととっさに答えた。

おばさんは激怒している。
もはや警察よりおばさんの方がしゃべりのリードをとっていた。

「ちょっと見てくれる、そしたら」


というので、見てやろうじゃないかと思いおばさんの家の敷地内に入る。
確かにタバコは投げ捨てられている。
しかしそこから見えるベランダは、あきらかに私らの住む部屋ではない。
ふだん見なれない角度から建物を見ると、分かりづらくもあったが、私の部屋はここからでは隠れて見えもしない。

これは…隣の部屋だ。


・うちにはタバコを吸う人がいないこと
・かりにタバコを吸っていたとしても、投げても届かない距離に部屋が位置していること

を申し上げた。

おばさんはしかし相当参っていて、話を一部始終聞いてあげた。
疑いをかけられたことに対して別に怒りも無かったし、そもそもおばさんの気持ちは分かる。
もし火事にでもなったら、怒るだけじゃすまないことになる。

とりあえず「捜査に協力した」という形で一件落着。釈放された。

自由の身となったわたしは「へんなの」と思いながら部屋に戻る。
つぶやいたかもしれない。初夏の日差しに目を細める。

5月最後の日、爽やかな朝に起こったおかしな事件。

「秋刀魚の味」のタイトル

なんだか寒い。もう5月が終ろうとしている。

最近小津安二郎の映画をよく見る。
「秋刀魚の味」という小津最後の作品があるのだが、これのイタリア語のタイトルが

「Il gusto di Sake'」
(酒の味)

になっていた。ショックだ。
いい加減すぎる。

どうせ、「サンマなんて食べたことあるか」
「や、ないな。なんだそれは」
「うーん。わかりやすい食べ物に変えよう」
「日本の飲食物っていえば酒か寿司だよな」
「寿司の味、よりも、酒の味、のほうが奥深そうでいいな」
「そうだな、じゃあ酒の味にしよう」
「そうだな、キャッチーだしな」

こんな感じで決められたのだろう。
適当に。

秋刀魚がイタリアでなじみの無い魚であるということは分かる。
しかしもう少し別の付け方があっただろうと思う。

ちなみに英語のタイトルは

"An Autumn Afternoon"

である。これならまだ理解できる。

中国語は

「秋刀魚之味」。

なるほど。

フランス語は
"Le Goût du saké"

これはイタリア語と同じだなきっと。
まあ、日本にやってきた映画で、ひどいタイトルにされちゃってるものが山ほどある、ってことを考えると、結論二つ:

①題名の翻訳っていい加減だ
②映画の良し悪しはタイトルに左右されない


とにもかくにも、「秋刀魚の味」は素晴らしい。
ここ最近で目立った収穫。

Sunday 23 May 2010

Back to Classic

雨がしとしと。こういう雨は嫌いでもない。晴れているに越したことはないけど、雨は雨で雨にしかないよさがある。

マリリン・モンローの"Some like it hot"を見た。
邦題「お熱いのがお好き」として有名。

マリリンの映画ってそういえば見たことがなかった。

いやー、もう、完全に"とりこ"になってしまった。


「かわいい」とか「きれい」とかもはや通り越して、こうごうしい。
魅力、むしろ引力が圧倒的なのだ。



ところで、(たとえば)絶世の美女を形容するにあたり日本語は「きれい」「かわいい」くらいしか表現が浮かばない。
でも英語は比較的、いっぱいある。

stunning
incandescent
irresistible

マリリンはこういうのがピタッと当てはまる感じ。
日本語にすると「打ちのめすように美しい」とか長くならざるを得ない。

なにか「すばらしい」ことを表現する時の語彙が、私の知る限りだとそんなに豊富じゃない。
いや、あるのに知らないだけかもしれない。

ごく普通の、いわゆる一般人が使っても別におかしくない単語(つまり、日本語の「すごい」に値するような単語)が

amazing
fantastic
great
lovely
wonderful
exquisite

などなどたくさんある。
だが日本語の場合は、「すごい」より上級の単語を使うと、あまり"一般的"ではなくなってしまう。
「五臓六腑にしみわたる」なんて使うことはあまりなくて、年齢層が上か、書き言葉か、文学者かと思われる。


ああ、こんなことを書こうと思っていたのではなくて、マリリン・モンローだ。
そのirresistibleな輝きについて。

映画を見て初めて分かったけど、まるで少女みたいにふるまう。天真爛漫。
ぴょこぴょこ動く。一挙手一投足に目を奪われる。
オードリー・へプバーンは見た目も演技も、かわいいのだが、マリリンにはオードリーのかわいさ、+他の要素 がある。


写真とか静止画でしか見たことの無い人はぜひ動画、映画を見ることをお勧めする。
伝説になる人なのだ。

Some like it hotは、1959年の映画なのだが、これは確かゴダールの「勝手にしやがれ」と同じ年。これも白黒映画。

昔から現代まで語り継がれる傑作には、それなりの理由があるのである。
だから話題作に追いつこうとして映画館にいくより、私はDVDで昔の映画を見るほうが好きだ。
そして価値があると思う。
本も同じだけど、昔からいいと言われて残っているものは、読む価値がある。

古いものの持つパワーはそれこそ"すごい"。
見た(読んだ)あとに、新しいものにはない充実感を与えてくれる。

back to classic


時々古典に帰ってみると、新しい発見がある。

とりあえずこれ見てください↓




ケネディ大統領の誕生日に歌でお祝いするマリリン・モンロー

Thursday 20 May 2010

シドニーの「忍者」、強盗に遭った医学生を助ける

なんとも愉しいニュースをみつけました。
I found an article that makes you happy to laugh :D



[シドニー 20日 ロイター] オーストラリアのシドニー近郊で、3人組の強盗に襲われた学生(27)を「忍者」が救出した。現地紙シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。

 それによると、ドイツからの交換留学でシドニーに滞在している医学生が夜間に裏通りで強盗に遭ったが、それを目撃していた現場近くの「忍者学校」の教師が、生徒たちに被害者を助けるよう指示した。

 強盗らは医学生を蹴り、地面に倒して携帯電話や音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」を取り上げようとしたが、黒装束に身を包んだ「忍者」たちに気づいて逃げて行ったという。


なんとまあふぁんたすてぃーく じゃありませんか。
Aren't they just FANTASTIque??

Wednesday 5 May 2010

ミーハー

さっき英辞郎で「ミーハー」を調べたら、最後のほうに

ミー・ハーデマン君は、信じられないくらい、物がよく見えます。
Tommy Hardeman cannot believe how well he can see

という文が出てきた。
確かに。ミー・ハー。


Tuesday 4 May 2010

うんざりした

ちょっとこれを見てほしい。

http://news.livedoor.com/article/detail/4751096/

勝間さんが初めて注目され始めたのは数年前のこと。ちょうど知人から彼女が書いた本をもらった。
年収とか仕事の効率とかについて書かれてあった。自分をグーグル化する、とかも書いてあった気がする。
偉そうな感じがするなあ、と思って以来、ほかの本は手にとってもいない。

やたらメディアに出てくるようになって、言ってることが嫌でも目に入ってくるようになった。
そもそも仕事で成功するとか昇進するとか、年収何千万以上の男をパートナーにするとか、まったく私は興味が無い。だから本のタイトルを見るだけでもうんざりする。というか、「だから何?」といいたくなる。あまり相手を知ろうともせずにこんなことを言うのもどうかとは思うけど。

ただ、彼女が日本でここまで注目を受けて、彼女を教祖みたいに思う人々がいるっていうことはきっと今の世の中にヒットする要素が何かあるんだろう。そういう人々もいるんだろう。

そして今朝この対談を見てうんざり度が最高値に達した。
なんでこういうしゃべり方ができるんだろう。
価値観の押し付けにも程が有る。魅力的な女性になるためのマニュアル本みたいなのを出しているみたいだけど、全然魅力的じゃないこの人…。

本人のブログを見たら、この対談について書いてあった。世間から反響が大きかったようで、良い印象を受けた人はあまりいなかったんだと思う。言い訳めいたことを書いてあった。

うーん、もう、どうでもいいや。

私は愛と自由さえあれば幸せです。

Monday 3 May 2010

ついったー

みなさんTwitterやってますか。

私がアカウントを作ったのは2008年12月のこと。1年以上前。
それでもあんまり使ってなかった。どうしてかというと、

①Facebookで同じような機能があるから必要なかった
②当時Twitterの知名度はすごく低かった。だから周りでTwitterをやっている人が少なすぎて、Followできる、知人友人がほとんどいなかった。ログインしてもあまり面白くなかった。

だいたい以上のような理由による。

ただ、最近はようやく日本でも流行り始めたので、友人の一言を見れるようになった。
だんだん面白くなってきたので、以前よりは使うようになった。

MixiやFacebookとは違って、コンタクトをとるためというよりは、パソコン使ってるときの、メモ帳的な存在である。気になるワードやニュースがあったらそのリンクを貼り付ける、そんな感じ。

ところで気になるのが、日本語の「ついったー」という発音、イントネーション。
英語で"Twitter"を発音すると「トゥウィタ」みたいな感じになるはずだが、日本語だと「ついったー」。

文字上では分かりにくいとは思うけど、

①【イントネーション、アクセント】
アクセントは、英語だと "i"上にあるはずなんだけど、日本語だとおなじみの「かれし」とか「かのじょ」とか「~~系」とか、最後を上がり調にするあのイントネーションになる。

②【発音】
"tool"が「つーる」になってしまうのと同じように、toという部分が「つ」になってしまう。
これかっこ悪い。happy birthday to youは「とぅーゆー」って歌ってるくせにさ!

というわけで、もし日本語母語話者でない人に

"Do you do ついったー?" なんて聞いても
"Tsu.. what??" みたいな感じで誰も答えてくれないだろうなー



①といえば、i pod が流行り始めたころに「アイポッド」の「アイ」の部分にアクセントをおいて発音したら、15歳の少女たちに笑われたことがある。

「ちがうし」

と言われた。
「正しい発音は…」と主張しかけたが、聞く様子もなかったのであきらめた。

Sunday 2 May 2010

ビール198円

今日も天気が良かったですねー。

天気のよさとは関係ないけど、素敵な事件が起こった。

スーパーでアサヒビール6本ケースを買ったら

「198円」

だった。
値段は「1115円」って書いてあったのに…

一瞬耳を疑ったが、疑わなかったふりをして、そのままお金を払った。

店員がおっかけてきて「あ、やっぱ違いましたね!すみません!」

…なんてことを言わないかどうかビクビクしながらもそのまま家に帰った。
もう一度レシートを確かめるとやはり198円。

値段の設定を間違ったんだと思う。

以前、サーモンの刺身のグラム数を店員が一桁間違って設定していて、半額の値段で買えたという事件があったんだが、今回はそれに勝るステキさだ。

「1本あたり30円かー」

ビール買うかどうか今日迷ったんだけど結局買ってよかった。ラッキーだった。1000円くらい得した。
明日も試しに買ってみようかなー

Saturday 1 May 2010

ファンタスティック 日本人

ゴールデンウィークは東京から人が消えてすがすがしい。
なんと動きやすいことか。
さらに天気も良い。


しかし今日は朝から大変なことが起きた。
お金の振り込み方を間違えた。
しかも2回。

一回目は、受取人名義のところに送金する人の名前を入力してしまった。
二回目は、口座番号のところに銀行の番号を入力してしまった。

しかしながら:

1回目は、数時間後に銀行から電話がかかってきてすぐに口座へ返金された。
2回目は、間違ったことに気付いたのが夜9時ごろ。すぐに電話をしたら、あっという間に手続きが進み、「1時間後にATMの前で警備員と待ち合わせ」ということになった。その場に明細書を持って言ったら警備員が対応してくれて、なんと11時前には振込みを取り消す手続きがとられ、12時前には口座にそのままお金が戻ってくるということになった。


そもそも夜に電話が通じるなんて。
電話代0円だし。
しかも対応がめちゃくちゃ丁寧。
あまりの完璧さに、感動して、涙が出そうになった。

夜の10時過ぎに、まったくの他人が、しかも親身になって、自分のために働いてくれているという事実が、もう、ありがたくてありがたくて、頭が上がらない。

常日頃から
「アーまったくこの国はストレスたまるなー」
とか「みんなまじめすぎるし」
とか「働きすぎだし」と否定的に見ているのだが、今日ばっかりは

「私は日本が好きだ」

と思った。心底、思った。
こんな国は、ほかに存在しない。
日本人ってすばらしい。
まじめに働くってすばらしい。

担当してくれたハギワラさんという方に賞でも与えようかと思ったくらいだ。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...