Thursday 29 November 2012

映画、ワイン

たいそう久しぶりにジャズを聴いている。
他人と住むようになってから、好きな時に好きな音楽を聴くことができなくなった。同居人はあまりジャズが好きではないのだ。当然のことながら、遠慮をしなければならない。

きょうは1人だ。
帰宅後すぐに映画を見た。
今週は1日1本、映画を見ている。贅沢だ。記録として何を見たか残しておこう。
月曜…「アメイジング・スパイダーマン」
火曜…「ジュリエットからの手紙」
水曜…「Big Year」
木曜…「the Beaver」

明日はおそらく見られない。忙しいから。

今日見た「the Beaver」という映画は、タイトルどおりビーバーが活躍する話だった。
ジョディ・フォスターとメル・ギブソンの映画だ。コメディかと思っていたがそうではなかった。
ちょうど今日の午後、精神科医の講演を聴いたばかりだったので「ああ、これが例の兆候か」とか「これが例の、"世代で繰返す"ってやつか」とか、納得しやすい部分が多かった。

それにしても、映画の日本語タイトルはひどい。
この映画はなんと「それでも、愛してる」とかいうタイトルだった。
「とかいう」と付けたのは、くだらなすぎてはっきりと覚えていないからだ。
この映画に限らない。
もう少しなんとかならないものか、と思うことが多い。
適当すぎるし、センスが無さすぎる。
タイトルはとても重要なのだ。
人間にとっての名前と同じだ。
タイトルによって製作後の行方が左右されると言っても言いすぎではない。

ワインを飲みながら映画を見終えた。
そのときちょうど、雨が降ってきた。

そうしたらふと、ジャズが聴きたくなったというわけだ。
「バイバイ・ブラックバード」にした。
村上春樹はキース・ジャレットはあまり好きではないらしい。
私は村上春樹が好きで、バイバイ・ブラックバードが好きだ。
つまり私は、キース・ジャレットが好きなわけではない。

ところで最近、安くて美味しいワインを手に入れられる場所を見つけた。
ビールでは最近どうも寒いのだ。
棚を開くとワインボトルがあるという幸せ。
だけど飲みすぎることは決してない。
料理しながら、または映画を見ながら、1,2杯飲む程度だ。

いい夜だ。
明日まで働けば、土日は予定がない。
完全な休日が待っている。
さっさと寝よう。

レ・ミゼラブルとファンの顔

レ・ミゼラブルが公開されるということで、アン・ハサウェイが来日したらしい。
その様子がトップニュースになっていたのでクリックしてみた。


怖いわ、このおばさんファン…
と思ったらこの写真の下にはこんなキャプションが:

Strong reaction: Anne takes time to meet her fans who have turned up to hear about the new film

「ストロング・リアクション」。

なるほど。
この女性も、国外ニュースに自分がこういう写り込みかたをしているとは思いもしなかっただろう。

(ところで・その1)
会場全体を動画で見てみて、ほとんどは女性だということに気がついた。
アン・ハサウェイのファンには女性が多いのだろうか。

(ところで・その2)
その昔、レ・ミゼラブルが初めて日本語に訳されたとき、そのタイトルは何だったか、ご存知だろうか。
「ああ、無常」
だ。それがいつの間にか「レ・ミゼラブル」で定着しつつある気がする。
しかしながら、知人曰く、「翻訳された当時に『レ・ミゼラブル』というタイトルだったとしたらきっと誰も読まなかったはず」

なるほど。

さて、仕事行ってきます。

Thursday 15 November 2012

ヒールについて

何かと毎日話題の耐えないクリステン・スチュワート。
数ヶ月前の浮気騒動でますます人気に火がついたように思える。
最近気に入った記事がこれ。
http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2231644/Kristen-Stewart-says-stand-actresses-concerned-looking-pretty-heels.html
いつものようにデイリー・メイルから。
こんな感じのことが書いてある。

「『トワイライト』シリーズのベラ・スワン役でいっきにスターダムをかけあがったクリステン。どんなデザイナーの服でも指名して着ることができるにも関わらず、彼女が選んだのはクリスチャン・ルブタンやジミー・チュウのハイヒールではなく、くたびれたコンバース。」

そして、こうある。
she has now admitted she 'can't stand' actresses who are too concerned with 'looking pretty in your heels'
(ヒールを履いて美しく見せようと必死な女優たちには耐えられない、と彼女は言っている。)
.

トップに登りつめた人が言うとカッコいい台詞だ。

人間(とくに女)というのは不思議なもので、ヒールをはいた(またはそれを賞賛する)セレブたちを見ると、
「きれいでいるためにはかかとの高い靴を履くのがマストなのね」
と思ってしまう。
先日読んだ雑誌でも、売れっ子モデルの水原希子が
「ちょっと足が疲れても、おしゃれにはヒールが必須だからがまん」
というようなことを言っていた。
そのほうが小顔に見える、と。
(彼女はスニーカーをはこうが何しようが小顔である)

なるほど、と思うのだが、その直後にクリステンのこの記事を読んだら
「そうだわね。ヒールなんてバカバカしい」とさえ思ってしまう。
なにせ天下のクリステン・スチュワートが言うのだから、と。
ドレスにコンバースってイケテるのかも、と。

私自身は、ヒールにこだわりは無い。
ヒールを履き続けた数年間のせいで左足が外反母趾になってしまった。
すぐにヒールをやめた。
ヒールをやめてから、必要最低限の靴しか持たなくなった。
今まで何をやっていたのだろう、とさえ思った。
動ける範囲も広がったような気がする。

それでも時々、ヒールをはくと気分が変わる。
ただ、パーティとか、特別な機会のみにとどめていて、あとは足の健康を第一に考えている。

Tuesday 13 November 2012

褒める、けなす

生まれてから家を出る18のときまで、親には何度も「バカたれ」と呼ばれた。
その当時どういう気持ちだったかは詳しく思い出せないが、よく途中で曲がらずにここまで育ったと思う。

「数学ができない」のと「運動ができない」ことは、自分の基準でそう思っていたわけではなく、周りからそう言われるから、できないものだと決め込んでいたような気もする。

ちっとも楽しくなかった中学、高校時代。
もう少し親に認められて褒められていたらどう違っただろうか、と思う。

それに、私の親はいつも、他人の前になると私たちきょうだいのことをけなした。
「うちの子はわけの分からんことばっかりして」とか「いっつも分かったような口きいて」とか、そういうセリフを、なぜか笑いながら、なぜか少し自慢げに、友人の親や知人に話すのだった。
そして、相手の子どもについて必死に褒めていた。

普段、直接そんなことは言われてないのに人前になると自分のことをそう言われるので、びっくりした。反発こそしなかったが。

小学校の頃まではそれほど気になっていなかったと思う。
しかし中学、高校となると自分にもプライドというものができる。
一人前の人間になってくる。
そんな中で、親から、人前で「この子はどうしようもなくて」という扱いをされるのは屈辱だった。

大学に行き始めてからはそれがもっとひどくなった。
そんなことは言わないでほしい、とお願いしたこともあった。

本音ではないことは分かっているし、けなさねばならない、または褒めるわけにはいかない慣習のようなものもあるのだろう。

だけど自分の子どもには「バカ」とか「あほ」とか言いたくないと思う。
そして、他人の前であっても、素晴らしいことについては褒めたいし、変な謙遜をしたくはない。
謙遜することが子どもにとって良いことだとは少しも思わない。
むしろ自尊心を傷つける可能性があるようなことは行う必要が無い。
事実、私はこうやって、親の嫌な癖の一つとして記憶しているし、そのことを思い出すだけで胸が痛む。

褒めて育てるのはいわゆる「日本のやり方」ではないのかもしれない。
だけど、「内心良いと思っている」ことはやっぱり口に出して伝えなければいけないと思う。
何よりも、親は子どもにとって一番近い存在である。
誰よりも自分を認めてほしい存在なのである。

今、外見や性格を真正面から口に出して褒めあうパートナーを見つけられたことにとても感謝している。

さて、寝よう。

Thursday 8 November 2012

歩くための靴

4月から自転車で通勤している。
時がたつにつれ、ますます朝の電車を避けるようになった。
困るのは、帰り道に自転車ではとうてい行けない距離のところまで行かなければいけないとき。
自転車で行けないとなると、朝も自転車では行けない。
そうすると電車に乗るしかないのか…(ため息)

こんな感じだったのだが、9月か10月ごろ、1度ためしに歩いてみた。
ちょうど1時間で着いた。
かなり脚は疲れるが、いい運動になるし、1時間ならそれほど大変じゃない。
そもそも電車で行くと結局1時間くらいかかっていることになる。
それなら歩いたほうがマシだということに気づいた。

早足で歩くとすぐに汗をかいてくる。
そして、自転車では素通りしていたであろう色々なものが目に入ってくる。
「こんなところに店があったっけ」と思ったり、おもしろい看板や旗などに気がつくようになる。

今履いているコンバースが段々磨り減ってきている。
そもそもコンバースって、歩き回る用にはできていない。
ウォーキングのための、少ししっかりしたスニーカーが欲しいなあと思っている。
靴屋には何度も行くが、結局スパッと決められない。

でもこういうのをゆっくり選ぶのって良いですよね。
買ってしまった後よりも「どれにしようかな」状態のほうを楽しんでいたりして。

まあ、ぼちぼち選ぼう。

いっさいはんは最強

 1歳半。 めいは1歳半である。26日から帰省していて、弟の一家と一緒に過ごしている。姪が2人。ひとつ屋根のしたに8人がいる状態。たいへん賑やかでいつもどこかから泣き声やわめき声が聞こえている。こどもの声は高くていい。なかでも1歳半の姪は、もうどこを切り取っても、おもしろくて、た...