Sunday 25 February 2024

フィナンシェ考(フォカッチャとショートブレッドも)

 すっきり朝起きられない理由を考えていたらひとつ思い当たることがあった:

花粉症の薬だ。2月1日あたりから飲んでいて、ちょうど寝起きがさわやかでない時期と重なっている気がする。1日1回、寝る前に飲むので、うん、可能性としてはありうるな…。

しかし早めに飲んでいるおかげで今年は結構らくな気がする。目が少しかゆい程度ですんでいる。今のところ。

さて、きのうも朝6時半からの合気道、朝稽古に行ってきた。こっち(つまり土曜朝)のほうがどうもリズムが整って良い。今月は3回行けたのでこれで良いということにしよう。今朝はあまり天気がよくないようなので、昨日行っておいてよかったと思う。

きのうはショートブレッドと、フォカッチャを焼いた。フィナンシェは、たねだけ作って寝かせておいて、さっき焼いた。

ショートブレッドでもクッキーでもビスケットでも、名前はなんでも良い。小麦粉150gのうちの10gをカカオにすると消費スピードがいっきに加速する我が家。なんだかんだ毎週末作っている。18cmx18cmにきちんと成形できると、3x6cmに切れるので気持ちがよいがこれがまた難しい。難しいけどいちばん面白いところでもある。
フォカッチャは2日連続で焼いた。写真はおとといのもの。インスタでひたすら流れてくるパン作り動画を見ていると、2時発酵後にブスブスと8本の指を突き刺していく様子が印象的である。海外であれ日本であれ、そうやっている。どこの誰かしらないけどブスブスやっている。高加水のパンはたいていそうして作られているらしい。遠慮がちな私は2時発酵後のパンを潰すのがもったいないような気がしていていつも菜箸でさしていた。そうか、こうやってやるんだなと思いながら見ているうちに、フォカッチャ作りたくて仕方なかった。やってみたらうまく行きました。つぶれはするけど、よりフォカッチャぽくなるし、最後にかけるオリーブオイルがうまく全体になじみやすい。そしてなによりも、8本の指でブスブスやるのが気持ちいい。それだけのために作っていいくらい。インスタとかショート動画とかはこうやって、役に立つ。人生をだらけさせることもあるけど、人生をよりよいものにすることもあるのだ。
フィナンシェというお菓子は家で作れるものだとは思っていなかったけど、若山曜子さんの本がきっかけで作り始めた…のもあるけど、なによりも、卵白消費のためにこんなにちょうど良いお菓子はほかにないのだ。こんなにしょっちゅう作ることになってしまったのは、家人がよくタルトを作るのだが、そこで作られるチョコレートクリームは卵黄だけを消費する。そういうわけでふと気づくと「卵白2個」が余っていることがとても多い。卵なんだからすぐに使わなきゃ、と以前は思っていたのだが、いろいろ調べてみたところそんなに焦ることはないらしい。2週間くらいはもつ。なので、余力のあるとき、たとえば夕飯の終わったあとの1時間で作ったりもする。

コツは、半日くらいは生地を寝かせること。焼こうと思えばそのまま流し込んで焼けるけど、なんだか味気ない感じになります。そしてこの「おへそ」みたいなのができずにつるんとした感じになる。「おへそ」ができてこそのフィナンシェよね。
これは2月4日に焼いたもの。

ちなみにうちはフィナンシェ型がないのでマフィン型で作っていて、まあニセモノ感あるよな。フィナンシェということばの語源を考えるに「財政」とか「カネ」のにおいするなと思って調べたら、やっぱりそうだった。英語だとfinance「ファイナンス」とか思い浮かべると良いと思う。「フィナンシェ」はフランス語のfinancierで、金のかたまり(gold bar)の形をしたものが由来だそうです。だから通常は四角い。

丸もじゅうぶん可愛いんだけど、こいつらがもし四角だったらなあと考えると、まあ欲しくて仕方ないわけです、型。というわけで毎日のようにネットで見てます、型。そうしているうちに「特に卵白余らない期間」がやってくると、自然とフィナンシェ作る機会も減り「まあ型なんて買わんでもよかよね」となってしまう。結局、1年近くそれを繰り返している。

実は、ちょうど先月だったか、マフィン型の底がやぶれた。10年以上使っているシリコン製。6つあるうちの一つに穴があいた。あー、型買うときかと思ったけど、それでも使えちゃうんだよね、オーブンペーパー敷けば。うーん。

Friday 23 February 2024

朝起きれない、朝稽古

 なんだか朝すっきり起きられない日が続く。こんなことはあんまりないんだけどなと思って原因を考えてみるけど、疲れているという以外に思い当たらない。いつもと変わらず9時に就寝するが、5時に起きられない。起きるんだけどまだ寝られる。ここ2週間で、5時前に「ああそろそろ起きる時間かな」と思いながら自然と起きたのはたったの1日だったと思う。気温や、通常の眠りの深さ、浅さにも関係があるのかもしれない。

そういえば体重もなんだか重い。理想の体重よりだいたい1kg重い。いずれ戻るから、と思っていてもなかなか減らない。どうしたものか。

さて、雨の続く1週間だった。といってもきょうは祝日でだいぶ短く、得した気分の1週間。祝日は合気道も休み。

合気道といえば、今月は2回も朝稽古に行った。いつもは日曜に行っているが11日は祝日だったのもあって、思い切ってその前の日の、土曜に行った。するといろんな人から「朝も来れるんですか」「珍しいですね」と声をかけられた。寒稽古がきっかけで、朝行けないことはないということがわかった。これが続くと期待しないほうが良いので「まあ月に1回、朝稽古とか…ね」と言っていたのだが、なんとこれが先週も行った。むしろ朝のほうが良い気がする。というのも「行こうかどうか」と考える暇はないからだ。6時半開始のためには6時には家を出なければいけない。そしてその後、1日がゆったりすごせる。やるべきことが7時半の時点ですでに終わっていて体が活性化しているのはとても気持ちがいい。朝稽古が自分に最適なのではないかと思えてきた。行けるようだったら明日も行こうと思っている。

朝スパッと起きれない理由はまさか朝稽古のせいではない…だろう。

Monday 12 February 2024

「おはよう、きょうという1日!」

 きのう、子の友達が遊びに来た。1歳のときから同じ保育園、学校に通っているが遊びにきてもらうのは実は初めて。

前日の夜、布団に入ってもなかなか寝付けない我が子。

子「たのしみすぎてねむれない」

子「あー、はやくあしたにならないかな」

子「いちにちってすごいよね、いちにちの人生っていちにちで終わるんだもんね」

私「すごいね、哲学的なことを言うね」

子「だってさ、あしたになったらまたあしたがうまれるからね。」


翌朝。

子「おはよう、きょうという1日!」


遊びにきてもらうのは2時になっているがその後もずっとスキップしたり飛び跳ねたりしていて、「まだ2時にならない?」とずっときいている。歩きながらも

「ああなんてきょうはうんのいい日なんだろう」。


2時になり、無事に友達がやってきて、楽しい時間を過ごした。私もすごく楽しかった。

それから5時前になって友達は帰った。

夜になって

子「きょうといういちにちがまたあればいいのに」。


子からは学ぶことのほうが多いとつくづく思う。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...