Sunday 26 June 2016

アカシアの皿を買った

木の皿を買った。
無印良品をうろうろすることが最近増えて、その時にふと見つけたのがアカシアの皿。
食器を買うのは有田陶器市でこれぞというものを見つけた時ぐらいである。
しかも木の食器には特に興味もなかった。サラダボウルとか特に買いたいとは思わなかった。
それがどうしたことか無印でこのアカシアの皿を見てからというもの一週間くらい「うーんどうしようかな買おうかな」と考え始めた。
保存食を作ってそれを大き目の皿に並べて夕飯を食べることが最近多いので、それ用にちょうどいいかなと思った。
曲げわっぱ弁当の影響はあるだろう。
買って2週間くらい経ったが明らかにお弁当を持っていく頻度が増えた。ほとんどおかずはない。ご飯を入れて持っていくだけなのだが、これがまたおいしい。のり弁ができるときは作るが、ふりかけごはんでも、梅干しだけでもおいしい。毎日いい木を触っているうちに木に魅力を感じるようになったのだろう。

調子にのって増やさないようにしないと。もともと持っていた食器だけでも十分に使えるのだから。

ただ、こういうささやかな変化で生活が楽しくなるのって良いですよね。

ちなみに何かものを買いたいなと思ったときはその日から少し時間をおくことにしている。この皿の場合は一週間くらい。大きな買い物であればあるほど、だ。そんなのすぐ購入しない。時間が経ったら不思議なくらい魅力を感じなくなっているときだってあるから。うちの父親なんて一年待つと言っていた。一年経ってもまだほしいと思うんだったらまあ買うかもしれない、そうだ。

Sunday 19 June 2016

ギリシャ神話、聖書、西洋絵画

あっという間に六月も終わろうとしている。早い。だいたい落ち着いて過ごせているのだが、結局は同じことを繰り返しているだけである。つまり、良いことだ。

昨日図書館で「芸術新潮」という雑誌を手に取った。ツイッターか何かで「今月号面白い」という情報を得てから、読みたいとは思っていた。今月号は「仁義なき聖書ものがたり」というテーマで主に旧約聖書について西洋絵画とともに解説されている。

何を隠そう、この手の読み物、大好きなのです私。小さいころから、たぶん図書館では料理本と同じくらい魅力的だった。小中学生用にわかりやすく図解されている絵画の本など。

小中学生ではなくなった今も、小中学生用があるとどうしても手にとってしまう。で、芸術新潮は大人用であるわけだが、これまた面白かった。読み始めると止まらず、結局全部で4時間ずっと図書館にいたうちの2時間はこの本に費やしたと思う。

なんだ芸術新潮ってこんなに面白かったのかよ、と思いながらバックナンバーを調べてみると、もういてもたってもいられないくらいに魅力的なナンバーが並ぶ。まず「ギリシャ神話」を探し出して、さっそく借りた。

昨日の夜から何度も読んでいる。今朝も起きてすぐに、横になって読み始めた。そもそも西洋絵画が好きなのだが、西洋絵画は聖書やギリシャ神話と切っても切れない縁にある。

で、ギリシャ神話も好きなのだ。小学生のころ、初めてギリシャ神話を読んだときのことを覚えている。あの本は誕生日プレゼントだったかなんだったか忘れたけど、とにかく手から離れなかった。なかば中毒気味に読みふけった。「駄目だ、宿題をしなければ」と我に返り、本を閉じてランドセルの下に隠すか何かして宿題をやりはじめたがまったく手に付かず、横目であのオレンジ色の厚い本をチラっと見る…を繰り返した。

それだけもともと好きだったのなら今さら新しく知ることなんてないのではないか、と思うかもしれないがそうはいかない。読むたびに必ず新しいことがあるし、ギリシャ神話も聖書も西洋絵画も、これでもかというほど奥深い。どれだけ見ても、読んでも飽きない。

紀元前からのお話なのに、とにかく人間くさく、どうしようもなくて、根本的にはみんな今と何も変わっちゃいないんだなと思う。

話は少し変わるがやはり人間は物語性というものにどうしようもなく魅かれるのだと思う。人の話を聞くにしても、そこにストーリーがあるかどうかで引き込まれ方はまったく変わってくる。よいプレゼンテーションにしても、デリバリーの巧さ以上に、ストーリー性がものを言う。ひとつの絵を見ても、その絵にどうやら背景があるらしいと知ると、どうしてもそれを知りたくなるし、その絵の魅力は増す。
だから人に話をするときには、そこに物語性を持たせると良いんだろうな。

さて、ちょっと掃除してプール行って来ようかな。

Sunday 12 June 2016

柴田慶信商店の曲げわっぱ(手の平弁当)

ついに!
わっぱを買いました!曲げわっぱ弁当。
しばらくの間重ねた調査の結果、「柴田慶信商店」のものにした。


昨日の話。
朝は少し疲れていてだるい感じがしたが、友達と会う予定になっていた。
あえて「買いたいものがあるから」と浅草を指定し、そこで会うことにしていた。
えいやっ、と重い腰を上げて出かけてみると、体調はむしろ良くなっていった。
天気はとてもよかった。

買うかどうかは決めていなかったが、とりあえず実物を手にとってみたかったので店舗を訪ねてみることにした。
小判型の小が第一候補だ、と思っていたが、これが結構小さかった。
しかも、「在庫不足でして、次に入ってくるのは6カ月後」と言われた。

...6か月??


これから6か月となると、来年の話だ。うーむ。
相当待たなければいけない。

友達がサンプルを見ながら「小さすぎる気が」と言う。
確かに。400mlぐらいらしいが、たぶんすぐにおなかがすくだろうなという容量。

あまり変わらない値段で「手の平弁当」という種類があった。
どうせならこれがよいのではないか、と言われた。
値段を聞いてみると、小判型の小とあまり変わらない。
小判型より直線部分が多い。
容量は500mlぐらいだそうだ。ちょうどいい。

「きょう入ってきたばかりです」と、店員。

とにかく、手触りがよい。
サンプルを手にしたあと、いつの間にかずっとそれを握っている。すでに手放せなくなっている。笑

しばらくそこで迷っていたが、結局買うことにした。
友達の押しもある。
こういうとき、一人でいるよりも友達がいたほうが決断が簡単に下せる。
友達の何気ない一言一言が「うーん、やっぱそうだよな」とか「たしかに」とか結構心に響き、購買の決断に影響する。
自分が逆の立場だと、そこまで重要なアドバイスは言っていない場合が多いことを考えると、やはり迷える子羊は藁をもすがるのだ。(そんなことわざあったっけ?)

その「きょう入ってきたばかり」の中から、「好きなものを選んでください」、と言って見せられたのがたったの3点。入ってくるといっても大量に入ってくるわけではないのだ。少し赤みのある木の、斜め気味に木目の付いているものにした。


実際に買って、触って近くで見てみると、これはすごい技術であることが分かる。
ただの木を、これほどまでになめらかに曲げてくっつける技術。決して誰でも持っているものではない。
なるほど「次に入るのが6カ月後」になるわけだ。
値段も1万円近くするが、その価値は十分すぎるほどにある。
いや、まだ使い始めていないので断言はできないが、買った今の時点ではそう思う。
大量生産ではない、世界じゅうにこの1点しかない、という貴重さをかみしめる。
職人さんの手から、私の手に渡ってきた。
今の世の中、失いかけている大事なことを考えさせられた。
大事に使おう。

Tuesday 7 June 2016

ほうろうが届いた

ほうろうが届いた!
待ちに待った(と言ってもたった2日)ほうろうが届きました。
嬉しすぎて箱を明けた瞬間「いぇーい」と声を出してしまった。1人で。
台所用品って本当に幸せになる。昔からそうだけど売り場に行ってもちっとも飽きずに見ていられる。

ゴーヤが安かったので豚肉も一緒に買ってチャンプルーにした。だいぶ肉のほうが多くなってしまったけど…。そしてほうろうに入れて職場に持ってきた。これとわかめごはんが今日のお弁当。

野田琺瑯のホワイトシリーズ、レクタングル深型Sです。500mlくらい。お弁当にも、保存容器としてもちょうどいい。
これは一生ものになるかな。大事に使おうと思います。

ところで「ほうろう」って変換すると「放浪」のほうが先に出るので思わず笑う。
放浪、とまでいかずとも、したいねえ、旅。

Sunday 5 June 2016

常備菜で夕飯

きょうは余裕があるので2つ目の投稿です。

昨夜、狂ったように料理しまくった。
いや、狂うと言っても6,7種類の料理をいっきに作るだけである。
しかも比較的手間のかからないものを。

で、作ったもののうち、ほとんどは昨日食べなかった。
食べたのはほうれん草の胡麻和えとトウモロコシくらいかな。

そのまま保存容器に入り冷蔵庫で1日経ったものが今日の夕飯になった。
こんな感じです。
上から時計回りに:
タコとトマトとオリーブの炊き込み御飯
切り干し大根とツナのサラダ
とうもろこし
なすのマリネ
ズッキーニのマリネ
切り干し大根と昆布の酢醤油漬け


いやー、美味しかった。満足。

曲げわっぱに手が出ない代わり、というわけではないが、野田琺瑯の容器を2つ注文した。明日には届くはず。楽しみだ。

そんなこんなで常備菜とか作り置きの料理に少し凝っている。
いや、今までも作っていたメニューと変わらないが、キッチンが広くなったので料理する気になったのと、保存容器が良ければきっと作り置きももっと楽しくなるだろう、という理由。1番大きな理由は、健康的にいろいろ食べなければ、という意識が高くなったこと。

さて、昨日のメニューを詰めたらあっという間に明日のお弁当が出来上がった。お弁当箱は例の、高校時代からの青いやつだけど。

ところで切り干し大根のサラダは思いのほか美味しかったです。単純に、切り干し大根を買ったら裏にレシピが書いてあったのでそれを参考に作ってみただけだけど。切り干し大根は栄養価も高くて美味しくて安くて手軽で良い。

ああ早く琺瑯届かないかなあ。

曲げわっぱ弁当

きょうも「やや」食べ物に関する話題。


欲しい欲しい欲しい欲しい…

最近ともすれば夢にも出てきそうなのがこれ。
曲げわっぱ弁当。

先日、本屋に行ったところ、お弁当の本がいくつか並んでいた。
そのほとんどで使われているのが「わっぱ弁当」である。
断然おいしそうに見える。

最近キッチンが新しくなり今までよりも広くなったのもあって、より料理をする気になっている。気になっただけではなく、確かに今までよりも料理をするようになった。余力があれば翌日のお弁当も準備しようかなという気になる。

今のところ持っているお弁当箱は高校時代から使っているものである。青いプラスチック製の少し重めの弁当箱。確か、誕生日に買ってもらった気がする。当時はよく使ったが、お弁当というものを作らなくなってからはとりあえず持っているだけになってしまった。

前日の夕飯の残りをタッパーに入れて持っていくことはよくある。

しかしながらそもそも最近、プラスチック製のタッパーというものに不信感を抱いている。長く使っていると少し傷がついてきたり油汚れが落ちにくくなったりする。何度もレンジにかけたりしているうちに、きっと有害な物質は少なからず出てきているのではないか。

そんなこともあっての「わっぱ」である。わっぱが欲しい。ただ、当たり前だが、良いものは高い。8000円くらいする。一生ものだと思えば買う価値はあるだろうけど今のところまだ手が出ないでいる。あと一週間くらいすればわっぱ熱も覚めるのだろうか。

ところで「わっぱ」と聞くとどうしてもバーガーキングの「ワッパー」を思い出さずにはいられませんね。ああしばらく食べてないなあ、ああいうジャンクなもの。食べたくなってきた。

Saturday 4 June 2016

西友のクロワッサン

昨日に引き続き再び食べ物の話。

西友というスーパーをご存知でしょうか。だいたい全国にある。
仕事に行く途中に立ち寄ることがある。朝はだいたい水とかお菓子とかを買うことが多かった。「安いですよ」という同僚のすすめもあった。
地下や2階以上で買い物をすることはほとんど無く、1階だけをウロウロする。

あるとき、クロワッサンを買ってみた。知人にすすめられたのだったと思う。6個入りで274円。小さいクロワッサンで、中にチョコレートが入っている。いわゆる袋入りの菓子パンとは違い、お店の中で焼いているらしい。
(画像は西友のウェブサイトからお借りしました)

朝早くにはパン類が売られていないので、夕方の帰り際に一袋買っていくことが多い。翌日の朝ご飯として。それに、夕方の空腹を埋めるのに、1つ2つつまむのはちょうど良い。

まさに「小さな幸せ」である。こういうのって嬉しいですよね。「ポケットのなかにはビスケットがひとつ」みたいな、ささやかな喜び。叩いても増えませんけど。

朝、パンが食べたいけど食パンじゃないパンが食べたいとき、ベーカリーに寄ろうとしてもベーカーリーが開いていないとき、さらにコンビニの菓子パンでは満足できないとき、家にこの一袋があるとなんとも幸せな気分になるし、朝起きるのが楽しみになる。

賞味期限までに食べられなければ冷凍すれば良い。

ちなみに4種類あります。ただのクロワッサン、チョコレートのクロワッサン、クリームのパン、それからアップルパイ。アップルパイはまだ試したことがない。

西友を通りかかったらぜひお試し下さい。ベーカリーには敵わなくても、ささやかな喜びを与えてくれます。

Friday 3 June 2016

マルセイのバターサンド

キーボードのnとbが使えなくなってかれこれ半年。

やっぱり不便だ。ブログを書こうにも、キーボードが使えないと、まずやる気というものが出ない。 i padで書くこともできるが、キーボードじゃないと書いている気がしない。i pad類でタッチしながら書くのがとにかく苦手で(こんなこと言うとまるで老人のようですが)画面は小さいしすぐに打ち間違う。だから電車の中(というかもはや道端)でスマホを見ながらカチカチ打ち込んでいる人たちには感心してしまう。打ちにくいだろうによう。あれもひとつの技術である。ま、スマホ見ながら歩くのはまったくいただけませんが。ブログの更新も自動的に1週間に1度ぐらいになってしまう。

今日は別のパソコンを持ち出して書いている。

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「マルセイ バターサンド」について。

いつも差し入れにお菓子を持ってきてくれる同僚がいる。それがただのお菓子ではない。治一郎のバウムクーヘンとか、マルセイのバターサンドとか。

マルセイのバターサンド…!!!


先日これが(おそらく)30個入った箱をドーンと持ってきてくれた。週末に北海道に行ったらしく、空港で買った、と。あのレトロな赤いパッケージがまばゆく、目がくらくらするほどだった。

一人二つでも三つでもどうぞ、と言われた。
これおいしいんですよね~と言いながら食べたら

冗談じゃない美味さだった…!!!
久しぶりに食べたのだ。


最後の一個を食べ終わってから数日が経過した。
ネットで「マルセイ…」と検索してはため息をついている。
これはまさに「バターサンド・ロス」である。

六花亭のネットショップだと送料600円くらいらしい。
思い切って買おうかしら、とも思うが、時々「スーパーで見かけた」とか「デパートで北海道フェアやってた」とか聞くので、そういうのを狙うのもありだ。

あー、食べたい食べたい食べたい
…とバターサンドのことを考えながら明治リッチビスケットをかじっている。これはこれでよい。

ところで、「バター」のことを昔は「バタ」と表記(発音)していたと思われるが、そっちのほうが素敵だと思いませんか。

明治大正のハイカラさんが「バタ」を買い求める姿を想像してみてください。やっぱりそこは「バター」ではなくて「バタ」。しかも英語の発音にも「バタ」のほうがだいぶ近い。

イギリスで会ったJennyというスペイン人の女の子が、自分の名前のカタカナ表記を教えてくれというので「ジェニー」と書いてあげたら、最後の棒について説明を求められた。伸ばす音だよというと、「違う、じぇにー、じゃなくて、じぇに、なのに、どうしてその棒が必要なの」と言われたのを思い出す。それはそうだなと思ったのはかれこれ十数年前。

いずれにせよバターサンド食べたい。

いっさいはんは最強

 1歳半。 めいは1歳半である。26日から帰省していて、弟の一家と一緒に過ごしている。姪が2人。ひとつ屋根のしたに8人がいる状態。たいへん賑やかでいつもどこかから泣き声やわめき声が聞こえている。こどもの声は高くていい。なかでも1歳半の姪は、もうどこを切り取っても、おもしろくて、た...