Sunday 20 February 2022

まさかのコモドホテル

ご多分にもれず『愛の不時着』にハマっている。第2話まで見て「これは面白いな」と思っていたところ、その翌朝、主演の2人が結婚するというニュースが飛び込んできた。なんとめでたい。

さて、昨日。
第5話と第6話を見ていたところ、「平壌ホテル」という場所が出てきた。なんとなく、馴染みがあるように見えた。が、そもそもドラマのストーリーのほうに夢中なのでそれほど建物に気をつけて見ることはなかった。

が、それでも、だ。
どうもこの壁、見覚えがある。(以下、写真はスクリーンショット)

 そしてこのロビーからの眺め。

さらに受付。

そしてこのエントランスを見た時に「これは」と思った。釜山のコモドホテルに酷似している。


そのあとはドラマが面白すぎて特に調べることもなく第6話まで見終わった。

それから寝る前に「そういえばあのロケ地調べてみよう」と思い出して「愛の不時着 こ」まで検索したところすぐに「愛の不時着 コモドホテル」と出てきた。「やっぱり!」と心のなかで叫んだ。

実は、釜山のコモドホテルは仕事で4回も滞在したことがある。4回というのは多い数字だと思う。国内のホテルでもそんなに何度も同じ場所に泊まることはないだろう。下見を含めて4回。泊数で言うと計10泊を超えるのではないだろうか。丸一日、ロビーで待機しつつ仕事をしていたこともある。海外旅行でワクワクする、というよりはもはや慣れすぎていて「勝手のわかる」場所になっていた。

調べたあとでもう一度ドラマの場面を見てみた。
確か船をモデルにした建物だった。建物が弓のようにカーブしているのが特徴だ。そう思って見ると、確かにこの廊下、こんな感じでした。曲がってた。
ロケ地になったということはきっと予約が多いのだろうか。いや、コロナだからそれほどではないか。そうかあの場所か、と思うと急に韓国が懐かしくなった。というか海外渡航自体がリアルに遠くなってしまったことを感じた。行きたいな、韓国。

Friday 18 February 2022

アマトリチャーナの夕べ

昨夜はこれを作ってもらいました。名前は「アマトリチャーナ」という。要するにベーコンとトマトソースのパスタ。これがまた美味しかった。ベーコンの力はすごいな!

(駅前に、一時的にできている陶器市(?)で買った皿にのせてみた。)
やっぱり、料理が美味しいときは「これ一体何が入ってるの」と思うわけで、食べながら尋ねてみた。

・ベーコン
・玉ねぎ
・トマトソース
・にんにく

だけでした。あとはもちろんパスタ。大人が食べるなら、唐辛子を入れるといいらしい。今回はリングイーネを使ってある。美味しい。子は、おいしすぎて皿を手で拭って食べていた。

「これがブカティーニだったらまた美味しいんだけどね」と聞いて、私は子に「穴のあいた、ストローみたいなパスタもあるんだよ」という話をした。「パスタは色々な形があるよね、最初に考えた人はすごいね」と私が言うと、子は「誰がつくったの?」ときく。まっとうな質問だ。さて誰だろうね…と話しながら3人であっという間にパスタをたいらげてしまった。

平和な夕食である。

さてこちらは子がきのう作った作品:
「新聞配達のひと」
うまい。感心する。こんなのよく考えるなあ。

うち新聞とってないのに新聞配達なんてよく知ってるなあ。

Thursday 17 February 2022

本物のカルボナーラは…

昼に坦々麺を食べたその日、夕飯はこちらでした: Spaghetti alla CARBONARA!!

カルボナーラ。何年ぶりかに食べたと思う。というのは我が家のイタリア人が何年ぶりかに作ったから。これがもう絶品でした。完璧だと思った。全然重くない。ローマで食べたものに限りなく近い。そうです本物はこんな感じです。白くないの。

「カルボナーラにクリームは使わない」というのは、世界のどこに行ってもイタリア人たちが言う言葉だ。しかも自慢気に。「カプチーノは朝食に飲むもの」とか「パスタとピッツァは一緒に食べない」とかもその類である。イタリアの鉄則なのに、違った形で世界に浸透しているイタリア文化にまつわるあれこれを、得意気かつ自慢気にイタリア人たちは指摘するのだ。まるでそれらを最初に発明したのが自分であるかのように。

話をカルボナーラに戻そう。

実際、クリームを使うのも使わないのも自由なのだろう。が、本当のカルボナーラはクリームを使わないし、使わないほうが美味しい。というか使わないから美味しい。もし目の前に勘違いしている人がいたとしたら、イタリア人じゃない私でもきっと言ってあげると思う。「違うよ」と。

初めて食べたときはやはり目からウロコだった。全然違うものをこれまで食べていたと思った。レトルトのカルボナーラは、ただのクリームスパゲッティだと言える。ペペロンチーノも、トマトソースも、本物を食べる(というより作り方を見る)と、呆気に取られるくらいシンプルだ。

イタリアで本物のパスタを食べるとこう思うだろう:


「こんなに美味しいなんて…一体何が入っているんだろう?」


答えは、「あんまり色々入ってない」が正解である。

だいたい3つぐらいの材料で出来上がっている。素材そのものが美味しいならあんまり手は入れないほうがいい。カルボナーラはどうか?材料は、卵、豚肉、パルミジャーノ(チーズ)の3つである。たったそれだけなのだ。(あとはもちろんパスタも。)パスタをゆでるときに塩を使うのでそれ以外での塩の出番はない。日本のたまごかけごはんにちょっと近いかもしれない。


…と、こんなに偉そうに言っていますが私は一ミリも調理に参加していません。全部作ってもらっている。ありがたや。

Wednesday 16 February 2022

美味しい坦々麺に出会った

きょうは11時から少し仕事があるだけだったので、ゆっくりと出かけた。9時過ぎに子を保育園に送ったあと、図書館に行き雑誌を読む。週に1回は、NewsweekとAERAにざっと目を通す。「ざっと」のつもりだが気づくとたいていの場合1時間は経過している。

仕事がちょうど1時に終わり、すぐに帰ろうと思った。さて、昼をどこで食べるか。タイ料理か?ラーメンか?脳内で主に3つの店が候補に挙がった。何を選ぶかによって帰り道が異なる。

知っているラーメン屋の、坦々麺を思い出した。この店では中華そばの醤油味以外を食べたことはない。その中華そばがあまりに美味しかったので先日ネットで検索して口コミを読んでみることにした。そこで紹介されていたのがラーメンではなく坦々麺だったのだ。これは食べたいと思った。

「決めた。坦々麺だ。」

迷いなく店に入った。そして迷いなく注文した。値段が1320円もするというのに、だ。

結果は、正解でした。いや、大正解。量もちょうどいい。上品。そして素材がいい。油っこくもない。すみずみまで食べ尽くした。身近にこれほど美味しいものがあったとは。1320円を払う価値は十分にあると思った。外食で損をしたくない私という人間にとって、日々における選択肢が増えたのは良いことだった。たまには冒険をしてみるものである。

Tuesday 15 February 2022

そういえばバレンタインだった


 フランス語学習320日目。夢の365日はすぐそこです。やればできるんだなあ。本当に少しずつだけど確実に身についている。

今週は仕事が忙しい。金曜の祝日は休めたけど、土日は勤務。祝日が遠い昔のように感じられる。一番寒い時期に一番大事な仕事がやってくる。

それにしても今年は寒い。寒い時期が長いと思う。去年のこの週は「こんなお天気のいい日に部屋の中にいるのは勿体無いですね」「お外でピクニックしたいですね」なんて話していたのをよく覚えている。

そういえばきのうはバレンタインだった。私の職場は、寒いながらもこの週にもっとも重要な仕事がやってくるため、バレンタインなどというものは「ガン無視」でいられる。これが前の職場との違いで、私はこれが気に入っている。前の職場で、「お金を出しあって男性陣にチョコを贈りましょう」という、これ以上ない嫌悪感を催すような提案をする女性がいたものだ。これが今の職場では話題にすらのぼらない。忙しいのでそれどころではないし、そもそも文化としてこの空間には存在し得ない気がする。

ここ10年くらいでバレンタインもだいぶ下火?になってきた気がする。今のご時世を考えると完全にアウトな文化だ。つまり、日本における女性から男性にチョコレートを贈るということが。男女関係なく愛する人に贈り物をする、という方向に変わってきているのではないかと思うし、そうなってほしいと思う。

Wednesday 9 February 2022

「れんらくちょう」のデジタル化

 保育園の「れんらくちょう」がなくなった。紛失したのではない。使わないことになったのだ。すべてデジタルに移行される。0歳で預け始めてからずっと、熱心に毎朝記入してきた私にとって少し寂しいものがある。成長の記録としてこのデータをどうにかして手元に残したいと思うがこれが紙に書かれて本の形になっていない限り、なかなか難しいだろう。

いっぽうで、先生たちにとってはかなりの負担削減になるだろう。まず、連絡帳の管理をこどもたちにさせる必要がなくなる。そして手書きでないことによってコメント記入も早くなる。

ちなみに保育園のデジタル化は突然始まったものではない。昨年のいまごろ行われた保護者会では「保育園というものはなかなかアナログが多くて」と園長先生は言っていた。それが今年度になりいっきに、デジタルですべてを閲覧できるシステムが整えられ、個人アカウントが配られ、今月の献立含む、配布物はすべてそこに集中されるようになった。これで「おたよりがどこにいったか」を心配することはなくなる。大事なおたよりはここで見直すこともできる。この移行は早かった。そしてついに連絡帳も手書きから卒業というわけだ。変化が起きる時には誰にでも戸惑いがあるが、慣れてしまえばなんてことはないのだ。

それでもやっぱり手書きの成長の記録はほしいけど。。。

Tuesday 8 February 2022

常識を変える。オリーブオイルで揚げる。

 やたらと不調だった時期が過ぎて最近は身体の調子がいい。一月前半は2回もおなかを壊した。しかも寝不足だったりにきびができたりした。正月休み終わって、普段の仕事も始まり、だんだんとリズムが取れてきたということだろうか。あとは、もしかすると皮膚科の先生にもらった漢方薬が効いているのかもしれない。漢方を飲み始めて、夜中に目が覚めて眠れないということがなくなった。気のせいかもしれないけど、効いているかもしれないと思っておこう。

常識を変える、ということについて。考えさせられることになった一件がある。

12月のいつだったか、じゃがいもとメンチカツを油で揚げた。ただでさえ暖房で空気のこもった部屋なのに、そこに揚げ油のにおいが充満した。家人は文句をぶうぶう言う。

この件について私たちは夜中まで話し合った。(大事なのは、これは喧嘩ではない、ということ。)問題はにおいだけではなく、実際、からだに良くないらしい。揚げ油を熱するだけで、体によくない物質が出ている、という記事まで読まされた。揚げ物をするならオリーブオイルなら良い、と書いてあった。そういえば料理研究家の有元葉子さんも「揚げ物はオリーブオイルで」と書いていたことを思い出した。

それ以来、家で揚げ物をしなくなった。揚げものをするだけでこんなに文句を言われるなんて懲り懲りだと思った。

先週のこと。夕飯は私と子の2人だけ、というときがあった。これはチャンスと思い、冷凍庫にあるコロッケを揚げようと決めた。そこで、思い切って、安めのオリーブオイルで揚げてみようと思った。エクストラバージン・オリーブオイルは高すぎるので、ピュアオリーブオイルを買ってみた。

すると、驚いたことに、揚げるにおいがまったくといっていいほどしないではないか。じゃがいもを揚げてみたところ、いつもより甘い気がする。コロッケがサクサクに仕上がったのは、いつも通りでそれほど違いはなかった。が、食べたあとも「軽い」と思った。何よりも食べる側の罪悪感がない。だってオリーブオイルなのだから。

費用はかかるけど、思い切って変えてみてよかった。長い目で見ればこんな費用は大したことはないのだ。キャノーラ油にさよなら。そして、揚油はこれ、と凝り固まっていた「常識」を変えるに至ったのは深夜の話し合いだった。やっぱり話すことは大事だ。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...