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Sunday, 31 August 2025

時差ぼけ、こんなに暑い誕生日

 29日と30日の夜は寝ることができた。

【29日】

30日(土)は合気道の朝稽古に行くつもりでいたので、それに向けてちゃんと寝ようと意気込んでいた。寝るのに意気込む、というのもへんな感じがするが、なんてったって1ヶ月以上ぶりの合気道なのだ。優先順位は高い。体調は整えておきたい。

9時から10時の間に寝入った。

【30日】

朝は5時に起きられた。途中、子に起こされもしたが眠れなくて困ることはなかった。29日は仕事再開2日目だったというのもあるかもしれない。ある程度ストレスがかかっているぐらいがいいのかもしれない。合気道には遅れずに行き、やっぱり行ってよかったと思った。体が思い出すまでに少し時間はかかったけど、やっぱり気持ちが良いと思った。めぐまれた環境にいる。これからも合気道に通える位置に住もう、と思いながら帰った。その後は一日中、エアコンのなかで過ごした。暑すぎて外に出られない。リンゴジャムでタルトを作った。それからバナナとココナッツのドロップクッキーと、パンも焼いた。久しぶりに日常が戻ってきた感じ。

体を動かしたおかげか、この日の夜もスーッと眠れた。

【31日】

今朝も5時に起きた。やっぱり5時台の起床が良いのだろう。Ruby Thandorという人がいて、知っている人はすぐにわかるだろうけど、「ブリティッシュ・ベイクオフ」にかつて出てきた人。この人が最近、The New Yorkerでブリティッシュ・ベイクオフについてのエッセイを書いた。Inside the World of "The Great British Bake Off". どうにかして読めないかなと思っていたら、今朝、朗読を聞くことができた。30分近くかかる。これは偶然かもしれないと思っていたら、どうやらきょうついにpaywallがはずれて無料で読めるようになっているらしい。スクショもコピーもして、ソファに寝っ転がってi padで読んでいたらだんだん眠気がおそってきた。10時ぐらいだったか、少しわたしは寝たようだ。午前中にに眠くなるなんてとても珍しい。やっぱりまだ安定していないなと思った。

きょうは子の誕生日なので朝からお祝いをしたところだった。無事に大きくなっている。きのうの夜は「なんでかわからないけど悲しい気持ちになる」と言っていた。なんでだろう、と言いながらいろいろな可能性について2人で話してみた。イタリア、日本間での混乱があるかもしれないし、そもそも毎日きちんと眠れていないのは原因として大きいかもしれない、そしてもうすぐ学校が始まるので戸惑いがあるかもしれない、など。大きくなっていろいろ感じたり考えたりできるようになっているので、ものごとが単純にいかなくなるのは自然なことかもよと言った。

それにしてもこんなに暑い誕生日があっただろうか。きょうは外に人影がない。災害と似ている。

Wednesday, 23 July 2025

面談、負荷試験、サンドイッチ

宿泊を伴う仕事が2つと、イタリア行きとがこの夏休み中にはある。始まってからドタバタしたくないと思って、病院その他の予約、用事は計画的に済ませているはずなのだが、それでもこの2日間(22,23日)は忙しい。おまけにこんなに暑いので、外に出るのも勇気がいるし、体力を使う。

忘備録もかねて。
22日。
朝は我が子の個人面談。「僕も行きたい」とは言うが、これは大人の話だからね、と言って私だけが行く。朝1番にお願いしていたのだが、あとから担任の先生から電話がきて、もう少し早く来れますか、とのこと。当然、たった15分で終わるわけがないので、二つ返事で15分前に到着した。特別支援の先生もきて、3人で面談した。電話で聞いていたとおりではあるが、やはり学習面での困難が大きい、とのこと。4年生以降、もっと大変になっていくだろうから、今できることとしては、どこまでが身についているか、こちらが把握した状態で、本人に合ったものに取り組ませるほうがよい、とのこと。夏休みは良い機会なので、2年生の復習からはじめてちょうど良い。宿題も、とうてい無理だろうというものがあるので、それだったら、かわりに復習のものを取り組んだら、じゅうぶん、と言われた。ありがたい話だ。

私がみている分には「去年よりだいぶましだな、成長したな」と思うのだが、これがクラスという環境になると、そうも言ってられない。本人が自己肯定感を持つには、周りとの差が大きすぎる。やってもどうせできない→やりたくない、の流れができあがってしまうのも無理はない。

そこでわたしが躍起になりすぎたり、暗くならないことかなー、と思っている。あきらめるわけではなくて。あくまでもこの子をみながら取り組んでいくしかない。焦らないこと。

午後から、アレルギーの負荷試験。今回はクルミ。めずらしく午後の回だった。12時までに行けば良いということだったが、家にいても暑いだけだし、食事ができるのは11時までということになっていたので、早めに行って病院で何か食べようと10時半前に家を出た。暑い。逃げ込むように駅へ。車酔いやらトイレやら、たくさん心配しながら出かけなければいけなかったときと比べると本当に楽になった。自分の荷物は自分で持つ。助かる。

病院のコンビニで食べ物を買う。

お金を渡してコンビニで何か買う、ということを3月以降ときどきやってみている。弟の奥さんが春休みにやらせてくれて、そうかこういうのやってみないとダメだなと思ったのがきっかけ。やってみたら意外とできるしだんだん上手になってきた。

サンドイッチを2つ買ってきてくれた。2人分、とお願いしたので二つあるのだが、「どっちもぼくが食べたくなっちゃうんだよね〜」と言いながら買ってきた。それは困るので半分ずつ食べた。

負荷試験は順調に始まり、クルミ0.3gを食べても症状は出ず。陰性。よかった。ベッドの上でお絵描きやらマイクラやら宿題やらして過ごした。私は読書。「世界の教育はどこへ向かうか」。

2時半くらいに帰宅指示が出たので無事に帰った。やはりお腹が空いたというので、そりゃそうだろうなと思って350円渡したらまたしても「シャキシャキレタス」のサンドイッチを買ってきた。これは1人で食べるらしい。

家に帰って、なんだかぐったり疲れていて、何をしたかあまり覚えていない。6時ぐらいになって、こども用歯磨き粉がないことを思い出し、ドラッグストアへ行った。わたしのシャンプーもない。

2日後にせまった、父子のイタリア行きの準備に、わたしがそわそわしている。まだ何も準備されていないのだ。だいたい前日に始まる。それでもだいたいうまくいくし、心配してもどうにもならない。心配って、具体的になにを?と考えても、実は何もない。パスポートさえあればあとはだいたいのことはなんとかなるわけだから。こんなにそわそわするのは、
①我が子のことだから
②歳をとったから
③上記全て
さてどれでしょう。

Thursday, 24 April 2025

3年生になって、相談室メモ

 3年生になった我が子。新年度に切り替わったとたん、とても調子がいい。授業中も、座っているらしい。これは驚くべきこと。悪ノリする仲間たちとはクラス替えで別のクラスになり、とても良いスタートがきれている。

2年の後半、授業中に使ってよかったタブレットも、使わなくなったどころか、今となっては持っていくことすらない。持って行きたいと言うことさえない。環境が変わっただけでこんなに変わるのだ。

2年のときに使うことがなかった連絡帳と算数ノートのページが進んでいることに驚いた。算数なんて、ノートどころか教科書を開くことさえなかっただろうに、今は毎回の授業でなにか書いている。驚いた。

エピペンを持っている子は、毎年はじめに面談があるので先日行ってきた。養護教諭、担任、校長、栄養士。4月にこれがあると担任の先生と話す機会があって良い。「とても良い感じですよ」と言っていた。ありがたい。

そのあと、もともと予約をとっていたスクールカウンセラーとの面談。こちらもやはり「最近調子良いですね」と。「調子が良い今が、習い事などを始めるチャンスかなと思いましたけどそこにはのってこないのでまあいっかと思ってます」と話すと、「やることを増やさないほうがいいです」と言われた。そうだった、相談室に行くとこの点についてあらためてハッとするのだった。

・習い事のしすぎで、学校では無気力という生徒は少なくない

・スキル、技術を身につけるのは中学校に入ってからでも

・小学生は「毎日わくわくしていること」が大事

・生きてるのが楽しいと思えること、希望を感じられることが大事

・習い事より友達と遊んで学ぶことが大事

・待ち合わせをしてたのにうまくいかなくてすれちがったり、ボールで遊んでてとなりの家にボールが入ってしまって困ったり、そういう問題解決を人としていく経験など

・本人がやる気で言い出さない限り無理にやらせなくていい

・こどもはのんびりする時間がないと

相談員の先生はいつもこのことを言うのに、しばらく面談をしないと「習い事でもしたほうがいいんじゃないか」という欲求?が戻ってくる。大事だと思ったのでこうやって書いておく。

Sunday, 16 February 2025

綱渡りの1週間

 建国記念日が終わってからずっと勤務している。といっても5日連続の労働なのでいつもと同じはずなのだが、なんだか長く感じるのは業務内容によるのと、土日がかかわっているせいだろう。簡単に休むことはできないのだがこういうときに限ってFもいくつも用件があって、子を家に一人きりにさせざるをえない状況が何度か生じている。仕方ないとは思うがこの綱渡り状態は本当に神経をすり減らす。

13日は、朝から2人ともいない状況になり、子が自分ひとりで鍵をしめて出て行くことになった。毎朝うちの前を通る、子の友人とそのお母さんに「ピンポンしてください」というお願いをして、さらにfacetimeでうちの実家とつないでおいて、一人にさせた。結果的にうまく行ったのでよかった。

14日は1人で鍵をあけて家に入っておく、ということになった。わたしが間に合うはずだったが想定外のことが起きて間に合わなかった。家に帰ると泣きながら子が出てきた。待っていたのは20分くらいのはずで、きっとYoutube見放題のお菓子食べ放題でエンジョイしているところだろうと思っていたら、全然違った。「まだ帰ってこないのかなと思って」という。ごめんねごめんねと言うと、そんなにあやまらなくてもいいよ、と。やっぱりまだ小さいしかわいい。きょうはバレンタインだったねそういえば、と言うと「バレンタインにこんなことが起きるなんてねえ」と。

15日は問題なし。Fがいたから。土曜出勤の前に合気道に行ってきた。土曜の朝稽古に出るようになってから1年が経つ。気持ちよかったし楽しかった。土曜の朝でまだ人の少ないなか、まっすぐ職場へ。

そしてきょう16日はまた問題で、私の仕事がいつ終わるかわからないけどなんとしてでも午前中で出てくる、ということになっている。12時前にFはいなくなるので、交代なのだが、交代のあいだに時間が空きそうだ。というわけでその間、こどもは家に1人でいることになっている。放っておくとお昼になってしまうので、これは割り切って早く帰らなければいけない。こういうとき、ストレスを感じる。えいやっとやるしかない。どっちかをとらないといけない。どっちも、は無理。

こういうときに合気道が役立っているような気もする。私のように未熟なものが言うことではないかもしれないけど。主体性を持って動くこと。しかし礼儀は忘れず。そして道場には見習いたい大人が何人もいらっしゃって、ふとしたときに「あの人ならどうするだろう」と思うことがある。

Wednesday, 12 February 2025

いろいろあった数日の記録

6日木曜日。我が子の学校公開日。朝から「来てください」と担任から指定があったので行ってきた。ちょっと学級崩壊気味だと思った。行ってようやくわかった。いうことを聞かないのは私の子だけではない。ほかにももっと困った人たちがいる。勝手に歩き回る生徒が何人かいる。6月に見た姿とはだいぶ異なっていると思った。我が子をふくめ、移動教室に移動しない生徒がいて、これを移動させるのが一苦労だった。1時間目から校長先生が後ろにいる。授業の途中で担任が電話をかけて副校長がやってくる。この調子なのだ。行ってわかった。

だいぶ疲れて不機嫌になったわたし。それでも午後からは子をつれて面談と検査へ。ちょっと離れたところにある。自転車で行って、近くのファミレスでお子様ランチを食べた。喜んではいたが私の機嫌が悪すぎてだいぶ気を遣わせてしまった。今となっては反省している。

8日と9日、土日とも合気道へ行った。気が向いたので。だいぶ疲れたけど楽しかった。2日連続行くというのは珍しいことだ、と思っていたけど最近そうでもなくなってきた。行けた日はカレンダーに「よくできたね」とか「がんばったね」のシールを貼っている。

10日、月曜日。この日も休みをとっている。朝から成育医療センターへ。アレルギーの面談。今回は子なしでわたしだけ。毎日食べさせている、ナッツ入りの蒸しパンについて、何g入れているかを問われてパッと答えられず適当に答えたら、なぜ前回の倍の量になるのかと責められる。確かに。これは完全に私が悪い。でも、覚えてられないんですよ、しばらく前に作って冷凍してるんで、もう覚えてないです。そして毎日忙しくてそれどころじゃないです、先生。具合が悪くならなそうな量を入れてますから、それ私なんとなくわかりますから、親なんで。

…とは言えなかったけどそう思った。

4月と5月に予約をとる。負荷試験の予約をとるための予約、である。先のことはわからないのに予定がどんどん入ってきて自分ががんじがらめになるような感じがして気が滅入る。ときどきこのアレルギーについては「もういいです、やめます」と言いたくなる。

それでも、だ。12月の血液検査の結果が今回わかったのだが、該当食物の数値がいっきに下がっている。この2年間、やってきてよかったというわけだ。毎日面倒ながらも食べさせ続けた甲斐があった。なにも食べなくても数値は下がったのだろうか?わからない。だけどこの2年間通ったのは無駄ではなかった。

いろいろうんざりしてきて、だいぶ不機嫌になって帰った。

子は1時ごろに帰宅することになっていて、家で「おかえりー」と迎えた。それから多すぎて困る私の髪を切りに、というより減らしに美容院に行った。3時すぎ?に家に帰り、宿題は済んだかと聞いていたらなんと発熱している。なんてこった。きょうは通院で、本来午前中しか必要ないけどいちおうまる1日看護休暇をとっていた。が、午後まで本当に看護休暇が必要になるとは。正解だった、というべきか、そのせいで熱が出たのか。こうやって熱が出ると原因を究明したくなるけどいまさらいろいろ考えてもしかたない。

アレルギーの血液検査で花粉やダニも数値として出ていた。やっぱり花粉症だ。発熱と花粉症でいっぺんに小児科に連れて行った。インフルの検査などもせず、薬を処方してもらって帰った。小児科に行くと「アンパンマンペロペロチョコ」を買うのが恒例になっている。買っていい?と言われたから、あんた熱あってたいへんなんじゃないの、と聞くと、だいじょうぶと答える。仕方なくコンビニに行くとアンパンマンペロペロチョコがとんでもない値上がり。当時は80円くらいだったのが、100円になり、この時はすでに120円。たったこれだけのチョコレートの塊に!!板チョコの何分の一だよ、という小ささなのに!!「高っ!ちょっとこれ高いよ、こっちがいいんじゃないの」と言ってキャラパキチョコを指すと「たしかに」と言ってそれにした。20円しか違わないけど。

ものすごくいろんなことがあった10日。仕事するよりだいぶ疲れた。

11日、祝日。一日中家のなかで過ごした。子の熱はだいぶ下がった。きっともう大丈夫だろう。それにしても一日中家のなかにいるというのはだいぶイライラする。家にいるせいなのか、それともほかに原因があるのか、わからない。ホルモンバランスだろうか。どうもいろいろよくない、最近。なぜだろうと考えてみるけどわからない。仕事が忙しくなくなったので、いろんなことを考える暇ができてしまったのかもしれない。小人閑居して不善をなす?

Tuesday, 4 February 2025

最近の我が子

 先週火曜日の夕方、小学校から電話がかかってきてついに校長面談になった。きっと先生がお手上げ状態なのだろうと思った。水曜ちょうど時間があったので4時半から、ということになった。こういうのはさっさと済ませたほうがいい。後回ししてもろくなことはない。しかし「ついに校長面談か」と思うとなんだか気持ちがふさぐ。子に「どうしてあなたはこうなの」と言ってもまったく解決にはつながらないことは今まででよくわかっているので、気持ちがふさいでも1人でふさぐだけにしようと思った。だけど子はそういう私の様子や変化を敏感に感じ取っていて「大丈夫だよ、校長先生はやさしいから」という。

水曜は休みだったけど、結局忙しかった。朝から自分の歯医者に行き、お昼を食べに行ったあとで家に帰ると子が帰宅し、2時から子の歯医者。いずれも虫歯はなくて定期的なメンテナンス。家に帰ってしばらくするとあっという間に面談の時間になった。緊張したし、恐縮したけど、結果的には良い時間だった。とても理解のある校長先生で、別に怒られることなどなにもなかった。家での様子や今までの様子をたくさん話した。「たいへんな目にあわせようとか、苦しめるためにお話をしたわけではない、ということを伝えておいてください」と言われた。学校は、ひたすら「ただ力になりたい、なんとかしてあげたい」という方向でいる。本当にありがたいと思った。この子にも居場所があるんだと思えるだけでホッとする。

その他の様子:

・九九なんて絶対無理だろうと思っていたけど、だんだんできるようになってきた。ほかの2年生のようにはいかないだろうけど。7の段と8の段が最後の仕上げで、まだ間違うけど以前の完全にダメだった状態からはだいぶ良くなってきた。

・髪を切らない。前髪だけなら私に切らせてくれる。しかし後ろを切ろうとしない。プロに切ってもらえばいいのにと毎日のように千円カットをすすめるが、嫌がる。しかし小さい子の髪の毛というのはなんて綺麗なのだろうなと撫でながら感心する。

・マイクラにはまりすぎている。何をやっても異常なほどにハマる傾向があり、それは2歳ぐらいからずっとそうなのでそういうもんだとは思っている。その対象が、今はマイクラ、ということだ。寝ても冷めてもマイクラのことばかり考えている。以前ほどレゴをやらなくなったのが少し寂しい。

Wednesday, 25 December 2024

「どんな思い出もとっておきたい」

 きのうから小学校は給食がない。Fは仕事がある。4時間で帰宅するのでお昼には家にいなければならず、仕事どうしようかと頭を抱えていた矢先、Fの仕事が午後からだからお昼は心配ないということがわかった。ホッと一安心。それでも少し早めに退勤して3時には家についた。お好み焼きを作ることになっていたので材料を買って帰った。キャベツ、卵、そして大事なのがお好み焼きソース。先月作って以来、こどもがとても気に入っていて、なんだかんだで週1くらいで作っている気がする。

3時になるや否や、子は隣の家に遊びに行った。「4時まで!」と言い残して去った。大きくなったなあ、としみじみする。その間に私は、先日買った布でクッションカバーでも作ろうとミシンを出してきた。掃除機をかけたり、片付けをしたり。

4時すぎてこっちに戻ってこさせた。学期末なので宿題はないらしいが空欄だらけのテストがどっさりある。すべては無理だけどとりあえず目立つものを1枚、やることにした。算数だ。以前なら断固としてやらなかったが最近は「わかったよ〜」と渋々ながらも取り組むようになった。足し算、引き算、掛け算、図形のまとめ。

ようやく表が終わって、裏に入る。大した問題ではない。集中して考えればわかる。なのに「こんなのを子供にやらせて正しいと思うの?」「どうせママが勝つんでしょ」「ママは勝ちたくて言ってるんでしょ」もはや文句しか言わない。ゼロの書き方が反対だったので注意すると「そもそもこんなにたいへんなのにやる気がなくなることを言わないでよ」と言う。さらに「もう疲れた」「脚が痛い」…

こちらの我慢が限界に達した。「もうやらなくていいよ」「先生がこの前泣いたっていう気持ちがよくわかるよ」と怒った。

そう、先生は泣いたらしい。不平不満しか言わない上にふざけつづける子を前に涙したらしいのだ。それは相当だ…と思っていたけど、実際これに付き合っていたら私も悲しくなってきた。無力さと苛立ちを感じる。ここまで辛抱して、横について、手伝おうとしているのに、文句しか言わない。屁理屈ばかり言っていてる。「これは先生も泣くわ」と思った。つきあっていられない。

そうするとさすがに反省したらしくしょぼんとなって残りの1問を解いた。私は席を立ってお好み焼きのためのキャベツを刻み始めた。

「ぜんぶ自分でやる…」としょぼんとしてお風呂に入りに行く子。

廊下に出てから声を出して泣いている。様子を見に行くと「こんなに叱られたら僕だって泣くよ」と言う。「だったら、どうせ勝ちたくて言ってるんでしょとか言うのはやめて」と言うと、わかった、と言ってとりあえず落ち着いて、お風呂に入り始めた。

うーん、わたしはよくないことをしているのだろうか。自己嫌悪に陥るいつものパターンである。怒らずにいられるほどの忍耐力がない。説明をすればわかる子、なのかもしれないけどあの場で説明することばは私には残っていなかった。こうやって子の自尊心をつぶしているのかもしれない。さっきも4+6がわからないとグダグダしているときに「一年生の問題だよ。◯◯くんはきっとわかるよ」と近所の1年生のことを言うと「どうして人と比べるの!」と言っていた。あれはよくなかった。やっていけないことをやってしまった。

ネチネチ怒るのはよくないのでこれはこれで終わらせた。髪を乾かしてあげて、お好み焼きを焼いた。ボウルに入ったキャベツの山を見て「うーん、おいしそう!」と言う子。焼く前の状態がおいしそうとは思えないのだがこれは私の機嫌をとるための、この子のやり方なのだ。不自然なんだけど、こうするようになってしまったのもわたしに責任があると思う。なにかしら興味、関心、反応を見せないと怒るというパターンがこれまで多々あったのだ。それで、こうなってしまった。

夜、ふとんに横になる。この冬買った布団乾燥機が活躍していて、あっためているところに「あったかーい」と言いながら子が入っていく。そして不意に

「まま、ぼく、どんな思い出もとっておきたい」

と言う。なんのことかと思って、どういうことか聞くと「怒られた思い出も、楽しい思い出も」と言う。

いきなりどうしたのかとびっくりした。

私「なに、これから遠いところに去るとか、そういうわけじゃないよね」

子「サル?」

私「どこか行くってこと」

子「ああ、それはないよ」

私「やだよ、明日の朝いなくなってたら。ふとんを手探りして、いない!いない!とか」

子「そして机の上に…」

私「机の上に?」

子「おてがみとかね」

私「やだなあ、『たくさんの思い出をありがとう』とかね」

子「そんなこと言ったら、ぼく涙出てきちゃうよ」

私「泣かないで」

子「うれしい涙だから、しんぱいしないで」

言っている間に私も涙が出てきた。ふと子の顔を見ると、本当に目がうるうるしている。そして一滴だけ涙がこぼれた。

2人で抱き合って、笑って、泣いた。

怒ってばかりでごめんね、と言うと、いいんだよ、怒られないと悪かったって思わないし。それにあんなに上手にお好み焼きを作れるママはいないと思うよ、と言う。

わたしは、自分自身についてこんなに反省することしかないのに、この子は私のことをほんとうによく見ていて、機嫌を取ることと、気に入られることにこんなに全力を尽くしている。わたしがこんなにしくじっているというのに、こんなに優しい子に、ちゃんと育っている。心配しなくていい。

Wednesday, 11 December 2024

相談室で話したこと


 12月4日に撮影。「あっ」と思って撮った。この季節は自転車を止めているとこういうことが多い。上にある木から落ちた葉っぱは大きいものだとそのまま運んでいく。嬉しくなる。

10日、きのうは朝から子を連れて病院へ。具合が悪いわけではない。アレルギーの定期的な検診で、久しぶりの血液検査もあった。いつもより時間がかかった。学校には遅れて送っていった。

3時半から小学校の相談室へ。最近の様子について話した。先生からしょっちゅう電話がかかってきていること。怒られてばかりだけど改善はみられる、ということ。カウンセラーの先生には、しかし、先生→子だけでなく先生→親→子の流れがうまくいっていない気がする、とのこと。そうかもしれない。先生から電話がくるとひたすら申し訳ないので、謝り、その分を子に注意する必要がある。正直いって電話には私は気が滅入っていて、電話が来るとそのあとから寝るまでの間はずどーんと暗い感じになる。「ママがどうやったら元気になるかと思って」「ぼくのこと悪い子だと思う?」と言って子は健気に明るくふるまったりする。これがまた申し訳なくて、自己嫌悪に陥る。

カウンセラーのすすめはこういう感じだった:

・先生からの電話は、事実として受け入れる

・子からは、子の言い分も聞いてあげる

・先生から言われたことを一方的に子に注意するのはしばらくやめておく

この辺を上手にやる必要がある。とても難しい。しかし今の状態では悪循環で、子の自尊心はつぶれまくっている。カウンセラーからきいた興味深い情報:

「子どもは、注意すればするほど、その注意された内容をやってしまう、という傾向があるんですよ。不思議なんですけど。」

そう言われればそうかも。どこかで聞いた内容だった気もするけど、もしかしたらまさに今がその状態なのかもしれない。

Friday, 29 November 2024

おこのみやきつくろう


「そういえばおこのみやき食べたことないかもね」


月曜の朝、長時間を小児科で過ごしたときのこと。待合室にある絵本を何冊も読んだ。なかにはおなじみの「ばばばあちゃん」シリーズがあり、すべて読み切った。「読んで読んで」と子が持ってくる。そのうちのひとつが「おこのみやき」の話だった。読みながら「おいしそう〜」という子。そういえば、作ってあげたこともないし、私もおそらく家で作ったことはない。外に食べに行ったこともない。もしかするとこの子が生まれてから以降、我が家の誰も、一度も食べたことがないのではないか。
「そっかー、じゃあ今度作ろうねえ」
その日はそれで終わった。

子が無事に、ふたたび学校へ登校した水曜日はおどろくほど暖かい1日だった。家にいられたので、買い物は朝済ませた。すると豚バラが割引。「…あ、お好み焼き」と思い出した。Today is the day きょうこそその日ではないだろうか。

何が必要か、スーパーに売っているお好み焼きソースやお好み焼き粉の裏に書いてある材料を参考にしてとりあえず基本のものだけ手に取った。

ソース
豚肉
キャベツ

これがあればなんとか作れる。ばばばあちゃんの本では小麦粉を使っていた。お好み焼き粉じゃなくても作れるだろう。

その夜、オタフクソースのウェブサイトを見ながら作ってみた。ホットプレートがないのでフライパンを使った。キャベツが多いので「生地」っぽさがない。もはやキャベツにからまった生地、という感じ。ひっくり返すのもうまくいって、2人で拍手した。

2枚焼けたが、これが思った以上に美味しかった。こんなにおいしいなんて、驚いた。生地が「キャベツ」なので、全然重くない。おいしい、おいしい、と言って2人で食べた。私は最近イタリアから届いたパンドーロを食べ過ぎているのと、そもそも昼ごはんにランチビュッフェなんてものを1人で楽しんだので、夜は食べないでおこうと思っていたのに、焼きたてのお好み焼きに抗うのはとうてい無理だった。



こんなに簡単でおいしいんだったら、また作ろうね、と言って満足して夕飯を終えた。 

子の「はじめて」に立ち会うのは興味深く喜ばしいことだがこれまでその多くは「食」であったと思う。4歳ぐらいのときにハンバーガーを食べに連れて行って、本人以上に私が喜んでいた気がする。この子の、体験の幅が広がると思うと嬉しかった。ここ最近は、さすがに8年も生きていて、あまりそういう経験がなかったような気がする。給食でもいろんなものを食べているだろうし。そんなときにこのお好み焼きの体験は私にも子にも新しく、嬉しかった。シンプルだけど、嬉しかった。

Wednesday, 13 November 2024

いつまで読んでくれるかな

 「まま!!がんばって!」

ハッと目を開ける。これを繰り返す。

何のことかというと、寝る前に子に本を読むときのことだ。毎日こうではないが、昨日はうとうとがすごくて最後のほうはずっとこんな感じだった。

文字もなにもわからない頃から、寝る前に本を読むというのが親子の習慣である。無理矢理ではない。私も好きでやっているし、子も「読んで」というのでずっと続いている。10分くらいしか読めないときもあるし30分以上読んでいるときもある。読む本の種類も変わり続けていて、おそらくここ1年ぐらい?は「グレッグのダメ日記」という、小学校中学年〜高学年向けの本を読んでいる。音読するようなものではなくてひとりで黙って読むものだと思うけど、これを読んでいる。絵本ではない。主人公グレッグのダメさが現実的にせまってきて私でも共感できることが多い。子はこれが気に入っていて、シリーズを読み始めてついに14冊目まできてしまった。発行されているのは18までということがわかっていて、だんだん終わりに近づいてきていることを2人とも感じている。

ある日のこと。「まま、ゆっくり読もうか」

と言われて、うんなるほどねと思った。ほかの本と交代に読めば長く読めるかもよ、と言ったら「たしかに」と言っていた。

いつまでこうやって本を読んでくれるかなあ、と言うと「ま、おとなになったらないだろうけどね、さすがに」と答える。いつまでも読んでいたい気がする。

さて、私自身、寝不足のつもりはなかったのだが、きのうはなんだか日中頭が痛かった。たぶん前の日(月曜)に早く起き過ぎたのと、子が体調不良だったのがあると思う。ぜんそくみたいにヒューヒュー喉から音がして、学校を休み、夕方に病院に行ったけど、吸入を2回もやって時間がかかって、それから薬局に処方箋を出しに行って、いったん家に帰って、そのあと薬局に戻って薬を受け取る、ということをやった。結構疲れた。心配もしたし、時間もかかった。翌朝、つまりきのうはだいぶ良くなっていたので、ほっとして、張り詰めていた緊張がとけたのかなと思う。頭が結構痛い、と同僚にいうと、気が休まってないのではないか、と言われた。

きょうは休みだから、すこしゆっくり過ごそうと思う。5時におきてアップルパイの中身を作ったので、パイシートを出して、これから焼く。

Thursday, 15 August 2024

イタリアで5歳の女の子に会う

5歳の女の子に会う機会があった。自分に子供がいると、ほかの国での子どもの様子はとても気になる。どのようなしつけをうけているか。どんなものを、何時ごろに食べているか。何をつかってどんな遊びをするのか。

ままごとセットがあったので、拝見させてもらう。だいたいどこの国でも似たようなつくりをしているなと思った。しかしながら驚いたことがある。


なんと、パスタがあった。あたり前といえばそれまでなのだがこれには妙に感心してしまった。なるほど、ところ変われば、というやつだ。私がやたら感心しているとその女の子が「冷蔵庫にsugoもあるよ」という。sugoというのはトマトソースのこと。写真の、奥の缶がそれ。


スパゲッティもあるけど、オレッキェッテもある。とてもよくできている。オレッキェッテというのは耳みたいなパスタのこと。(orecchioは耳のこと。)
日本では一般的ではないのでこれを見たらたぶんポテトチップスに思うかもしれない。
起き上がると目が開く、あのおなじみの人形もあった。名前は「エミリー」らしい。
外にエミリーを連れて出るときはベビーカーつき。もっと横にしてあげなくていいのか、と言われると「横になると寝ちゃうから、起きておくにはこっちがいい」そうだ。

壁には、保育園で作ってきたであろうザリガニ?が貼ってあった。

エミリーの髪をといてあげたり、プラスチックのコップでみんなに飲み物を準備してくれたり(もちろんなにも入っていない)、5歳の女の子がやることをやって遊んでいた。

ものすごくかわいい女の子で、これはイタリア人だからそう思うのか、これが普通なのかわからない。ピアスをしていて、白いワンピースを着ている。

ちなみに、外国語でこどもに話しかけるのはとても難しい。あちらにフィルターがないので双方に「言ってることがわからない」状況が生じる。こういうことを言っているのだろう、と予測したりする力が大人よりも低い。こちらが発する語はそのまんま受け取られるので、すこしでも発音が間違っていたりすると「?」となる。

母語であっても、子どもに話しかけるのはそもそも難しいし苦手な人はたくさんいるはず。母語が違っても5歳は5歳なので、きわめてやさしい話し方で接する必要がある。これが自然と外国語で出てくるためにはその外国語で子育てをした経験でもないとなかなか難しい。少なくとも私の場合は大きな戸惑いがある。

自分の発話はさておき、こどもが話す外国語をきくのはとても興味深い。たまらなくかわいい。つたなさが、なんともいえない。日本語だってそうだけど、外国語だとよけいに。


みんなでカルボナーラを食べました。自家製グアンチャーレ(肉)と卵が使ってあった。
     

5歳の子は、食べることに集中せず、おばあちゃんに「あーん」としてもらってようやく食べていた。どの国も、似たようなものだ。


Monday, 31 July 2023

もっと泳げるようになっている

 なんと、7月が終わるなんて。早い。

子の水泳について。

22~24日まで、私が引率で不在だったのだが、戻ってきたら子が発熱していた。なんてこったいと思いながら寝せる。そのあともなんだかまる1週間、不調の日が続いたのでプールには行かないでおいた。

それで、金曜には学校の水泳講習があり、体調はなんだか回復していたようだったので連れて行った。それから土曜、日曜と連続で区のプールへ行った。

水に入ると、足をバタバタさせながら、自由泳法ではあるが前に進んでいる。息継ぎはしていない。それでもだいぶ前に進んでいるのだ。驚いた。こんなに泳げるのか!私がたっていると、股の間をくぐっていった。こんなことができるということは誰かに習ったのか、と思ったがそうでもないらしい。

考えてみれば、1ヶ月前と全然違う。「顔をつけれるんだね」と喜んでいたのは、今年の夏の話なのだ。それが、こんなに進歩しているとは。

いろいろな指示はいらないなあと思った。水に慣れさせるのが大事。そして水につけてさえおけば、動き方もどんどん変わってくる。自然なことなのだろう。

プールが終わった後の、夕方の風がとにかく気持ちいい。こんなに暑い夏だけど、プール後の夕方だけは涼しくて快適。濡れた髪で、自転車にのる。

たまに、プールに行った日は夕飯をハンバーガーにしてしまう。なにも作らず、3人でフライドポテトとハンバーガーとナゲットを食べて終わる。こういう日もあっていいと思う。子は無我夢中でモスのテリヤキバーガーにかぶりついていた。

Friday, 28 April 2023

一年生協奏曲

 我が子が小学1年生になって三週間が経った。

最初の一週間、学校のことを何も話さず、様子が分からないまま過ごしていた。通い始めて3日くらい経ったころ、昼に電話が鳴り、出てみたら担任の先生だった。「鉛筆が目に入ったというのですが見てみたところおそらく大丈夫かと」という、保育園でもよくあったような電話だった。ついでに普段の調子についてきいてみるとやはりうまくいっていなかった。家でも、学校は嫌だ、学校はつまんない、学校にはいかない、の繰り返し。どうしようかと思っていたときの電話だった。

悩みながらのそれから一週間、また電話がきた。20日のことだったと思う。「その後おうちではどうですか」というフォローの電話。前の週より少しマシではあったので、そのことを伝えた。学校での様子をきくと、なかなかまっすぐ座っていられないし、反発をするらしい。やはり先生はだいぶ苦労をされている。「一度面談をしたほうがよいかと」と言われて、早速5月に日程を決めた。そして、「一度その前に授業も見られるとよいかと」と言われたので、翌週月曜の24日に見ることにした。偶然21日金曜も仕事がなくなったので、急だったが対応してもらい、授業を見に行くことにした。

想像してはいたものの、本当に話をきいていない。そしてじっとしていられない。1人だけ水筒を肩からかけている。机の上にあるものが周りの子と違う。これは大変だと思った。見ながら自分の顔がしかめっつらになっていくのがわかる。

そのうち、子は私に気づいて「あっちいけ」という。それはそうだろう。サポーターとして授業を見てくださっている、卒業生の保護者の方が「大丈夫ですよ、うちも大変でしたから」と声をかけてくださった。これがとてもありがたかった。

そのあと、家で待っていると、見事に宿題を忘れて帰ってきている。一緒に取りに戻ることにした。ぶつぶつ怒る。

面談は5月まで待たない方がいい、と思って、26日に時間をとってもらうことにした。その間も、先生とすこし電話で話した。

「きょうは一度も注意しませんでしたよ。そして健診のときに静かにしてました。褒めてあげてください。」と言われた。電話をきってすぐに褒めると、「いぇいいぇいいぇーーーい!!」と言いながら、見たこともないような喜び方をした。両手を上げてソファで跳ねている。びっくりした。

26日。仕事を早めに終えて、雨のなか面談へ歩いて行った。1時間以上話をきいて/してくださった。今までのことや、学校での様子、アプローチの仕方について。

「同じことを褒める」

これが一番、残った。先生と親が、同じことについて褒めること。「いっぱいいいところがあるので、よくできたねってほめてあげてください」と言われた。

学校で起きたダメなことについて、私が「すみません、家でも言ってきかせます」と言ったら、「それはもう言わないでください」と言われて「?」となった。

「本当にダメなことだったら、それは私が電話してお伝えします。そうじゃなくて学校で解決できることであれば、そこで終了、でいいです。」

…ほう。と思った。

27日。連絡帳に、先生にきのうのお礼を書いておいた。するとその倍以上のメッセージが書かれてあった。きょう起きたことのなかで、よかったことが3点書かれてあった。

・ひらがなのプリントの裏はいつも宿題になっているので授業中にはやらないきまりになっている。それをいつもやってしまっていたのだが、きょうは説明を聞いて、宿題として残しておけたこと。

・水筒の水を飲むときに、「今飲んでいい?」と聞けたこと

・算数の時間に手をあげて発言ができたこと

連絡帳を読んで、この3点を「先生が褒めてくださいって」と我が子に伝えると、とても喜んでいた。その後、驚くべきことに、急になんでも自分でやり始めた。宿題のみならず、洗濯物も自分でたたみ、片付ける。「ぼくはいいこだからね〜」と言いながらご機嫌である。夕飯もおかわりをしてきれいに食べてしまった。

人間ってすごいなあと感心してしまう。私が今まで要求しすぎていたかもしれない、ということが今回の件でよくわかった。怒る以外のことをしていなかったのと、できたことについて認めていなかった。褒めすぎもよくないかもしれないけど褒めなさすぎた。あの反発は承認欲求の表れだったかもしれない。人が成長するのを見るのはとても面白い。そして人を変えようとしても変わらないけど、自分が変われば相手が変わる場合がある。

それにしても良い担任の先生に出会ったものだ。こちらも学ぶことが多い。こうして紆余曲折の4月が終わろうとしている。

Tuesday, 28 March 2023

「さすがに」「それに対して」

 「えーそれっていつー 何時何分地球がまわったときー」

我が子の言葉。いつ頃からかこれを言うようになった。ちなみに、惜しい。

「地球が回ったとき」ではなく、

「地球が"何回"回ったとき」が正解である。

この前、「なんかい」だよ、と教えたらびっくりして「え?ママしってるの?」と聞いてきた。自分たちだけの共通語だと思っている。いやいや、そのフレーズは古代(?)からあるよ。少なくとも30年前にはあったよ。その年齢のこどもたちはみんな言うんだよ。

そう説明しても、子は冗談だと思っている。おもしろいなあ。

こどもの言葉は面白いのでこうやってメモしておかなければいけない。

しばらく前、「さすがに」を覚えたらしく、ことあるごとに「さすがに」が出てきてこちらは笑いをこらえていた。使い方がまったく合っていないときもある。

先日は「それに対して」と言っていて驚いた。これも使い方が合っていなかったが。

大人のいう言葉を真似しているのだがその「もと」はどこなのか考えてみた。親や先生の言葉しかない、と思うかもしれないが、それ以外にもYoutubeの影響がある。

Youtubeはかなり制限して見せている。見せていいことになっているのは、レゴの作り方を見せてくれる動画。作りながら日本人が解説している。ここからインプットを得ている場合が多いように思う。先日「がんじょうにできている」と言ったときに、私が驚いて「そんな言葉知ってるの?」ときいたら、動画で言ってた、と教えてくれた。ちなみにこれは、使いかたが合っている。

そういえば2歳ごろ、ひとりでトミカを持ってYoutuberさながら「はい、きょうは○○をしょうかいしまーす」とか言っていたが、あれと同じである。

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さて、きのうもきょうもだいぶ寒い。今週は、入学準備の追い込みである。あとは防災頭巾を作らなければいけない。買うと4000円もするらしい。おそろしや。

Friday, 3 June 2022

朝の習慣とこどもメモ

6月になってしまった。早い。

いろいろな変化があったと思う。が、案の定、記録していない思考は消える。できごとや事実は覚えているがその時何を考えていたかというのはもはや残っていない。「忙しかった」「あっという間に過ぎた」に尽きてしまう。

相変わらずwordleを毎日やっている。今日のはこんな感じで、爽快感がありました。 

かれこれ66回も続いているらしい。画面下にあるspelling beeも、流れでやることになって最近ハマっている。朝の習慣がもう一つ増えた。Duolingo, Wordle, Spelling Beeの3つ。これが楽しみで毎朝早く起きる。

最近Spelling Beeにほんの数個単語を入れただけで「はいクリア〜」モードになってしまうのはなぜだろう。やはりそれはsubscribeしていないからだろうか?単語を作るだけではなくて、その場にある7文字全部を使って一つの語を作るパングラムにはまっていて、わからないときはその一語を一日中考えている。

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こどもメモ。

6月2日、きのうは子が4時半に起きた。日の出とともに起きた。この季節が来てしまったか、という感じがする。しかし昨年までと違うのは、4時半であっても1人で遊ぶ、ということだ。こちらは寝ていて、あちらはレゴがかちゃかちゃ音を立てている。5時すぎに「もうあさですよ〜」と起こしに来てくれたが、いや、まだまだ早いよ…。我々は寝続けた。それにしても疲れないのだろうか。保育園に出かける9時ごろにはもうすでに5時間近くが経過していることになる。

相変わらずレゴが好きだ。レゴ生活が始まってもう1年以上になる。好きなものは消防士から警察、ゴーストバスターズ、西部劇(具体的には「夕日のガンマン」。)、ジュラシックパーク、スターウォーズ、と移行してきたがその間、並行してレゴはずっと好きだ。ここ数ヶ月はスターウォーズとレゴの組み合わせがだいぶヒットしている。スターウォーズはちゃんと映画も見ているのでストーリーもよくわかっている。日本語吹き替えの映画が見つからなくてもイタリア語で全編見られるあたりがすごい。我が子ながら、そのバイリンガルぶりに感心してしまう。選べるってすごいな。どちらの言語にしても負担はあまり変わらないように見える。

夏になっても相変わらずユニクロの黒いレギンスを履きたがる。特に赤いTシャツとの組み合わせがかっこいいらしい。暑くても関係ないらしい。保育園のある日は「かっこいい」しかダメだという。「かわいい」がゆるされるのは土日だけ。というわけで昨年私が作った麻のズボンは土日用と認定されてしまった。黒のズボンがかっこいい、というこのセンスはどこから来ているのだろう。実際、私もズボンといえば黒だし黒さえあれば困ることはないと思うがそれを教えこんだことはない。

とりあえずひらがなが全部読めるようになった。冬休みから毎日少しずつくもんのドリルをやり続けた。根気強く毎日やったらひらがなだけで三冊を終えることができ、それにともなって読むことができるようになった。あれだけ心配したひらがなの読みだが、なんとかできるようになってよかった。まだ書けない。なぞるのはできるが自信を持ってかけない。失敗してしまうから、と言う。手を添えてあげながら少しずつ書いている。この人のスピードは、こう、ということなのだなと思いながら見ている。毎日私も相当イライラしているが、鉛筆を持とうとするだけですでに上出来だと思うようにしている。

Saturday, 12 September 2020

ピッツァと子の成長

仕事が通常通り再開すると忙しくなる。やることがいっきに増えるので物理的に時間が足りなくなる。睡眠だけは欠くことのないようにしている。

いつ頃からか、そしてどういうきっかけだったか、忘れてしまったけど我が家は毎週日曜日にピッツァを食べる。これがもう半年以上続いている。半年以上も続けばもはや習慣と呼んでいいのではないだろうか。ちなみに私が作るわけではない。食べるだけ。今週末は日曜日に忙しくて作れないだろうということがわかっていたのだが、こどものリクエストもあり、きのう作ることになったらしい。保育園にお迎えにいくとすでにメニューがきまっていた。

4歳の我が子は、ごっこ遊びをすることが多い。3、4歳らしい。遊びというほどでもないかもしれないが「はい、ピザ屋さんですよ〜」とか「はいジュース屋さんですよ〜」とか。きのうも、赤い帽子をかぶって、ソファをバイクに見立てて運転して、一生懸命「ピザのデリバリー」をしてくれた。

わたしも子もすっかりお腹がすいていて、よく食べた。子の食べたあとの、てのひらサイズのピザ一切れ↓

なんて小さな一口だろう!!ねずみさんがかじったのかな、とでも言いたくなる。

子は、身長は105cm、体重は16kgになった。100cmを超えたお祝いと言って寿司を食べたのは3月ではなかったか。どんどん、腕におさまらなくなってくる。腕におさまってもじっとしていることがほぼなくなってくる。成長は喜ばしいがやはり少し寂しい。

最近のひとこと:

朝起きて、太陽がまぶしかったのか目を押さえながら歩いてきた。おはよー、と言うと、

「おてんきバンして」

と言う。まぶしいから太陽をやっつけてということらしい。かわいすぎる。

Saturday, 22 August 2020

3歳の人間関係

今週一週間は、水曜以外毎日出勤した。在宅でもできることは多かったが、先週ほど暑くなかったのと、出勤したことが捗ることが多くて行くことにしたのだった。それに伴って子も毎日登園した。先週も、先々週も、夏休みだしねということで休ませつつの登園だったが今週は全部行った。その間、特定の子と仲良くなったらしい。楽しすぎて「迎えにこないで」と言う。保育園に行くのがより楽しみになったようだった。保育園の先生も「なんか気が合ったみたいですね」「きょうは手をつないでいましたよ」と言っていた。

3歳の子たちの人間関係というものが、実感できない。外から見たらもちろん「あら二人は仲良しなのねー」とわかるけど、本人たちの気持ちに近づくことはできない。つまり、友達というもの、そして特定の子と仲良くすることについてどう思っているのか。他のこと、たとえば、いたずらすると怒られると分かっているのにあえてする、とか、そういうときの気持ちだったら想像がつく。だけど急に気の合う仲間ができて手をつなぐ、というその気持ち。まあもちろん嬉しいんだろうけど。

実はここに至るまでには紆余曲折があった。自分は仲間だと思っていた数人の集団がいるのだが、どうしても一緒に消防士ごっこをしてくれないという。仮面ライダーごっこをしているけど、自分は仮面ライダーに興味がない。だから仲間に入れない。家でも毎日「○○くんも、消防士したらいいのにねえ」と言っていた。時々、あっちへ行けと言われるらしい。これは聞いていると親としても切なくなる。「みんなが消防士やりたいわけじゃないんだよ〜」と言って理解させようとした。

そのうちに消防士ごっこしてくれる友達が数人現れた。「ぼくはAくんとBくんの友達になってみようと思うの」と言っていた。そして登園するなりいきなりAくんに直接「ぼくね、Aくんの友達になりたいんだー」と言うとAくんが「やーだよ」とピシャリ。これはまいった!戸惑いながらも「なんで?」と会話が続く。そんなこんなで本人としても疑問が残り、納得のいかない日々はまだ続く。

つぎはBくんと仲良くなり始めた。消防士ごっこをしてくれることがきっかけのようだが、それだけではなくどうも気が合うらしい。追いかけたりあえてコケたりしながら仲良く遊んでいる。

いわゆる「親友」というものを持った経験がない私としては同性の友達とこんなにくっつくという感覚がわからない。急に仲良くなってお互いに遠慮なんてないのだろうか。それは3歳だからだろうか。これで気が合わなくなる時がきたらお互い気まずかったりしないのだろうか。そんなことまで考えてしまう。いやもちろん余計なお世話だろうけど…。

環境も、興味も変わるうちに人間関係も変わっていくのは当然だけど、おそらくこれが初めて、本人が意識している「一番仲の良い友達」なのだろうと思う。ここまで楽しそうなのは初めて見た。

もうすぐ3歳が終わろうとしている。

Tuesday, 11 August 2020

好きなように泳げばいい

 暑い。朝起きて、夜の間も温度が下がっていないのがわかる。これが都会の夏か。自然さえあれば、朝晩、少しは「すーっ」とする風が通るのだがここはそうもいかないのだ。通常、真夏を東京で過ごすことのない私には分かる。逆に東京にいつもいる人たちはこれが普通だと思うのだろう。

こどもは水曜午後から保育園を休ませたのでとても長い週末(?)となった。5日間も保育園に行っていない。この休みの間は3日連続で近所のプールへ行った。とても混んでいるのではと思っていたがそうでもなかった。子はまだ泳げないけど、この3日で頭を「ざぶん」とつけられるようになった。そして最初は私にしがみついていたのに今となっては片手だけ出してあげるとそれに捕まって自分でふわふわと浮かぶ(もがく?)ようになった。

やっぱり指示を出すべきではないのだ。頭を無理につけさせなくても、つけるようになる。体も水面に平行になってくる。なにごとも、好きになることよりも嫌いにならないことが大事だとおもっている。ああしろこうしろと指図する必要は、無い。ほとんどの場合。

小学校2年生ごろだったか、スイミングスクールに通ってみたことがある。周りの子も通っていて、自分もやりたいと言い出したのだと思う。結果から言うと、自分には合っていなかった。指図されたタイミングで泳ぎ出すのが苦しかった。やけに「せわしい」そしてつめたい時間だったという記憶がある。暗い屋内と、ライト。そして思い出すと息がつきにくくなる。

一方で、夏休みの間通い続けた近所のプールはとても楽しかった。屋外なので黒こげになった。当然のように毎日通った。雨の日でも行っていた。こちらは対照的にキラキラした思い出だ。青と、光の反射と、プールをあがったあとのふわーっとした心地よさがいまだに残っている。

好きにやればいいのだ。楽しいと思うことをやればいい。

Sunday, 9 August 2020

アンパンマンとあんパン

 こどもが、遅ればせながらアンパンマンにはまっている。遅ればせながら、というのは、通常こどもたちがアンパンマン好きになるのはもう少し早いからだ。生まれてまもなくからキャラクターを認識しているという場合が少なくないと思う。持ち物もおもちゃもアンパンマンで溢れている場合が多い。

それが、我が家の場合とくにアンパンマンにそれほどの興味もなくここまできた。ちなみにもうすぐ4歳。家でテレビを見ないということも理由のひとつだったかもしれない。最近どうしてこれほど興味が出てきたかというと、紙芝居を借りるようになったからだ。保育園でも読むらしいが、図書館が再開したのもあり家でもいくらでも読めるようになった。ちなみにアンパンマンをテレビで見たことはない。

かくして私は紙芝居を日々音読することとなった。やってみるとこれがなかなか難しい。登場人物が何人もいてセリフが続くときなどは、一体誰の発言かわからない。その証拠に子が「誰が言ってるの?」とよく聞く。そりゃそうだよなと思って声色を変えることを試みた。しかし二種類くらいしか出せない。かびるんるんとばいきんまんにはなれるが、ジャムおじさんとなると結構難しい。声優ってなんてすごいんだ。さらに紙芝居は絵本と違って、したのほうに「演出のポイント」というのがある。演出!そう、求められているのは演技なのだ。たとえば「遠くを見るように」とか「残念そうに」とか「説得するようにゆっくり」とか指示がある。そのとおりに、こだわって読んでみると結構それっぽくなるものだ。

こんな感じで、何を隠そう、こっちもかなり熱心になってくる。嫌いではないのだ。頼まれると「はいはいマンマ劇場〜」と言いながら適当な台の上に紙芝居を置き、背筋を伸ばして語り始める。

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子がアンパンマン好きになったのとほぼ同時期に、冗談みたいだが、私はあんパンをよく作るようになった。Elle groumet という雑誌を6月に購入して以来、簡単に作れることがわかったからだ。かなり本格的に好みのパンが焼ける。そしてまったく大変じゃない。誰のために作るわけでもなく自分のために作る。週2回くらい作っている気がする。家で作るようになってからというもの、パンを買うことがほぼなくなった。ホームベーカリーに任せっきりの食パンはいつでも作れると思っていたので以前から食パンを買うことはほぼなかったのだがあんぱんなどのいわゆる菓子パンは買うことがあった。それが、家で作るパンのほうが何倍も美味しいということを知って以来、すっかり買う気が失せてしまった。

手作りにシフトし始めたのはコロナ下の自粛生活がもたらした恩恵の一つである。

Friday, 17 July 2020

ひと段落してふりかえり。

仕事が一段落。夏休みはもうすぐだ。仕事再開からここまで駆け抜けた感がある。もっと何かできたような気もするが、実際はこれで精一杯、手一杯だった。再開といっても今までのようにできるわけではなかった。コロナ明けはこんなにいろいろなことが普通にいかないのかともどかしく思った。

マスクをして話すというのがその一つ。これは大変だった。これからも続いていくのかと思うとやや気が滅入るが慣れてきた感じもある。

そして体力が追いつかなかった。コロナ明け初回の仕事では脚がむくんだ。こんなのは就職一年目以来である。立っていることに慣れていないのだ。週2回は水泳に行くようにして、睡眠もきっちりとるようにして、ようやく回復が早くなってきた気がする。

まためまいがする。これをめまいと呼ぶのかどうかわからないけど、ときどき視界と自分の位置がガクンと合わなくなるような時がある。一瞬で終わるが車酔いのような気持ち悪さがある。数年前、これがひどかったときは起き上がれなかった。去年の秋だったかにも、同じようなことがあった。三半規管の問題だろうと思うがしっかり休めているときにはこれは起きない。気象病というのにもちょっと当てはまっていると思う。

こどもがどんどん大きくなっていく。最近は急に理由をつけて泣き出すことがあって、そのへの字に曲がった口や、「ひぃぃぃ〜」という高い声のトーンがもはや役者である。しかも突っ伏して泣く。

先日。トイレに行かないとテレビは見せないと私に言われ、最後の頼みの綱である祖父母にもついにテレビはダメと言われたものだから泣き始めたのだがその時の理由は「ぼくは眠いんだよう〜。おじいちゃんとおばあちゃんがしゃべると僕は眠くなるんだよぅ〜〜」。テーブルに突っ伏してまるでヤケ酒を飲むオヤジのよう。

そして一昨日は保育園の先生が「昼寝のときにほかの子と騒ぎそうだったのでお布団の位置を変えたんですがそれがきっかけで泣き出した」らしく、その時の理由が「冷蔵庫にあったりんごジュースを飲まずに来てしまった」らしい。先生が爆笑しながら教えてくれた。

面白い。面白すぎる3歳がもうすぐ終わる。

8連勤とアルファルファ

もういい加減にこの暑さに疲れてきたなあ。雨が降る前よりだいぶマシになったと思うけど、それでもこの季節はもっとこう、スーッと風が吹いてほしい。もう体力がもたない。今週は土日勤務で、9月第1週は長い。8連勤。毎年のことだ。きょうは7日目。 なるべく元気に過ごしたいけどまだ身体は夏休み...