Thursday 30 August 2012

서울 에 있어요

実は今ソウルにいる。
今朝早くに羽田を経って、福岡で乗り換えて午後にはソウルに到着した。時差が無いのに外国にいるというのがいまいちピンとこない。そして飛行機に乗っている時間があまりにも短くて驚く。福岡を出て1時間で着いた。
1時間って…それ以上を通勤時間にかけている人もいるというのに。

最後にソウルに来たのは2004年の夏。それからなんと8年の歳月が経った。
近いし、いつでも行けるし、と思っているとなかなか行かないものだ。
8年の間に、冬ソナがあり、少女時代があり、KARAがあり…と、日本での韓国ブームは猛烈な勢いで盛り上がった。

ソウルはだいぶ変わったよ、という話だけは聞くものの、実際にどこがどう変わったのかは知らないままだった。
それが、今日初めて分かりました。
変わっているよ、これは!

★空港から1本で鉄道が出ている。しかも切符の買い方がとてもシンプル…
というか、切符というものがそもそも存在しなくなっている。
すべてカードなのだ。知らなかった。デポジットつきで、1回きりの乗車券としてのT-moneyというカードを買う。
日本の、関東で言うと、Pasmoみたいなものですかね。

★そもそも、レートがぜんぜん違う。初めて韓国に行ったときは「0をひとつ消せばよい」と考えていた。つまり10万ウォンだったら1万円。
だけど今朝は空港で両替をしたとき、20万ウォンを15900円くらいで買えた。びっくり。

★女の子がかわいくなった。いや、もともと可愛かったんだけど、洗練されてきた。2002年に初めてソウルに行ったときは「すごく素質(?)のある人たちなのに、今一歩惜しいんだよなあ」と思いながら見ていたのを覚えている。それが、明らかに服装や髪型が変わったと思う。で、日本人に似てきたかというと、それともちょっと違って、もっとシンプルな感じがする。
たとえば「白いシャツと赤のショートパンツ」という格好をした子を今日は偶然二人も見たんだけど、これにきれいな肌とつやつやの黒髪が加わって、それはそれはGoodでした。
異様に大きなつけまつげや派手なチークは今のところあまり見かけていない。
元々持っているものをどう生かすか、気づいたもの勝ちだよなー、と思う。

★駅をはじめそこらじゅう綺麗になった。地下鉄の駅がにおわない。

★とにかくあらゆるところで日本語が通じる。表示も多い。私の韓国語の出番無し。

とまあそんな感じ。
それにしても、あれだねー、自由っていいねー!!
何時まで起きてても、何時まで寝ても、何をどこに散らかしても、何をいつ食べても、誰にも迷惑をかけない…!!日曜までは仕事のことも忘れていられる…!!

まるで独身貴族のようだ。
自由バンザイ。Viva la liberta

今回は一人で部屋を借りていて、すごーくいい新築マンションの一室です。
これは大正解だった。安いのにこんなところ借りられちゃった。
さてそろそろ寝ます。

Tuesday 28 August 2012

23~28日のこと

なんだかドタバタしているので最近のことを整理。
23日~27日まで4泊5日で仕事。
都心からだいぶ離れたところで避暑。
しかしながら特に運動もせず(仕事なのに)寝て食べてを繰返していたらなんと2kgも体重が増えていた。

28日。
朝9時過ぎからプールへ。
いつもより気合を入れてしっかり1km泳いだ。結果、昨日帰宅したときの体重より1.5kg減った。

その後電車に乗って友人宅へ。

タイで買ったアラジンみたいなパンツをはいていたら、バスを待っている間におばあちゃんに話しかけられた。「センスがいい」とか「よく似合う」とか「これどうやって作られているの」とか。

大学に入ったときからの友達が2人。それぞれ0歳児と2歳児を連れている。
2人とも女の子で、2人とも大人しくて、ひたすらかわいかった。
最初にこの友人たちに知り合ったのが18歳のときで、今はもう10年以上経ってそれぞれ新しいメンバーが生まれている。
…という、書いてしまえば普通のことなのだが、結構感慨深い。
大きくなったんだなあ、私たち、と、子どものまなこを見て思う。
時代はこうやって変わっていくのだ。

友人が作ってくれたお昼ごはん。すごく美味しかった!

Tuesday 21 August 2012

アレッポ

シリアの内戦が泥沼化しているようだが「アレッポ」という街の名前をよく耳にする。
シリア北部の街だ。
そしてスーパーやドラッグストアに行くと「アレッポの石鹸」という石鹸が必ずある。
「このアレッポって、あのアレッポだよな…」
石鹸の色が、ニュースで見る街の様子とリンクして、悲しくなる。
遠い場所のことを考える。この瞬間に人が死んでいる。
日本は戦後67年。「戦争を語り継がなければいけない」としきりに言われる。
その一方で、今現在、戦争によって次々に子どもたちが命を落としている事実を忘れてはいけない。
そのアレッポで、20日、日本人ジャーナリスト山本美香さんが命を落としたらしい。
ちょうど3年前に、アフガニスタンについて書かれた山本さんの記事を見つけた。
切なくなった。家族の気持ちを考えると、ますますやりきれない。
ご冥福をお祈りします。

Sunday 19 August 2012

メール翻訳コンシェルジュ

つい3秒前に見たCMに腹が立って仕方ないのでここに記しておく。
外国語で届いたメールが瞬時に日本語に訳されるという機能についての宣伝だ。
CMには高校生が出てくる。
ALTの女性教員が、国へ帰ってしまうのでこの男子生徒は、好きだという想いを伝えようとする。
問題はその方法である。
なんと、自分の携帯(スマートフォン)に向かってしゃべるのだ。
しかも、
「僕は、あなたが好きです」と。日本語で。

すると空港で飛行機を待っている女性教員にそのメールが届く。
もちろん翻訳されて「I love you」と書かれたものを。

それを読んだ教員は、英語で何か入力する。
するとすると、それが日本語に翻訳されて生徒のもとへ届く。
「そのセリフを10年後に聞かせてください。」とかなんとか。

生徒は「よっしゃー」と、土手か河原のようなところで1人ガッツポーズをし、喜ぶ。

…というCMだ。


もう、何なんだこれは。
この国は本当に終わるぞ。

この生徒は、彼女の英語の授業で一体何を学んできたのだろう。
少なくとも1年、またが数ヶ月、この先生(しかも好意を抱いている)から英語を学んできて、I love youも自分で書けないとは!!
そもそも別れの挨拶というものは面と向かってするべきじゃないのか。
面と向かって言えなかったとしても、文法を間違ってもいいから何かしら英語で書こうとすべきじゃないのか。
その心意気があってこそ、先生も「教えてよかった」と思うだろうに。

そしてこのALTも同じだ。
日本に住んでいたんだったら日本語で書く努力をするべきだ。
どうして世界中どこに行っても英語母語話者は優位に立とうとするのだ。

ていうかそもそも「10年後に同じセリフを聞かせて」とか書いたらいかんだろう!
調子に乗りすぎである。
そんなこと言って10年後にこの坊主のことなんてどうせ忘れているだろうに。

この男子も、戻ってきたメールくらい翻訳機能無しで読むべきだ。
そもそも翻訳機能に頼っているようではこの金髪の女性との関係が恋愛にまで発展するのはほとんどありそうにない。

段々怒りが収まってきたのでこの辺で終わりにします。ふぅ。

Friday 17 August 2012

涼しい

明日まで実家でのんびりする。
気温は高いのだが、家の中は涼しい。
隣の家といってもかなり距離があるので、家のなかにすうーっと風が入ってくる。
しかもその風も山から吹き下ろしてくる風なのでひんやりしている。
朝晩は寒いくらいだ。
息のあがったTシャツ。口をあけて「ほっ ほっ」

こういう、特に予定のない日中は畳の上に寝転がって昼寝をするのが一番良い。
東京に戻りたくないのだが、そうも言ってられない。
現実に戻らなければいけないし、現実と向き合わなければいけない。

どんなに嫌がっても、9月はやってくる。
そして今どんなに9月を怖がっても、すべては時間が解決する。
母親が育てているブルーベリーが豊作だったらしく、それを使ったジャムが大量にできていたので、そのジャムを使って私がタルトを焼いた。

Wednesday 15 August 2012

CAが怖い

日曜日から郷里に帰っている。
土曜日は仕事で一日中、東京の西のはてほうまで外出していた。
帰宅したのがとても遅かったので、日曜のフライトを午後の遅いやつにしておいて良かったと思った。
日曜にぼちぼち、持って帰るものやおみやげの準備をした。
それで、夕方のANAに乗った。

ところで、日本人のCAって少し苦手だ。
みんなきれいなんだけど、みんな同じ髪型で(前髪の角度も!)、同じようなメイクで作り込んだ同じような顔で、みんな同じ声の高さでみんな同じ台詞を同じ感じでしゃべってくるからちょっと怖じ気づいてしまう。
丁寧すぎて逆にイライラする。
もう少し自由度高くても良いんじゃないかと正直なところ私は思うんだがきっとこれが「ジャパンクオリティ」なのだろう。
たとえばルフトハンザの、てきとーな感じのほうが私にはずっと心地よいと思った。

形式だけが先行していて不自然に感じる。
私の隣の席の人が、荷物を前の座席の下に入れていなかった。
それを見たチーフCAが、「荷物を座席の下に置け」って言うだけのことを

「大変恐
れ入りますお客様、もしか致しますとご存じかとは思いますが、離陸中は大変~~(忘れた)~ですので、只今そちらにございますお客様のお荷物を、前の座席の下の方へ入れていただきますと大変ありがたく存じますが」
って言っ
てるのを聞いて、吐き気を催した。しかもその間、CAは表情ひとつ崩さず、ずっとほほえんでいたのだが、見るからに作り上げられた笑顔で、目の形だけ三日月状になっていて、怖かった。
となりの人はずっとうなずいていた。
このCAはほかの人にも同じような感じで接していた。

これをコミュニケーションと言うのだろうか。
一方的すぎるのではないか。

しかも厳しめに
後輩たちにも指導をしていて、後輩たちもそれに倣っている…と。現代日本社会の病をここに見た。
この人がもし「私たちは心をつくしてお客様にサービスをしています」と自負するのであればそれは、はっきり言って「勘違い」に過ぎない。

まあ、そういうのは放っておけば良いのかもしれない。
でも、「偽」な感じであふれているこの国のこの状態を、気づいた者としては声に出さなければいけない、と思った。
例えばこれからキャビンアテンダントをめざそうという人には、私のように感じる人もいるということを知っておいて欲しいと思った。

さて、これから親戚一同で庭でバーベキューです!
何年ぶりだろう?楽しみだ。

Sunday 12 August 2012

タイランド

プーケットから帰った。
今度旅するときのために、または今後旅を考えている人のためにメモ:

今回は香港乗り継ぎのキャセイパシフィック。出発は8月6日。
特にずっと前から予約をしていたわけではない。なんとチケット購入は8月1日。
日本人のための日本語のサイトとなるとなかなか空席もなく、しかも10万円を越えるのだが、イギリスのサイトから見つけたらなんと7万円台でとることができた。

香港での待ち時間も1時間半程度で、目的地まで合計で時間は9時間ぐらい。悪くない。

ホテルはHorizon Resort & Spa というところで、パトン・ビーチの近く。
「ビーチから徒歩5分」と書いてあったが実際のところは徒歩2分だった。
つまり、朝起きて2分後には浜辺に座っていられる、という好立地。

雨季にあたるので、滞在中ずっと雨だったらさぞつまらないだろうなあ、と出発前に心配していた。しかしながら少しも雨は降らなかった。やや曇りがちな日はあったものの、天気は良かった。むしろ、良すぎた。陽射しが強い。少し歩くと汗が出る。そして当然ながら湿度は高い。

これぞ、エイジアン・モイスチャー、だ。こうでなくっちゃ。
最初に東南アジアに行った時は14歳だった。シンガポールに着いて、「押しつぶされるような、湿気」と感じたのを覚えている。生まれて初めてあれほど強烈な湿気に出くわしたのでよっぽど印象的だったのだろう。慣れない環境は苦しくもあった。マレーシアの雑多さに疲れ切って「もう行かなくていいや」とさえ思った。

それが今となっては、心地よくさえ感じるのである。
米の炊けるにおいと、香草のにおいと、人と、砂埃と、ありとあらゆるものがごちゃごちゃ混じったあの、通りのにおいが心地よい。
むわっとした湿気、熱気、活気の入り混じった空気が好きだ。

小さい頃は口にすることさえ憚られた食べ物―銀杏とか、いかの塩辛とか―が今となってはたまらなく美味しく感じるのと同じなのかもしれない。
テイストは変わるのだ。

同じ東南アジアと言えど、去年行ったベトナム、カンボジアとはまた全然違った。
例えば食文化なんて、こんなに近いのに、だいぶ違う。
ベトナム料理とタイ料理は一緒のレストランで作るべきではないな、とあらためて思った。
そういえばタイでは箸とナイフは使わないようだ。
スプーンとフォークだけで器用に食べていた。

ほほえみの国、と呼ばれるが、微笑むというよりむしろ穏やかな人たちという印象を受けた。
感情の起伏は思ったほど激しくなさそうだった。まあたったの4日間なので本当のところは良く分からないが、とりあえず私が会った人たちはいい人たちだらけだった。

もしここで1人でも嫌な人に会うと、私はきっとタイの人々に対してネガティブな印象を勝手に抱くのだろう。そう考えると、あのホテルの人々はきっと「国の代表」と言ってもいいくらいの心構えでサービスにあたってくれていたのだと思う。プロフェッショナルだ。


ところでみなさん、パッタイという食べ物は美味しいですよ。
もしこれからタイに行くことがあればおすすめする。
もしこれからタイに行くことの無い人でも、このためにタイに行くことをおすすめする。
そりゃ毎日食べれば飽きるとは思いますが3日食べても私は飽きなかった。



1日目

2日目

3日目
さて、続きはまた今度。気が向いたら書きます。

Thursday 2 August 2012

『おとなのけんか』

暑い。暑さで倒れそうになった。結局職場に行ってしまった。
家にいても良かったのだが、休み続けるとどうしてもシャキッとしないのでここらで一日だけ行ってみようと思った。

休日そのものより「あ~明日休みだ~」と言っている「休日前日」の夜のほうが好きだ。これほどまでに自分の家が「城」と化し、100パーセントの自由さに身を浸すことができる時間はない。
夕方から、自由時間のための準備をひそかに始める。といっても、夕飯の材料と、少しのアルコールとアイスクリームとDVDをそろえるだけなのだが。
ささやかなる、幸せ。

さて、きょう書きたかったのは、映画について。

「おとなのけんか」by ロマン・ポランスキー

映画について見聞きしたときから、きっとこれは私好みの映画だろうとは思っていたのだがまさに的中!だった。

世の中はこれを「つまらない」と言う人と「最高」という人に分かれるだろう。

私は、製作費のほとんどかかっていない、比較的静かな映画が好きだ。ハリウッドの、ドッカーン!!!バーン!!ズキューン!!系の映画も見ることは見るが、結局そのあと何も残らない場合が多い。(どうせドッカーン系の映画にするならMr. & Mrs. Smith くらいに面白くあってほしい。製作費だけかかって、ただうるさいだけのものが多い。)

登場人物はたったの4人。場所も、ある家の、部屋の中。たったそれだけ。そしてたったの80分間。短編と言ってもいい。4人とも、しゃべってるだけ。

なのに、濃い。セリフがとても面白い。「こりゃ名言だわ」というようなのがたくさん出てくる。なによりも、4人の演技が秀逸。
さすがだ。
特に、ジョディ・フォスターがハマリ役。金メダルものだ。
クリストフ・ヴァルツのオーラがすごい。この人が目の前にいたらきっと直視できないだろうなあ。やっぱり、イングロリアス・バスターズの存在感には敵わないかもしれないけど。

繰返して見たいと思った映画でした。

映画の舞台はニューヨーク、ブルックリン。しかしながらポランスキーは、アメリカに入ると身柄を拘束されるので撮影はパリで行ったらしい。

ちなみに原題は『CARNAGE』という。意味は「大量殺戮」である。これだけ聞くと、ホラー映画のようだが、実際のところ「修羅場」くらいの意味じゃないだろうか。

邦題は「おとなのけんか」だが、なかなかここまで思いきって言いたいことをぶつけあってけんかをするおとなをあまり見たことが無い。西洋で育ったら違ったかもしれない。私の知る限り、思いのたけを相手にぶちまけ、わめくのは子どもっぽいし行儀が悪いし失礼にあたる、と考えられている。ある程度自分の中で我慢することが必要だ、と。

まあ、だから、日々のストレスがたまるんですけどね。

あー、ねむい。じゃ今日はこの辺で。

明日は休みだ~

Wednesday 1 August 2012

ドイツ人の土下座

オリンピック見てますか。私は特に見ていない。普段から特別なニュースやおもしろいドキュメンタリ以外はあまりテレビを見ない。しかし1件、ネットで見つけた記事がおもしろかったのでのせておく。

柔道の試合にて。負けてうなだれているアメリカ人(白)を見て…



勘違いしたドイツ人(青)が土下座を始める↓


これを微笑ましいと言ってしまっては失礼かもしれないが、とりあえず好印象を受ける。
相手がきちんとしているから自分もきちんとしなくては、と思ったのだろうか。
それこそが「柔」の道だと思ったのだろうか。
もともと欧米で生まれたスポーツでは無いので、根本的なところから理解をしようとしてもなかなか難しく結果的にこういうことになるのかもしれない。
一日何度も「お辞儀」をする日本人にしてみれば、頭を下げるタイミングというのは、説明はつかないけどなんとなく分かるものである。感覚的にこのドイツ人がこれを分かるかというとやはり難しいだろう。

日本で生まれたわけではないのに日本でさかんなスポーツっていうのはたくさんある。サッカーがこれだけ人気になったのもここ近年のことだろう。だけど、30年前にサッカーやってた人に比べると、きっと、より本物に近い動きができるようになっているのではないだろうか。そう考えると、やっぱりスポーツは国境を越えるのですね。○○人だから生まれつき○○が上手い、なんていうことは、無いようだ。

万年筆、外出

なくなったと思っていた万年筆が職場の引き出しから出てきた。一本千円のものなので、なくなってもあきらめはつくのだが少し気になっていたのは事実だった。中のインクは空っぽだが一体何色を入れていたのかさえ判然としない状況だった。家に連れて帰って洗うことにした。  翌朝の万年筆カートリッジ...