Monday 26 March 2012

そばの話

最近よく、そばを食べる。
以前まで、どちらかというとうどんが好きだった。
しかし私が好きなのは冷たいうどんに限られる。
あれは格別である。

当然ながらこの寒いなか、冷たいうどんをわざわざ食べるわけもなく、この冬はうどん無しで過ごしていた。そんなある日のこと。日曜の新宿にて、昼に何も食べるものが無くて困っていたところ目の前にそば屋があった。
本当におなかがすいていたので天ぷらそばを一杯食べた。
これがとてもおいしかったのだ。

それ以来、そばのおいしさに目覚めてしまった。
どこに行っても、300円前後で食べられる。
そして、うどんよりも簡単に店舗が見つかる。

ちなみに、かけそばも良いが天ぷらそばが特別においしい。
最近では、おじさんたちの中に混じって堂々と一人で食べるようになった。

「天そばお願いします」

と言って330円を渡して座る。
食べ終わるのに10分もかからない。

「ごちそうさまでした」

と言ってみんな次々に出て行く。
入ってくる人はそれぞれに

「わかめそば」
「かけそば」
「天玉」
「きつね」
「天そば大盛り」

とか、次から次へと注文をするのだが、働いている人はてきぱきと、余計なことをしゃべらずに

「あいよ」

と値段だけ言って手を動かす。
なんてシンプルなファスト・フードなのだろう。

暖かくなっても、まだしばらくの間は、熱い天そばは美味しくいただけるだろう。

なんかさみしい

何かとうまくいかないことが多い。
人生は思い通りにはいかないものだ。

あらかじめそう思っておくだけでも「仕方ないか」と、ストレスをためすぎることを避けられるかもしれない。

だいぶ気温が上がり天気が良くなってきた。
それでもまだ寒いですよね。
コートをクリーニングに出せない。
あと1,2週間はみておかないといけない。

考えてみれば11月ごろからずっと寒がっている。
5ヶ月間ブルブルしているわけだ。
1年は12ヶ月なのに…。

日本ってこんな気候だったっけ。
あまりにも今年は寒い時間が長すぎる。

きのうはチョコレート・マフィンを作った。
さっきひとつ食べたけどよくできていた。

んー、なんか寂しいなあ今日は。

Thursday 22 March 2012

エビングハウス、フリーダムばんざい、食べて寝るだけで幸せ

「エビングハウスの忘却曲線」

と聞くだけでなんだかワクワクしませんか。エビングハウスというのが人名なのか地名なのか家の名前なのか知らなくても、このリズムと響きがかっこよくて私はどきどきする。小学校2年生のときに「ジャンクション」ということばを初めて聞いたとき、興奮して仕方なかった。それがいったい何なのか分からなかったというのに、どこかしら都会的な響きが猛烈に、私の言語センスを刺激したのだ。それに少し似ている。

それで、いったい何のことかというとこれは文字通り忘却曲線のことです。心理学用語です。

学習直後は100パーセント覚えていることが、時間が進むごとにどんどん忘却されてゆき、
1時間後には覚えていることが45パーセント、
9時間後には36パーセント、
1日後には26パーセント、
6日後には24パーセント、
1ヵ月後には21パーセントになる

ということを示したグラフです。
復習はなるべく早く、と言われるゆえんです。
しばらく前まで私は「系列位置効果」のグラフと混同していました。

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今日は仕事に行ったけど9時にはやるべきことが全て終わったので有休を摂って帰った。
天気も良かったし、平日の昼間だし、ということで途中下車して散歩/ショッピングをしようと思い立った。
この、「時間もあるし天気もいいし、どこへ行こうか、どこの駅で降りようか」という自由な感じをこよなく愛する。フリーダムばんざい。

用があるわけでもないけど原宿で降りた。
山手線のドアが閉まる直前まで新宿で降りようと思っていたのに、「えいやっ」と降りた。
そういえば3,4年前はそうやってあちこちで途中下車していたことを思い出したのだ。
ふと気づくとやっぱり腰が重くなっている。

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夕方からプールに行った。
軽く30分くらい泳いで、着替えていると(おそらく)中年の女性が入ってきて元気に「こんにちわ~」と挨拶をした。返事をしたら
「もう、終わったの?」
と聞かれて、はい、と答える。軽めに泳ぎました、と。

女性「スイミングがね、いちばんいいらしいわよね」
私「ああ、体が軽くなりますよね。短時間でカロリー消費するし」
女性「そうなのよ、それで、食べすぎちゃって結局太っちゃうのよ」
私「いいことですよ」
女性「そうよね、食欲無いっていうのは病気につながったりするしね」
私「はい」
女性「それに、熟睡するのよね、泳いだ日の夜は」
私「分かります、眠りの深さが違いますよね」
女性「食べて寝て、それが一番!!」
私「ははは」
女性「地震があろうと、何が起きようと、食べることができて、寝られるってだけで、んもー、幸せよー」
私「そのとおりですねえ」

笑いながら、たくさん話した。
何歳なのかは分からないけど、とにかく元気な方だった。

「食べられて、寝られるっていうだけで幸せ」

このくらいに幸せの沸点(?)が低いのが理想だ。
私もたいてい、簡単に幸せを感じられる体質だと思っているが、彼女は(おそらく)50歳をすぎてもそうなのだ。
知り合いでも何でもないし今日初めて話したというだけの人だが、実際に言葉に出すということは、ある程度、幸せの沸点が低いことの信頼性があるはず。

その証拠に、と言うべきか、この女性、身体はひきしまり、肌もぱつんぱつんしていた。笑ったり話したりするたびに眉がよく動く(日本人にしては珍しい)人でした。

最後に、かぱーっと口をあけて「んじゃ、また会いましょ!!!」と言ってプールに去っていった。


ところでこういう、明るくて元気な中年の方って、男性より圧倒的に女性のほうが多いですよね。
少なくとも私の知る限り、日本人の場合は。イタリアだったら逆もあるかもしれんけど。

Wednesday 21 March 2012

豆をもどす

どうも、遅めの夕飯中の筆者です。

自分で作るサラダがおいしすぎる。自慢じゃないけど、レストランとかデリで食べるのの何倍もおいしい。シンプルなんだけど、いくら食べても飽きない。

きょうは豆を入れてみた。レッド・キドニー・ビーンズ。といっても、「なんとかサラダシリーズ」などというパック入りあるいは缶入りの豆ではない。本当の、乾いた豆を1日以上かけて水で戻し、鍋でゆでたものだ。

この、きちんとした感じが好きだ。おばあちゃんも、母も、よく小豆や大豆を水につけてもどしていた。別に真似しようと思ってやっているわけではないが、水に浸かった豆を見るたびに、その光景を思いだす。時間をかけて栄養を摂る。

ちなみに私のつくるおいしいサラダは、ドレッシングを使わない。味付けはオリーブオイルと、バルサミコ酢、塩だけだ。

きょう使ったのは、レタス、にんじん、たまねぎ、アボカド、豆、ゆで卵。

たったそれだけなのにほんとーにおいしい。パルミジャーノがあればふりかけてもよいですね。
さて、今日はだらだらしたい気分。
明日も仕事だけど。

Sunday 18 March 2012

「おばさん」と言わないモニカ

モニカ・ベルッチがDOLCE&GABBANAの広告に出るというのを数ヶ月前に聞いた。その後私はすっかりそのことを忘れていたのだが、昨日、モニカ・ベルッチを別の記事で見かけたときにふと思い出して検索してみたら、これがなかなか良い。イタリアっぽさ全開の広告たち。

DOLCE&GABBANAはよく集合写真みたいな広告を出す。つまりモデルが一人ではなくて5人以上の登場人物がそれぞれに何かを行っているその一瞬を切り取ったような広告だ。群像劇、とでも言おうか。

私は特にファッションに詳しいわけではないのだが、広告には興味がある。高級ブランドの広告は雑誌をはじめあちらこちらで目にするのだが、やはりセンスの良い、面白いものが多い。お金がかかっているだけあるのだろうか。

上の写真でモニカが着ている服は、コレクションで発表された当時から話題になっていたようだったが、こうやってイタリアを背景に、イタリア人が着こなすとより魅力が増す。

ところでこのモニカさん、47歳だそうです。

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ちょうどきのう村上春樹のエッセイを読んでいたら「自分のことを『おじさん』とは決して呼ばない」と書いたあった。さすがだ。私が好きになる人は、こういう人です。

一度発した言葉の持つ力の大きさを、村上さんは分かっている。
おじさん、って呼ぶと実際におじさんになってしまうから。

20歳ぐらいの人たちを見るとつい「若い人は…」とか言いそうになるけど、それって自分の歳を気にして比べているってことですよね。じきに「どうせおばさんだから」とか言うんじゃないかと思ってしまう。いかんいかん。

モニカ・ベルッチは「私みたいなおばさんは」とか言うでしょうか。
きっと言わない。年齢というものは気にしていないんじゃないだろうか。
むしろ歳をとるごとに美しさが増し、オーラが強くなってきている。
それでもあくまで自然体なのだ。

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今週は6日間連続で勤務だった。とても眠くて、電車でうとうとすることが多かった。
今日はうちに帰ったのが5時過ぎだったのだが、帰るなりすぐ眠ってしまった。
起きたら8時で、それから栄養をつけるためにと思ってにんじんを一本まるごと刻んでいためた。そしてトマトを刻んで、スパゲティをゆでて、アボカドを食べた。
ビールさえあれば完璧なのになあ、と思っていたところ、そういえばきょうは聖パトリック・デーだったことに気づく。
ますますビールが飲みたくなった。しかもギネス。
もう外に出たくなかったので、今夜は水で我慢することにした。
明日も聖パトリック・デーということにしよう。

Wednesday 14 March 2012

村上エッセイ

念願の、村上春樹の「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」を読んでいる。
読もうと思えばあっという間に、2時間もかからずに読み終えるのだろうが、何せ、村上さんのエッセイである。読むのが惜しい。
だから毎日寝る前の楽しみにして読んでいる。
と言っても、3日経ったらもうほとんど読むところがなくなってしまったのだが。

最初のページから順番に読むと、「ああ、残りはあとこれだけか」と、読むたびに残りのページを見て嘆くことになってしまうので、適当に開いたページから読むことにしている。
1エッセイあたり3ページくらいなので、そういうことが可能なのである。

an・anに連載されていたものが集められた本なので読んだことのあるエッセイもいくつかあった。
ちなみに、アンアンは買ったことないけど。図書館で読んだり、本屋で立ち読みしたりしただけ。

村上さん曰く、小説家の書くエッセイというのは、「ビール屋が作る烏龍茶みたいなもの」らしい。
この人はどれだけメタファーがうまいのだろう。
「ビール屋が作る烏龍茶」に限ったことではない。
「どストライク」なメタファーを用いることにおいて村上さんの右に出る作家を知らない。

村上春樹の次回作が出るまでにあとどれくらい待てばいいかなあ。
この人にはずっと本を書き続けてもらいたい。命ある限り…!

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ところで、寒いです。
もう嫌です。しかも花粉で肌が荒れる。
さらに最近なんだか寝不足。
ああもう嫌。

Tuesday 13 March 2012

どんたく!

なんと「どんたく」は外来語らしい。
「博多どんたく」というあの有名なお祭りのことは誰でも聞いたことがあるだろう。

いや、そもそも日本語だとしてもいったいどこから出てきたんだろうと思ってはいたのだが、やっと由来が判明した。

なんと、17世紀以降オランダから入ってきた言葉で、「にちようび」を意味するというのだ。
それが、実に巧みに日本語に取り入れられて「どんたく」というお祭りになったらしい。

びっくりした…。

Friday 9 March 2012

3連休だけど

今日から3連休!
なのに雨!!

3連休とはいうものの、最近仕事はそれほど忙しくない。
やるべきことはほとんど終わってしまったから。
そしてこの3連休は、仕事以外でやるべきことがわんさかある。
なんとか片をつけたいと思っている。

上は、私が撮った写真ではない。
この写真家のファンなのです、わたし。

好きだなーと思っているうちに自分もだんだんこのテイストを目指すようになっちゃうね。

では、用事①に取り掛かるとする。
午後にでもまたブログ書きます。
ではでは。

Wednesday 7 March 2012

旅に出たい、パスタの話

旅に出たい!
ごちゃごちゃしていないところに。
殺風景なヨーロッパの街でもよし、蒸し暑いアジアでもよし!
そんな、極楽スパとかついてなくていいから、宿はどんなのでもいいから、たいそうなものじゃなくていいから、1週間くらい、フルーツジュース飲みながらぼんやりしたい。

時が経つのは早い。ベトナムとカンボジアに行ってから、かれこれ1年になろうとしているのだ。

今年の春はいろいろ忙しそうなのでどこかに行けそうな様子は無い。

はぁー。

バリ島に行ってみたいなあ。どこかで時間がとれないだろうか。

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暖かくなったかと思うと、すぐに天気が崩れる。
明日は曇りで、なんとあさってからはまた雨が降るらしい。

そして土曜日は雪の恐れもあるらしい。
ため息つくしかないね。

今日のうちに、洗濯をしておこう。

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私は本当にパスタを良く食べる。
先週は、気づいたら5/7日パスタを食べていた。
昨日に至っては、昼食と夕食がパスタだった。
(夕飯に昼の残り物を食べたわけではなくて、夜は夜で、また新たに作った。)

そして今日の夕飯もパスタ。
そんなに食べて飽きないのかと思われるだろう。
めったにそんなことは無い。
というのも、毎回、味が違うからだ。
トマトがあれば、クリームもあり
きのこがあれば、えびもある。

そしてパスタの種類も1種類ではない。
ファルファッレ、スパゲッティ、リングイネ、ペンネ…などなど。

たくさんの種類の組み合わせがある。
だからあまり飽きない。

きょうはちなみに、きのこのクリームパスタだった。
セダニーニという、ペンネに似たパスタを使った。

おなかいっぱいになりすぎることもなく、それでも満足感があって、ちっとも太ることなく、なんとも素敵な食材である。

ところできょうは何も勉強をしていない。
眠いのだ。どうもやる気がおきない。
ま、こういう日もあるだろう。

少しだけ何かやっておこうかな、そしてすぐ寝よう。

Thursday 1 March 2012

フェイスブック、誕生日お知らせ

Facebookは危ない。
知らぬ間にありとあらゆる情報が漏れていく。
知人友人が生年月日や職歴学歴、交際、家族などの情報をどんどん書き込んでいくのを見ながら、どうして恐れもせずこんなにたくさんの情報を書けるのだろうと不思議になる。
私は、情報はまず書き込まない。書き込んだ情報や写真は、できる限り制限をかけている。
You can never be too careful in dealing with your information だと思っているからだ。
(情報管理についてはどれだけ気をつけても気をつけすぎることはない。)

ちょくちょく「アカウント設定」をチェックすることにしている。というのも、フェイスブック自体が設定や仕組み自体を変更することがあるからだ。これまでにも何度もあった。友達以外には見えないようにしていたつもりの写真がいつの間にか友達外にもオープンになっていたりした。気味が悪かったし、これは信用ならない、と思った。

自分の情報は自分で守る。

話は変わるが、フェイスブックなどは「きょうは○○さんの誕生日です」と知らせてくれる。
それを見て「ああそうか、きょう誕生日だったな、おめでとうって書き込んでおくか」と書き込むのが本当に好きになれない。書き込むのも、書き込まれるのも、嫌だ。
そんなのに頼らず、誕生日を覚えて祝ってくれる人こそ大事な存在だと信じたいし、「とりあえず書かれる」おめでとうのなかにどれくらい真の祝福が含まれているか、答えは言うまでも無いだろう。

一昨年だったか、大量の「おめでとう」が誕生日に書き込まれたのを見て一瞬嬉しかった。しかし、ふと、「とりあえず」感を受けずにはいられなかったので、ためしに前年、誕生日の表示をはずしてみた。

そしたら、Facebook上に「おめでとう☆」と書き込むお調子者は誰一人いなくなった。
届いたメッセージはすべて、Facebookの壁ではなく、メールだった。
送ってくれたのは、よく連絡を取る友人たちからだった。

フェイスブック以前に、コンピューターが無いころは、誕生日を意識する作業も「能動的」だったはずだ。なんて受身な世の中になってしまったことか。私は嘆く。

朝起きてスマートフォンを見れば「○○さんの誕生日」と教えてくれる。
そのテクノロジーの力を借りている一人として、私は嘆く。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...