Saturday 31 December 2011

UGGブーツ

UGGというブランドがある。
靴のブランドで、「あぐ」と読むらしい。オーストラリア発。

流行っているらしい。
ブーツといえば、あぐ、らしい。

しかしながら全然かっこいいと思えない。
野暮ったいし、安っぽい感じがする。
もう少し洗練されたデザインがあるだろうに、と思う。
色によっては、汚れたように見える。

使用している人が気分を害されたらすまない。
私は足を入れたことも無いので、あくまでも「見た感じ」の純粋な感想である。
使ってみたらとても良かった、と思うのかもしれない。
ただあのデザインに惚れ込んで「ほしいな-」なんて思うことはきっと無いという自信が99%くらいある。

たとえ海外セレブがこぞって履こうとも。

99人が「よい」と思っていることに意義を唱えるのは、一般的に言って、勇気のいることだ。
99人が同じ方向に向かって走りだすときに、一人だけ正反対の方向に走り出せるか。

たとえば、組織のリーダーにはそういうことができる人であってほしいと思う。
そして学校ではそういう人を育てるべきだと思う。

己の直観に従うのは意外と難しい。
特に、集団の和を大事にする日本では。

少し調べてみたら、このUGGのブーツは本物の革と羊毛を使っているので動物愛護団体の目の敵だという。

はて、海外セレブって動物愛護を主張してる人が多くなかったっけ?
そしてUGGブーツを愛用している人が多くなかったっけ?

結局のところ動物愛護団体はファッションの一つに過ぎないのだろうか。

Friday 30 December 2011

年おさめラザニア

いい天気だ。ここ数日こんな感じの天気が続いて気分が良い。
今日は、これから、家族のいる家へ旅立つ。
ここで年越しはしない。

故郷には何もない。
何もなくもてあの、「ひらけた」感じがしてこその郷里だ。

空との境は、山である。

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きのうは年おさめのラザニアを作った。
といっても普通のラザニアだが。

肉を入れずに菜食主義者バージョンで作ってみた。
人参2本、たまねぎ、なす2本、セロリを延々と刻みまくった。
ぜんぶきざむのに1時間くらいかかったかもしれない。
時間をかけた甲斐あって、とても美味しくできた。

巷ではいかに時間を短縮して料理するか、ばかりが注目される。
またそれに需要もあるのだろう。
みんな忙しすぎて、疲れすぎて、家で野菜を刻んでいる暇が無いから。

時にはこうやって午後じゅうかけて、手間ひまかけて、料理をするのも良いと思う。

Monday 26 December 2011

風邪ひいてない

そういえば今年は風邪をひいていない。
これは久しぶりのことだ。

考えてみれば、大学時代まで風邪をひくことは無かった。
熱を出すなんてことはさらに、無かった。
きっと、小学生のころが最後だったと思うがその最後がいつだったのかも覚えていなかった。

それが、働くようになって以来、年に1度は風邪をひくようになった。
最初は大丈夫だった。
それが、2008年、2009年、2010年と、連続して38度以上の熱を出した。

(特に2008年は振り返ってみるとなにかとついてないことの多い年だった。
常にストレスを抱えていて、何かにおわれている感じがして、夢でうなされることが多く、朝から胃の痛い毎日を過ごしていた。)

学生時代との差は何だろう。
ストレス以外は思い当たらない。

それが今年は、元気なのだ。
風邪をひく前の、のどの嫌な感じも、気配すら感じない。

去年と今年の差を考えてみた。

【食事】 …大きな変化は無い。相変わらずオリーブオイルとかパスタとか食べている。
【仕事】 …これも大きな変化は無い。
【睡眠】 …これも大きな変化は無い。
【運動】 …これも大きな変化は無い。


が、プールに行く回数が増えたかもしれない。
週に1回だったのが週に2回になった。
正確な記録は無いがおそらくそうだ。

違いといえばこれだ。
それに、体重は大きく変わってはいないが、身体が軽くなった気はする。

【家】 …引っ越したのもあるかもしれない。今はとても陽あたりの良い家にすんでいる。
やはり太陽は必要なのだ。


あるいは毎朝行うラジオ体操のおかげだろうか。

このまま風邪ひかずに冬を乗り切りたい。

Wednesday 21 December 2011

都会のにおいのするお菓子

母が骨折してからもう2週間が経とうとしている。

ある土曜の午後、仕事中に携帯を見ると妹からの着信があった。
母が椅子から落ちて骨折をしたという。
父親と電話で話しながら「いやまさか冗談だろう」という、ほとんど確信と言ってもいいような気持ちがあった。
なぜって今までそんなことは起こったことが無かった。両親とも、怪我も病気もしたことが無かった。
だからにわかには信じがたかった。
それが今度ばかりは冗談ではなかった。

入院することになったと聞いてすぐに、お菓子でも送ろうと考えた。
なぜだかすぐに「グラマシー・ニューヨーク」を思いついた。

私自身は数回しか食べたことが無かった。
だが間違いなく美味しいという確信があった。

美味しいものなら他にもあるだろう。
しかし、郷里には無さそうなものを送りたかった。

幼い頃、横浜に住んでいるおばから時々お菓子が送られてきた。それはヨックモックだったり、メリーのマロングラッセだったりした。

一緒に住んでいた彼女の両親、つまり私の祖父母に宛てられたものだったが、いつも皆それらを楽しみにしていた。

送られてくるお菓子はなんだか「都会のにおい」がしたものだ。
田舎を出たことの無い私にとっては、たいへん珍しく、素敵で、ワクワクするものだった。
こんな美味しいのは、ここには無いね、とか、なんだかおしゃれだねとか言いながらむしゃむしゃ食べたものだった。

グラマシー・ニューヨークにしようと思い立ったのも、そういう自分の記憶があってのことだろう。あの家にめったに無さそうなものを送ろうと思った。

小さな自分がそこに居たとしたら、箱が開いた瞬間「わぁー」と言って喜ぶような、そんなものを選んだのかもしれない。
ほとんど無意識のうちに。
選んだのは「ニューヨーク・ライブラリ」。
これがまた、たいへん好評だったらしい。

まだ自分で食べたことは無いので、今度はお土産に持っていって自分も食べよう。

Sunday 18 December 2011

「健康」にこだわらない

誰しもが健康を願う。

健康であるためのカギは、健康にこだわりすぎないことではないかと最近思う。

若くしてこの世を去ったスティーブ・ジョブズについてここ数ヶ月あちらこちらでよく話を聞く。
彼は極端な完璧主義者で、健康であるためにいろいろなこだわりを持っていたらしい。

あれをしなきゃ、これをしなきゃ、健康でなきゃ

…と思うことで、結局は自分にプレッシャーをかけてしまうのだ。
タバコはいけない、お酒はいけない、色の濃い野菜を摂る、油は控える、ミネラルとらなきゃ、などなど。
「心がける」程度ならまだしも、それが自分への「義務」となってしまうと、かえって負担となるのではないか。

先日、小学校のころの同級生と会った。
彼の「じいちゃん」は酒とタバコを愛する。
禁じられても隠れて摂取するらしい。
今はもう80歳をすぎているらしい。

実際に私がじいちゃんに会ったことはないのでどの程度元気か、までは分かりかねるが、案外そういう人のほうがストレスなく生きていけるのかもしれないと思う。

ことあるごとに「健康のために」と躍起になってジムに通ったり「ラン」したりサプリメントを摂取したりする完璧主義者よりも、おひさまにあたって、かぽーんとタバコでもふかしてリラ~ックスしている人のほうが意外と長生きして、病気も少ないのではないか。
いや、もし病気になってもあまりパニック状態にならずに受け止められそうな気がする。

私自身は、といえば、どちらかというと前者の気がある。
なるべく「~なきゃ」と思う回数を減らそうとは努力している。

ああ、もうその時点で(つまり「努力」してしまう時点で)リラックスできていないのだ。
どうしてもストレスをためやすい心身である。

深呼吸して、きょうみたいに天気のいい休日こそ何も考えずに過ごしたい。

Wednesday 14 December 2011

和菓子がすき

昨日、ブルーベリーマフィンを焼いた。
今朝食べたけど、昨日の焼きたてを食べたらもっと美味しかっただろうにと思った。

お菓子をよく作る。
もっぱら洋菓子を作るのだが、私自身、実は和菓子派である。
「あん」が好きなのだ。
あんこ党の党首、と呼べそうなくらいである。

あんパンは好きだけど「パン」の部分は要らない。
朝ごはんを食べずに家を出てきてしまいコンビニで何か選ぼうとしていたとき、そう思った。

「じゃあ、あんこだけを買えばいいのでは」
と思い、冷蔵庫にはあんこを常備しておくことにした。

以来、朝ごはんは小倉あん、という日が結構ある。

村岡屋総本舗をご存知だろうか。
九州は佐賀にある。
お気に入りの和菓子屋さんである。
小城羊羹は全国的にも高級羊羹として知られているがここがその「はじまり」なのである。
明治32年(1899年)創業という歴史の長さ。

他の羊羹を食べると違いが分かるほど、ここの羊羹に慣れ親しんでいる。
甘すぎない。
色々種類はあるが、まわりが固くて、ざくざくしているのが特徴的だ。
おみやげや贈答品には最適である。

店舗にいくと、店員さんが大変丁寧な対応で迎えてくれる。
お茶と羊羹が用意される。
たいてい、店の外まで見送りに出てくれる。

先日、空港店にて、思わず顧客登録をしてしまった。
そういうのは普通見向きもしないのに。
故郷への愛ゆえ、であろう。

若い、(もしかしたら10代かもしれない)女性の店員さんがとても喜んでくれて、よかったらどうぞ、と商品のお菓子をくれた。

先日、その店員さんからハガキが届いた。
直筆でメッセージが書いてあって嬉しかった。
「顧客」としてますますひいきにしたくなる瞬間であった。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...