Sunday 12 June 2016

柴田慶信商店の曲げわっぱ(手の平弁当)

ついに!
わっぱを買いました!曲げわっぱ弁当。
しばらくの間重ねた調査の結果、「柴田慶信商店」のものにした。


昨日の話。
朝は少し疲れていてだるい感じがしたが、友達と会う予定になっていた。
あえて「買いたいものがあるから」と浅草を指定し、そこで会うことにしていた。
えいやっ、と重い腰を上げて出かけてみると、体調はむしろ良くなっていった。
天気はとてもよかった。

買うかどうかは決めていなかったが、とりあえず実物を手にとってみたかったので店舗を訪ねてみることにした。
小判型の小が第一候補だ、と思っていたが、これが結構小さかった。
しかも、「在庫不足でして、次に入ってくるのは6カ月後」と言われた。

...6か月??


これから6か月となると、来年の話だ。うーむ。
相当待たなければいけない。

友達がサンプルを見ながら「小さすぎる気が」と言う。
確かに。400mlぐらいらしいが、たぶんすぐにおなかがすくだろうなという容量。

あまり変わらない値段で「手の平弁当」という種類があった。
どうせならこれがよいのではないか、と言われた。
値段を聞いてみると、小判型の小とあまり変わらない。
小判型より直線部分が多い。
容量は500mlぐらいだそうだ。ちょうどいい。

「きょう入ってきたばかりです」と、店員。

とにかく、手触りがよい。
サンプルを手にしたあと、いつの間にかずっとそれを握っている。すでに手放せなくなっている。笑

しばらくそこで迷っていたが、結局買うことにした。
友達の押しもある。
こういうとき、一人でいるよりも友達がいたほうが決断が簡単に下せる。
友達の何気ない一言一言が「うーん、やっぱそうだよな」とか「たしかに」とか結構心に響き、購買の決断に影響する。
自分が逆の立場だと、そこまで重要なアドバイスは言っていない場合が多いことを考えると、やはり迷える子羊は藁をもすがるのだ。(そんなことわざあったっけ?)

その「きょう入ってきたばかり」の中から、「好きなものを選んでください」、と言って見せられたのがたったの3点。入ってくるといっても大量に入ってくるわけではないのだ。少し赤みのある木の、斜め気味に木目の付いているものにした。


実際に買って、触って近くで見てみると、これはすごい技術であることが分かる。
ただの木を、これほどまでになめらかに曲げてくっつける技術。決して誰でも持っているものではない。
なるほど「次に入るのが6カ月後」になるわけだ。
値段も1万円近くするが、その価値は十分すぎるほどにある。
いや、まだ使い始めていないので断言はできないが、買った今の時点ではそう思う。
大量生産ではない、世界じゅうにこの1点しかない、という貴重さをかみしめる。
職人さんの手から、私の手に渡ってきた。
今の世の中、失いかけている大事なことを考えさせられた。
大事に使おう。

いっさいはんは最強

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