ケーキ。ヨーグルトとマスカルポーネが入っていて、上にはオーガニックのクランベリーがのっている。おいしい。飽きの来ないおいしさである。
ケーキ屋さんのケーキよりも甘さが控えめなので飽きないのだろう、きっと。
さて、7月になった途端に雨が降り始めた。しかも結構な雨だ。だいぶ前から梅雨には入っていたがちっとも雨が降らないので「空梅雨だなあ」なんて言っていたのに。先日、帰りに近所の老夫婦が歩いているところに会った。「7月1日がワクチンの接種だから、会場を下見しておこうと思って」と、徒歩でふたり、歩いているところだった。そして7月1日、しっかり雨が降っている。朝から、「ふたりは無事に行けるのだろうか」と考えていた。そして無事にワクチン接種できたことを願う。郷里の両親は、2人とも2回の接種を終えた。早い。
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保育園で、七夕のための短冊が配られた。こういった季節感のある行事はたいてい保育園によって思い出される。「そうか、ひなまつりか」とか「そうか、七夕か」とか。こどもがいなかったらこういうこともないだろう。
短冊を前にして、クレヨンで色つけたり好きなようにかいていいよとまず言ってみたものの、どうしてもやろうとしない。「私はみないから」と言ったときにピンクで2本線を引いた。いいじゃん、それでいいんだよ、とほめてみたものの「いや〜だ〜〜〜」と言う。
「おねがいごとはなにかな」ときくと、
子は「コロナウイルスがなくなりますように」と言った。
きっとレゴが欲しいとか消防車がなんとかとか、そういう願い事だろうと思っていたので驚いたと同時に本質をついた、全世界共通のこの願望に、むしろ自分はどうして気づかなかったのだろうと思った。
子はまだ文字を書くどころか読みもしないので、いっしょにクレヨンを握って書くことにした。これはたいそう満足そうだった。
最後に自分の名前を書く。どうも、本名のあとに「ファイヤーマン」をつけたがる。いつものことだ。自分の名前の一部というか称号のように思っている。空いたところに「ファイヤーマン」と書いてあげた。
短冊を見るたびに思う。「まじそれな」と。はやくなくなってくれ。コロナ。
きょうも雨のため、保育園のプールびらきは延期だ。仕方ない。来週を楽しみにしよう。