Thursday, 18 August 2022

『ブリティッシュ・ベイクオフ』

 雨が降り続いている。15日夜にすごい勢いで降ってきて、そのあとは突然土砂降りになったり止まったりの繰り返し。そして昨日は一日中降っていた。しかも強い雨だった。今朝は少しおさまったように見える。暑いのも困るが雨も困る。少しの雨ならいいけど降り続くと気持ちが晴れない。昨年の、災害級の雨にくらべると、まあそれほどではない。

家のなかにいて何をするかと言えば読書やらテレビやら。きのう、珍しく新聞の番組表を見てみると、『ブリティッシュ・ベイクオフ』と書いてある。Eテレでやっているらしい。知らなかった。英国BBCの番組で、存在は知っていた。アマチュアの"baker"たちが集まってお菓子作りその他"bake(焼く)"料理を競う。見たいなあと思いながらも実際に見たことも見ようとしたこともなかった。午後1時半、忘れないようにテレビの前に座った。

これが!とても面白かったのである。お菓子作りや料理について、私は手の込んだものはまったく作らないが興味はある。そういう人にとってはこの番組は相当面白い。昔、日本でやっていたTVチャンピオンを思い出す。

お菓子作りに関係ない点だが、イギリス英語が面白い。久しぶりにこれだけ大量のイギリス英語を聞いた。それはまあBBCニュースなんて聞いてればいくらでも聞けるんだけど、それとはわけが違う。というのは、出てくる人々が、一般人で、アクセントがそれぞれに異なるから。10人以上の人物が登場するが、居住、年齢、性別、背景、肌の色がすべて異なる。そして飾らない、ごく普通の英語。聞き取りにくい。これがおもしろい。司会役はもちろん聞き取りやすい英語を話すが、ベイカーたちの英語にはかなり差がある。

Eテレでは30分間しか放映されなかったが番組としてはその倍あるようだ。続きが気になる。木曜夜に放映されるらしい。が、これはもしかしてと思ってアマゾンプライムで探してみたら、あった。探し当てて、続きを見た。もっと早く気づいていればよかった。こんなに面白いものがあったとは。

いい番組だなと思うもう一つの理由は、途中にその食物についての歴史が解説されるところ。これがきちんとしていて、面白い。ちゃんと再現ビデオまで作ってある。きのう見たビスケットの回では、funeral biscuitsというのが紹介されていた。なんとお葬式の招待にはビスケットを使っていたらしい。ビスケットを葬式の内容が書かれた紙でつつんで、それをカゴに入れて、歩いて配り歩いた、という話。おもしろい。あとは、飽食で太り過ぎかつ病気になった人たちのために、カロリー計算された健康に良いビスケットというのが開発された話とか。

ちなみに「クッキー」はアメリカの言葉です。イギリスはいわゆるクッキーのことを「ビスケット」と呼びます。

お父さんの回復、12月の疲れ

父が入院している。経過は良いようで、退院が見えてきたらしい。よかった。毎日のようにテレビ電話で様子をきいているが、話す様子が1日、1日と元気になっていくのがわかる。人間の身体はすごいなあ。 話を聞くたびに、普段の姿勢とか、動き方とか、注意しなければと思う。身体に負担をかける動きを...