Tuesday, 30 April 2024

緑地の民家園

子の友人一家に誘われて、川崎にある生田緑地に行ってきた。ずーっと前にプラネタリウムに行ったことがあったので、もしかしてあの場所かなと想像できた。日本民家園というのがあってこれが面白かった。その、かつてプラネタリウムに行った時に入り口だけは見たことがあったけど実際はそのずっと奥までたくさんの民家が、言ってみれば博物館のように続いていた。日本各地から民家が集まって再建されている。なるほど生田緑地というのはこのエリアすべてを指すのか、とようやくわかった。広大な敷地だった。民家園はとても綺麗に管理されていて、ボランティアの人々が熱心にはたらいていた。

見てまわるうちに「これはうちと同じだな」と思うつくりがたくさんあって、それは何を隠そううちの実家のことであった。座敷の柱や梁、天井はまさにこの展示と似たつくりをしていた。

佐賀に帰りたい。今月のはじめに帰っていたばかりなのに、もう帰りたい。別に民家園に行ったからではないだろうけど、きょう帰宅したらなんだかその気持ちはもっと強くなっている気がした。何もしたくないけどごろごろしたい。緑が見たい。緑地に行かなくても窓から緑の見えるところに行きたい。というか住みたい。はぁ。

これ以上ない良い仕事をしていると思っている。とても楽しくて、出勤が苦ではない。自分の裁量で好きなことをできるしその効果が目に見える。周りにも良い影響を与えられる動き方をしようと思えるしそのエネルギーがある。そして自分を高められるような周囲の人たちに恵まれている。

しかしこれをあと20年強、続けるのだろうか。そして東京に住み続けるのだろうか。現時点での、人生最大の疑問である。

さて、仕事に行くとしよう。

Monday, 29 April 2024

首が回復してきた

合気道で首を痛めて1週間。痛みに加えて吐き気とめまいのようなものが2日くらいは続いた。日を追うごとに痛みが消えてきた。

合気道はやめておきなさい、と言われるとやりたくなるというのが世の常(?)。不思議なもので、普段は「きょうはまあいかなくてもいいかな」とか誰も聞かない言い訳をつらつらと連ねているというのに、禁止されるとどうもやりたくなる。土曜の朝は見学しに行って、そこから出勤して、その後病院。

診察では、固定具は外してよいと言われた。合気道はまだやめておいたら、と言われた。が、ストレッチくらいはできる。そして医師は合気道がどんな感じか知らない。影響のない動きはたくさんある。さらに日曜はこれ以上ないくらいの合気道日和で、「まあ着替えるだけ」…と自分に言い聞かせながら行った。様子をみながらストレッチをして、すこーしだけ稽古もやってみた。動いて、休んで、をくり返し。来週は100%大丈夫だろうと思った。

合気道、いろんな人と会えるのがいい。ほんの少しの会話がとても気持ちが良い。

細々と続けてきて、そろそろ10年目に入る。10年続けないと、堂々と「合気道やってます」とは言えないなと、以前から思っていた。が、首のけがによって、周囲(特に職場)の人たちに「合気道をやってるんですが…」と嫌でも説明しなければいけない状況になってしまった。当然誰もが「首、どうしたんですか」と尋ねるから。この1週間で一体何人に説明しただろう。馴染みのない人たちの間に「合気道」という言葉がひろまったに違いない。ただし、「首をけがするなんてさぞ怖い武道なのだな」という広まり方をした可能性は否めない。

写真はまったく関係なくて、最近つくってもらったケーキ。美味しいです。


Thursday, 11 April 2024

ありがとうとカルボナーラ


 新学期スタート。

子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの何にもかえがたいなと思う。

焦らず職場を出て、堂々と5時過ぎに帰ってきて、夕飯は作ってもらえる。ありがたいです、本当に。1日に何度も「ありがとう」を言っている。お互い言ってるけど私は本当に「頭が上がらない」立場だと思うので、心がけて言っている。

きのうは久しぶりにカルボナーラでした。太るんじゃないかとかあんまりそういう心配はない。「本当の」カルボナーラはクリームを使わず、一般にイメージされるよりもっとずっと軽い。そりゃ食べ過ぎは太るだろうけど。はー、おいしかったよ。


Monday, 8 April 2024

週末、面白かったことの記録

 面白いと思ったことをいくつか記録。

1) 土曜の公園でEさんとの会話

Eさんは英国にルーツを持つ方で、保育園のときから知り合い。母語は日本語じゃないけど日本人のパートナーと、東京で2人の子育てをしている。わからないことばとか、日本独特の文化とかあるだろうに、偉いなあと感心している。久しぶりに公園でばったり会ったので話した。ちなみに彼女は歌手。コロナ明けたのもあって、最近は十三カ国を回るコンサート・ツアーに行ってきたらしい。イギリスにも行けたらしくて、それはよかったですねと話した。物価も、大変とは言うものの、まあそこまでではない、と。ほう、そうですか。アメリカはやばいですよね?ときくと、表情が一瞬で変わって、出た言葉は

"Horrible."

でした。空港でミネラルウォーターを買おうとしたら700円だった、と。ちょっと待った、水が700円?いやー、狂っている… 2015年にニューヨークに行ったとき、あらゆるものを見てこれは高すぎるなと思っていたんだけどそこからさらに苦しくなっている様子。水700円は無理。だからと言って日本から持っていけるものというわけでもないし。いやはや。

2) おふろで我が子との会話

文脈は忘れたんだけど、子に私が何かたずねたら

「いや、よりによって違う」

ん??どうやら「人によって」を「よりによって」と言い間違えたらしい。かわいい。かわいすぎる。

3) 土曜の朝の合気道にて

これは面白い話というわけではないけど、Yさんが顔に大きな絆創膏というかガーゼをしていて、どうしたのか聞いたら前日に自転車で転んだらしい。自転車は無事だったけど、メガネが顔に刺さったと。ひぇえええ… 目じゃなくてよかったです…

4) スーパーのペットボトル回収機にて

これも面白い話というわけではないけど。

数ヶ月前に設置されたこの機械、ボトルを入れても機械が受け付けてくれないときが多い。きのうもまたそうで、ピー、と音がして戻ってくる。ああもういやになっちゃうなと諦めようとしたとき、後ろからおじさんが「ここをこうすると良いみたいですよ」とかいろいろ教えてくれた。そして成功した。めんどくさい系の人かと思いきやただの親切だった。ありがたかった。

5) 土曜の公園にて その2

近所のAさん。7歳の娘と2歳の息子がいる。この2歳の息子がわんぱくで、公園を裸足で走り回っていた。眺めながら「わんぱくですね」と言うと、大変すぎてもう参ってしまう、とのこと。「男の子は全然違いますね」と言われて、そうですよねと答えた。「もしこの子が先に生まれてたら2人目を産もうとは思いませんでした」と。そうかもしれない。世の中、一人っ子の数の比較なんてあるのだろうか。もしかしたら男の子のほうが多いのでは?うちもそうだけど。

曰く、1人目の女の子で「大変だ」と感じたことさえなかった、らしい。よく聞く話だ。私の親も言っていた。友人も言っていた。言えば言うことは聞く、と。ところがどっこい、男はそうはいかない。男と女でこんなにわけてしまうのもどうかとは思うが、この時点から全然違うのだ。ちなみにこの2歳の息子さん、去年すでに一度骨折しているらしい。この年齢で骨折ですか…と驚いた。

***************************

ほかにも面白いことがあった気がするけど忘れました。すぐに記録しないと忘れる。

ところでこうやって書いてみてわかるけど、記録したくなるレベルの面白いことって、人と関わるところから出てくる。「面白い話をきいたなあ」って、1人では不可能なわけで。

Friday, 5 April 2024

東京に戻って風邪気味

 3日に東京に帰った。その夜、のどが変な感じがして、あれっと思った。かゆいような感じ。何かアレルギーのあるものを食べたのか?と思ったけど花粉以外でアレルギーはないはず。まあいっかと思って寝たら夜中にのどがいたい。喉と鼻の間の左奥、みたいな感じ。乾燥してるのかーと思ったけどいや外は雨っぽいね…。ティッシュ必要だなと思いながら仕事に行ったらやっぱり変な咳が出る。鼻水も出る。そしてこの咳の、のどの奥の音は数日前に、母が咳をしていたときの音と同じ。父も「のどが変」と言っていた。きっとうつったのだろう。熱があるほどではないが、すっきりしない。元気が出ない、というわけでもない。とにかくすっきりしない。旅の疲れもあったと思う。早く寝ることにした。(といっても毎日9時に寝ているけど。)

3月も鼻水、その後の咳が続いて、あれはなんだったんだろうと思う。鼻水からはじまったので花粉症と思っていたらどうも違う感じになってきて結局咳として3月末まで残った。治ったかと思ったら今これである。調子のよかったのは帰省している間の1週間だけだったということか。

具合が悪くなったときはメモしておく。パターンが分かれば防ぎようもあるかもしれないから。

東京に帰ってから天気が冴えない。曇り空で、なんだか寒々しい。桜が咲いてはいるものの、どうもパッとしない。

とはいえ日常には戻れるもので、やっぱり基盤をこちらに置いているのだな私は、と思う。20年以上東京に住んでいると、人のつながりがこちらを軸にできている。ホッとするかどうかは別として、動きやすさはある。

唯一気になっているのはここ1週間、同じ屋根の下にいた姪っ子である。とくに1歳半のほう。周りをトコトコ歩いていたのが日常だったので、いなくなるとこれは大きな欠乏である。あの高い声を聞きたい。今どうしているのだろうと思う。この三日で、姪の動画を何回も見ている。まだ、ことばが出てくる直前という状態なのだが今度会った時にしゃべれるようになっているのだろうかと思うとこれもまた切ない。

Monday, 1 April 2024

4月になった

実家のひな壇。博物館かと思うような大掛かりな雛人形だ。姪がこの人形の表情をひとつひとつ真似するのが面白い。芸達者な姪。
ひな壇はちょうどおととい片づけられ、今は兜に取って代わった。

ようやく春らしい天気になったなと思ったら4月である。あまりにも寒々しい3月だった。2月はそれほど寒くないなと思っていたのだが3月になってからの寒さが長すぎた。フリースも、セーターも全然片づけられなかった。今回もダウンコートを着てきている。

東京に戻る日が近づいている。

つばめが飛んでいるのをみて「あ、もう飛び始めた」と弟が言っていた。東京にいて、つばめの飛ぶ時期を考えたことさえなかった。

きのうは暑くも寒くもなかったので、わらびをとりに山へ行ってみた。ここ数年のなかでは久しぶりに「当たり」だった。収穫ゼロで帰ってくることが何年も続いていたのに今回は少しだけだけど、採れた。

ゆったりとした時間が流れている。用はなくても庭に出て、山と空を見上げる。鳥のさえずりと、遠くで車の走る音が聞こえる。

菜の花の黄色と、チューリップのピンクと、そのほかの花々の鮮やかな色が目に入ってくる。日差しが少し強くなってきた。

きょうから4月。嵐の前の静けさ、なのかもしれない。

さてパンでも焼こうかな。

お父さんの回復、12月の疲れ

父が入院している。経過は良いようで、退院が見えてきたらしい。よかった。毎日のようにテレビ電話で様子をきいているが、話す様子が1日、1日と元気になっていくのがわかる。人間の身体はすごいなあ。 話を聞くたびに、普段の姿勢とか、動き方とか、注意しなければと思う。身体に負担をかける動きを...