Sunday, 30 June 2024

不調のきろく、ブルーインパルス、氷おに

6月最後の日。振り返ってみると4,5,6月は不調だったなあ。4月に首を怪我し、5月はずっと風邪っぽく、6月はもはやパンク寸前で、ひどいめまいが一発。その間ずっと「鼻水がとまらない日」が頻発していた。ローションティッシュをこんなに消費したこともなかったのではないか。授業にさえ持っていくことが何度もある。(先週もそうだった。)とことん弱っている。そして先週あたりは暑くなってきて睡眠不足も重なり、精神的にも絶不調だった。そのサインとして大きな音が出るだけで涙が出てくる。ときどきそういう人の話を聞いたことがあったけど、まさに自分がそれ。ここ数日、涼しく寝られるのでようやく睡眠も取り戻しつつあって、ギリギリ感はなくなってきた。

休まなければいけない。心身ともに具合の悪い生徒が何人もいて、特に今月はその子たちの話をたくさん聞いてきたのだがそうしているうちに自分も不調に陥ったのだった。「やばくなる前に、手をうつんだよ」などと言っていたら、その言葉、そっくりそのまま自分に返ってきた。休まなければ。

本当にやばくなる前に誰かに言えたらいいのだろうけど、そういうときに「弱い人だと思われるんだろうな」という考えがよぎり、結局言えない。今回も言えなかった。しかし言えない代わりにスーッと休んだ。欠勤はしなかったが午後休とか在宅勤務をうまく使って、心を横たえられる日を作ろうとした。

というわけできのうは待ちに待った何もない土曜日。合気道の朝稽古に行った。この季節の朝稽古はさわやかだ。特に稽古後。こんなに気持ちのいい時間帯があったのかと思う。いや、昔から朝型だし、朝稽古に参加するのは初めてではないのだが、そもそも好きな初夏に、汗をいっぱい書いて7時すぎに自転車で帰宅するのは本当に気持ちがいい。朝稽古に行くときは帽子とパーカーを身につけているのに、帰りは開放感でいっぱいでTシャツとサンダル、サングラスだけで風をきって帰る。本当に気持ちがいい。

何もしないで過ごそうと思っていたらママ友から「ブルーインパルスを見に公園に行きませんか」の誘いがあったので、行ってみることにした。電車に乗っていかなければいけない公園で、しかもブルーインパルスは税金の無駄遣いですよねとかちょうど前日職場で話していたところだったので、わざわざそのために遠い公園にいくのは正直なところ面倒ではあったがこのママ友からの誘いは、のってみると必ず「きょうは行ってよかった」と思えるのでWhy not精神で受け入れた。

公園で待ち合わせをしたらおもいのほか早く着いてしまった。暑い中、結構待った。あとで知ったのだが、その間、そしたらあちらは「公園に行くのが面倒になったのでもっと近くで待ち合わせたい」という内容のLINEをわたしに送っていたらしい。しかしながらわたしはスマホを持たず家でしかLINEが見られないので、まさかそんなことになっているとは何も知らなかった。

結局2時過ぎにママ友現れる。会えてよかったです…。

子と2人で鬼ごっこをしていたところ、小学生の女の子が2人、「いっしょに遊びませんか」と声をかけてきた。これは驚きだった。

「いいよ!」と答えて4人で氷おにを始めた。

結果から言おう:おには負けました。人生でここまで本気で走り回ったのはおそらく30年ぶりだったと思う。この子たち、あとから聞いたら小6だそうだ。子と走り回るだけでも息が上がり汗だくだったというのに、さらに体力の限界を試された。この女の子たちの身体能力ときたらもうカモシカとかうさぎとか、そういう跳ねる動物を思い出させるレベル。脚が長い。細い。無駄な肉がひとつもない。滑り台の上から飛び降りる。こちら40歳。走っても走ってもどうしてもつかまえられない。全速力で走り続けた。時間が永遠に思えた。そのうちに1人が言った:

「おに、かわりましょうか?」

ゼエゼエしながら「は、はい、おねがいします…」と答えた。無理だった。朝稽古ほどではないがそれに近いくらいの汗がぽたぽたとしたたり落ちた。普段、自分のことをおばさんなんて思わないし決して言わないのだがこういうときだけ都合よく「おばさん無理」なんて言いたくなる。まあ言わなかったけど。

とことん、「小学校の先生すげえ」と思った。体育の時間だけじゃなくて休み時間も外にでて遊ぶ先生たちいますよね、あれ、当たり前だと思ってたけどちょっとまあ並大抵のことではないです。

その間、どうやらブルーインパルスが2回くらい上空を通過した。「あ、飛んでるねえ」と言ってみたものの子供たちのフォーカスは完全に地上にあり、正直なところわたしもどうでもよくなっていた。「税金の無駄遣い」はごおおおおという上空からの音とともに飛び去っていったのだった。

全速力で駆け回ったその数時間後、家でシャワーをあびてリラックスしたら頭につまっていた栓がとれたかのように気持ちがよかった。やっぱり体を動かすのは最高なのである。これに勝るものはない、とつくづく実感し、あの女の子たちに心から感謝した。

Thursday, 20 June 2024

めまいのきろく

火曜の朝、めまいがした。朝起きたときはそれほどでもなかったのだが、1〜2時間くらい座っていたあとで、動き始めたら「これはやばい」と思った。半年に1回くらいある。先週だったかも、夜寝ている間に気づいて「きた」と思ったのだが朝にはまあ治っていた。結局そこからじゅうぶんに休養が取れていなかったのだと思う。たまっていたものが火曜の朝に出てきたのだ。この数日やたらと脚がしびれていたのももしかしたら関係あるのかもしれない。めまいはいつも同じパターンで、天井が大きく回転するタイプ。船酔いみたいな感じになって、吐き気もする。食べられるけど気持ち悪い。三半規管に問題があるのだろうと思って耳鼻科で詳しい検査を受けたこともあるけど結局なにもわからなかった。

仕事を休むわけにはいかなかったので、しばらく横になったあとで出勤した。けっこうつらかった。同僚と話しているうちにだんだん元気になった。朝ほどではないけど夕方もまだ調子は整わなかった。

帰り道にすごくたくさんあくびがでたので、やっぱり疲れているのだと思った。その日は9時前に寝て、翌朝はだいぶ良くなっていた。寝れば治る。だいたいこうやってパターンがわかってきた。最初にこのめまいが起きたのはいまでもよく覚えていて、育休後、仕事に復帰して1週間くらい経ったときだった。あれは本当にひどくてまったく起き上がれなかった。程度は違っても今回のも同じだと思う。

通常からセーブしながら動けばいいのだろうけどガタがくるまで気づかない。困ったものだ。

火曜の朝、目をつぶってめまいがおさまるのを待っていた時、つらいのに加えてにっちもさっちも行かない感じがして涙が出てきた。そういうときって「なんてかわいそうなわたし」と思っている傾向がある。しかし同情してもらってもどうにもならないのだ。

「むりしないほうがいいよ〜 そういうときはしごとをやすんだほうがいいよ〜」という我が子。そのとおりなのだ。仕事を休むことがなぜできないのだろう?大雨のなか、結局カッパをきて自転車で通勤した。

考えるのは、めまいや頭痛が理由で休む人たちのこと。自分が元気なときにそういうのを聞くと「へー」としか思わない。休んでしまうとそれと同じに成り下がってしまうのだと思うとどうしても「自分は違う!」となって休めなくなる。

やれやれ、ぼちぼちやっていかないと続かないなこれは。

「どんな思い出もとっておきたい」

 きのうから小学校は給食がない。Fは仕事がある。4時間で帰宅するのでお昼には家にいなければならず、仕事どうしようかと頭を抱えていた矢先、Fの仕事が午後からだからお昼は心配ないということがわかった。ホッと一安心。それでも少し早めに退勤して3時には家についた。お好み焼きを作ることにな...