月曜から昨日まで6日間、朝8:30~夕方4:00までずっと授業をやっていた。
1ヶ月間の連休直後にこれだけ労働をするとさすがに身体がびっくりしているのが分かる。
90分×4コマである。その間ずっと立ちっぱなし、しゃべりっぱなし。
帰宅してベッドに身を投げると、脳みそがピク、ピクと震えるのが分かる。
そんな6日間だった。
今回、6日間のうちほぼ毎日、テストをやってみた。
前の日に学んだ内容そのまんまを、10分程度でテストする。
これが予想以上に好評だった。
結果が成績に入らないということが分かっている場合、生徒は勉強してこないものだ。
しかし、今回は夢中になって勉強している。
始まる前に「○○点は少なくともとる」「負けないから」と言ってはしゃいでいる。
テストやります、というと、間違いなく「え~」とブーイングの嵐なのだが、実は本人たち、テストを楽しんでいる。
「あーもう、昨日やったのにできてない」と、丸付けのときにとにかく悔しそうな顔をする。
「よし、よし…」と満足げにそれを眺める私。
学ぶ内容をインプット(入力)しているだけではいっこうに伸びない。
だいじなのはアウトプット(出力)である。
という内容をしばらく前に内田樹のブログで読んだ。
こんな単純なことに自分は気付いていなかった、と衝撃を受けた。
確かに自分自身が試験勉強をしていた時期は、必ずテスト形式にして習熟を確かめていた。
できないものがあればそれにしるしをつけて、繰り返し解く。
授業中、「話をちゃんと聞きなさい」
と言って授業をすすめていて、生徒の実力がいっこうに伸びないのは、当然のことなのである。
なぜって、聞いてるだけだから。
出力させてみて初めて、身についているかどうか、本人たちもわかる。
そしてその機会はなるべく多いほうがいい。
「なんか、できるようになった気がする」
「おー、優秀じゃん」
「や、まじで」
こんな会話をきいて、授業やってよかった、とやりがいをひしひしと感じるのでありました。