私はしょっちゅうある。
うちの母親もそうだった気がする。
いつかタモリさんが、テレビで「女性に多いらしいですねそういう人」と言っていたから我ら母子2人だけの問題ではないようだ。
でも一体、なぜなのだろう。
考えたところで答えはひとつに決まっている:
実際にぶつけているのだ。机のかどや椅子の脚に、日常生活をしているあいだに身体の一部をぶつけている。なのに気付いていない。
ほとんど意識に上らないレベルで「あいたッ」というくらいの衝撃をうけているのだ。
それ以外にありえない。
無意識といえば寝ているときだが、ベッドの周りを見回しても特に思い当たるフシ、ならぬ、思い当たる角はない。
今、左の二の腕にアザができている。触ると痛い。「どうしたのそれ」と言われても「わかんないんだけど」としか答えようが無い。だって本当に分からない。
別に大怪我ではないわけで、放っておけば治るので、毎回こうやって放置している。
生きているあいだに一体どれくらいのアザを作るんだろう、私は。
でも、ほんと、いつぶつけてるんだろうなあ。