東京に戻った。18日間、ひたすら実家で予定のない日々を過ごした。やるべきことは一応済ませた。それでもまだやるべきことはあったけど急いでやらなければいけないほどではなかったので思い切ってゴロゴロすることにした。18日の間には:
・大雨が降り
・オリンピックが終わり
・小田急線内の殺傷事件があり
・東京都のコロナ感染者数5000人を超え
・タリバンがカブール制圧し
・どこかの知事がメダルをかんだ
大雨以外の全てが遠いところで起きているように感じた。雨については、私の実家は被害はなかった。それでも雨が止むのを待ち続けるのは辛いと思ったし、まる4日間豪雨が続くと、だんだん不安になってきた。雨って、降らなくても困るけど降り過ぎても困るのだと(当たり前だけど)感じた。九州出身の私にとって災害といえば台風だが、台風はいくらか防御のしようがあり、いずれ通り過ぎることがわかっている。いっぽういつ止むかわからない雨は、もうただひたすらに止むのを待つしかない。台風がまし、というわけではないけど大雨の怖さを今回は実感した。
東京に戻ってきて、狭い家にイライラはするものの、なんとか普通の生活を再開している。コロナは相変わらず注意しなければいけないが。しばらくここを離れたおかげですこし切り替えができた。
特に我が子に対する接し方については少し考え直すことができた。祖父母と遊ぶ様子を見ながら、「そうか、こうするべきなのかもしれない」「こうしたらいいのかも」と、いろいろなヒントを得ることができた。
風が少し涼しくなってきた。夏はあっという間に終わる。8月後半。夏の終わりのこの空気はいつもせつない。