Thursday, 24 April 2025

3年生になって、相談室メモ

 3年生になった我が子。新年度に切り替わったとたん、とても調子がいい。授業中も、座っているらしい。これは驚くべきこと。悪ノリする仲間たちとはクラス替えで別のクラスになり、とても良いスタートがきれている。

2年の後半、授業中に使ってよかったタブレットも、使わなくなったどころか、今となっては持っていくことすらない。持って行きたいと言うことさえない。環境が変わっただけでこんなに変わるのだ。

2年のときに使うことがなかった連絡帳と算数ノートのページが進んでいることに驚いた。算数なんて、ノートどころか教科書を開くことさえなかっただろうに、今は毎回の授業でなにか書いている。驚いた。

エピペンを持っている子は、毎年はじめに面談があるので先日行ってきた。養護教諭、担任、校長、栄養士。4月にこれがあると担任の先生と話す機会があって良い。「とても良い感じですよ」と言っていた。ありがたい。

そのあと、もともと予約をとっていたスクールカウンセラーとの面談。こちらもやはり「最近調子良いですね」と。「調子が良い今が、習い事などを始めるチャンスかなと思いましたけどそこにはのってこないのでまあいっかと思ってます」と話すと、「やることを増やさないほうがいいです」と言われた。そうだった、相談室に行くとこの点についてあらためてハッとするのだった。

・習い事のしすぎで、学校では無気力という生徒は少なくない

・スキル、技術を身につけるのは中学校に入ってからでも

・小学生は「毎日わくわくしていること」が大事

・生きてるのが楽しいと思えること、希望を感じられることが大事

・習い事より友達と遊んで学ぶことが大事

・待ち合わせをしてたのにうまくいかなくてすれちがったり、ボールで遊んでてとなりの家にボールが入ってしまって困ったり、そういう問題解決を人としていく経験など

・本人がやる気で言い出さない限り無理にやらせなくていい

・こどもはのんびりする時間がないと

相談員の先生はいつもこのことを言うのに、しばらく面談をしないと「習い事でもしたほうがいいんじゃないか」という欲求?が戻ってくる。大事だと思ったのでこうやって書いておく。

Thursday, 17 April 2025

無理がきかない歳

 今週月曜の夜に、職場の外で、大事な会議があった。6時から8時まで。この時間というのは、普通は家にいる。こどもとの宿題が終わって、お風呂に入って、ごはんを食べて、歯を磨いて、寝る準備をする、というのが毎日の流れ。会議に参加するということは、ルーティーンを壊すことになるので、たいへん抵抗があったがこれはどうしても欠かせなかった。オンラインで参加することもできたが、対面で参加したいと思った。なんとかなるだろう、と思って参加した。

帰り道、8時過ぎ、脚が痛い。痛めたわけではなくて、むくんだ感じ。一刻も早く家に帰って靴を脱いでリラックスしたいと思った。電車に乗っている人たちを見ながらいろいろな想像をする。こんな時間に帰宅している人たちにも、脚のむくみを感じる人がいるのだろうか。この人たちは今から何を食べるのだろうか。見るからに皆が疲れている。

家に帰ってすぐにシャワーを浴び、歯磨きをして、結局、寝る時間はそれほど変えなくても済んだ。こどもが「本読もうよ〜」と言うのに読めなくて申し訳なかった。8時台に家にいないということは本が読めないということになる。

さて、月曜の夜、外にいたことがそのあとだいぶ身体に響いている。火、水と、夜の疲れが半端ない。夕方以降、頭も身体も重い。朝すっきり起きられない。便秘ぎみ。熱もないし元気だけど自分だけがわかる、いつもと違う感じ。

すべては月曜の夜のせいである。やっぱりこういうことになる。もっと休まないといけない。

この不調に気づけるのは、いつも規則正しく生きているおかげにほかならない。少しの違いでも気づくことができる。

体力があるかどうか、とは別なのだ。もっとも、そういう歳になってきたというのもある。無理はきかないのだ。

Monday, 14 April 2025

まちどおしかった週末

「ままー、3年生になってから、なんかおやすみまで長いね」

やっぱりそう思うか。同意しかない。

そう。長かった。 新年度始まって1週間は、毎年のことだがものすごく長く感じる。始業式が2週間くらい前のよう。この1週間は本当に長かった。

誰に頼まれてもいないのにふと気づくと気が張っている。いつもより長く仕事に残ろうとしている。火曜日ごろに気づいた。そして新しいスケジュールに慣れていないので、無駄な動きが多い。空いている時間に効率よく仕事を済まさず、あっちこっち、かじるように仕事をして結局それほど片付いていない。これは頭というより身体の問題なので、慣れるまでは仕方ない。

週末は本気の休息をとらないと、次の週からやっていけない。最初だからといって張り切ると身体がもたない。

というわけで土日は、休みらしい休みにした。土曜は天気もよく、合気道の朝稽古も気持ちよかった。家族でお昼を食べて、図書館で雑誌を読みたいだけ読んで、夕方からは家族でプールに行った。パンも焼いた。アーモンドボールも焼いた。

日曜は9時ごろから雨が降ったので、合気道に行くのは潔くあきらめた。私にしてはめずらしく一歩も外に出なかった。大平一枝さんの「こんなふうに、人と暮らしを書いてきた」を読んだ。それから学研の歴史まんがを読んだ。きのうから読みかけていた、16〜17世紀の世界史。さほど期待していなかったがこれが面白かった。ほかにも借りようと思った。

抹茶のショートブレッドと、パンも焼いた。いつものように、これからの1週間に必要なゆで卵とにんじんサラダも作った。

それから見たかった韓国ドラマを見た。大したことないシーンがまた泣けるのなんのって…

夕飯はバーガーキング。

今朝体重を測ったら0.5kgも増えていて、超えてはいけないラインを久々に超えてしまった。これはよくない。またすぐ戻るだろうけど。さすがにぐうたらすぎた。雨のせいだ。

きょうはめちゃくちゃ忙しい日。大丈夫だろうか、と何日も前から思っているんだけど、まあ時間が解決する。なんとかなる。そう自分に言い聞かせている。

Tuesday, 8 April 2025

新年度が始まってしまった

 新年度が始まった。始まってしまった。あまり実感がないのだが周りは少し興奮状態というか張り切っている。当然だろう。桜と一緒にすべてがスタートする。誰もが新しい出会いにドキドキしている。この1週間が、とにかく疲れるのだ。みんな一斉に始めなければいいのに、と思う。全体的にもっと遅く、ゆっくり始めればいいのに、前の年度がおわってたったの1週間のうちに次の準備ができてしまっている。どれだけ自分を追い込んでがんばるのだろう、日本人は。それが美しいとも言えるのだが、あまりに一斉すぎる。そして短期間すぎる。4月7日に「すみませんまだ準備できてません」という人がいてもいいだろうに。この国の空気はそれを決して許さない。誰がそうしているわけでもないし、誰のせいでもないけど春のこの時期はみんながんばってしまう。そういうふうにできているのだ。あえて言うなら桜のせいかもしれない。

満開の桜の下を自転車で通りながら、入学の時期を9月にする話があったなあと思い出した。実現していないが。もし桜が9月に咲くなら可能かもしれない。

Sunday, 6 April 2025

『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』

 ドラえもんの映画を見に行った。

金曜の夜、ふと「連れて行くか」と思い立った。しかも自分が。普段だったらこんなことはしない。そもそも電車に乗ってどこかに出かけること自体が億劫だし、お金もかかる。最近は映画も高い。そこで自分が連れて行くとなるとやりたいこともできなくなるしスケジュールが狂う。

なのに、「連れて行くか」と思ったのだ。

実家にいる間、Mちゃん(弟の妻)の子育て(というか甥っ子であるうちの子をひっくるめた子ども全般の扱い方)っぷりを見ながら感心させられることが多かった。たったの数日で、我が子はMちゃんのおかげで8年間で一度もやったことのない経験をたくさんして成長の機会を与えられた。なんでもやらせてみないとダメだなと思った。我が子をみて臆病者だなあと思っているけど臆病者にさせているのはほかでもない親なのかもしれない、と思った。

だからといって、映画に連れて行く程度でそんな大袈裟なと思うかもしれないけど、連れていこうという気持ちになれたのは紛れもなくMちゃんのおかげなのだった。

あまり迷うことなく、近郊の映画館を探して席を予約した。

土曜朝、早くに合気道に行くので7時半ごろにはすでにフリーである。合気道は2週間ぶりで、だいぶ疲れた。2週間空いただけでこんなに疲れる。でも気持ちよかった。

映画館へは9時ごろに出かけた。

劇場は子どもたちでいっぱいだった。小学生以下から中学生までいる。こんなにこどもに囲まれて映画を見るのは初めてだった。

見たのは『のび太の絵世界物語』。これが期待以上に面白かった。大人だってじゅうぶん楽しめる。最初は「とくにドラえもんに興味はないんだけどな〜、これに1900円も払うのか〜」と思っていたが、とんでもない。十分以上の価値があった。後半あたりはもはや誰が何をしても泣けるようになってしまって、のび太の下手な絵やしずかちゃんが飛んできたシーンだけで涙が出てきた。そうかこどもたちはこんなにいい作品を楽しんでいたのか。

久しぶりに全編とおして見てみて、ドラえもんの道具が出てくるときのワクワクする感じ、想像力が掻き立てられる感じが、小さい頃見たときの気持ちを思い出させた。この先に、常に希望がある、なんとかなる、という気持ちにさせる。

いつだったかドラえもんは刷新されて、自分が幼少期に見たドラえもんからはだいぶ変わっている、ということは知っていた。声優も違うしドラえもんのしゃべり方も性格もちょっと違う。圧倒的しっかり者のドラえもんとおっちょこちょいのび太だったはずが、ドラえもんもすこしおっちょこちょい度が増している。だんだんとこっちに慣れてきているのも事実。

そして気づくのはしずかちゃんの変化だ。それは自分がこの年になって女性の権利などが気になりアニメでの女性の絵が描かれ方などが以前より目に留まるようになったせいなのかもしれないけど、以前より勇敢になったような気がする。果たして30年以上前のしずかちゃんはこんな感じだっただろうか。今回はほうきにまたがり空を飛び、大活躍で、ドラえもんとはまた別枠の確固たるヒーロー像を構築していた。本当にかっこよかった。危機の寸前でみなを救う。

さて我が子は、2時間近くの間、席に座って集中して映画を見ていた。終わってから、言葉にならないようだったけど興奮していて、「おもしろかったねー」と言ったら「うん」と言った。感じるものがたくさんあったようだった。来年の春も見にいこう、と約束した。

それにしても子どもたちに囲まれて見る映画はいい。笑い声がある。同じところでみんなが笑うのだが、大人が面白いと思うタイミングとちょっと違う。これがまた新鮮。ジャイアンの行動が面白くても、そっちで笑うのか、というときに笑う。ふきだすのではなくアハハと笑う。まあ5歳の子供が笑いを抑えるわけはない。海外の映画館では、笑い声があったり同情の声があがったりするのが珍しくないけど、日本の映画館では静寂だ。だから昨日のように子どもたちとみる、映画館はにぎやかでいいなと思った。

ところで映画の中に出てくる「アートリア公国」、調べてみたらイタリアがモデルらしい。中世ヨーロッパの衣装や建造物を振り返ってみたくなった。

Friday, 4 April 2025

東京に戻った

東京に戻った。行きの便での揺れとは大違いで、ちっとも揺れなかったし、定刻より15分か20分早く着いた。通路側の席だったが、窓際の席の人が最初からブラインドを閉めていて外の様子はまったくわからなかった。降下が開始されてしばらくしたころにゴゴーっと音がしたので何事かと思ったらなんともう着陸していた。おもわず「えっ」と声を上げてしまう早さだった。

東京は小雨で、空は灰色。寒い。ちっとも春な感じがしない。電車はそこそこ混んでいた。ゆっくり帰っても1時過ぎには帰宅できたので、家にあったうどんの乾麺をゆでて、わかめをもどしてのせて食べた。なんの変哲もない、家。しかしこの家を呼ぶのに「我が家」という言葉がスッと出てくることはなかなかない。

揺れが少なくて楽だったはずなのにどっと疲れていて、なんだか頭に何かつまったような感じがする。天気、気圧のせいもあるのかもしれない。たまった仕事のメールを返したりして午後はぼうっとして過ごした。姪っ子たちの写真を見て、すでに懐かしがっている。

今朝は5時に起きている。今日こそ天気が良さそうだ。1週間、ろくに運動もせず、食べたいものを食べて過ごしたので身体がふわふわしていて、弱くなっているのがわかる。今朝体重計に乗ったら体重だけではなく体脂肪も増えていた。太る人というのはこの状況に歯止めがかからなくなるんだろうな。まあいい。休暇で痩せても困る。ゆるめた証拠。だんだんと元に戻していこう。

Wednesday, 2 April 2025

春休み7泊8日

実家に帰っている。周りに迷惑をかけるのを承知での7泊8日。仕事では各方面に頭を下げ、戻ってからは誠心誠意働きます、ということになっている。こういうのはあとでいくらでも取り戻せる。休みに入る前も、休みがあるほうが集中して仕事を終わらせることができる。メールをチェックするかどうか迷ったが今回は少しずつ、1日1回は確認することにした。

姪が1歳と2歳で、家のなかはだいぶ賑やかである。姪っ子たちのひとつひとつの行動がコミカルで、目が離せない。面白い。3月に1歳になったばかりの姪はすでにとことこ歩いていて、放っておくと梯子でも登り始める。あちこちで転んだり、落ちているものを口に入れたりしている。泣きはするけどそれほど泣かない。おおらかな環境で育っている。

ここにいる間ずっと寒かった。日中は真冬の服装をしているし、夜も真冬のパジャマをきている。東京はもっとずっと寒かったようで、こちらはまだマシだったようだ。きょう、ようやく晴れて気温が上がったので、自転車でスーパーまで行ってみた。菜の花と桜があちこちで咲き誇っていて、春のにおいがした。気持ちがよかった。気づけばもう4月なのだ。それにしても寒い3月だった。

明日、東京に帰る。帰ったら何事もなかったかのように日々が始まるのだろう。わたしの日常は東京にある。ときどき日常から離れて、故郷で頭も体もスイッチオフする。故郷があるのは幸せなことだ。

肌について不思議に思うこと

肌の話。 昨夜、レストランでの夕食にはいわゆる子育て世代の人たちが集まっていて、私以外に女性が3人いた。その中の1人はスイス在住。夏休みでイタリアに帰ってきているらしい。その人に向かってほかの2人が"bella abbronzata”(よく日に焼けている)と言っていた。...