9月になったが暑すぎる。具合が悪くなるくらいの暑さだ。これから夏はずっとこんな感じなのか。どう耐えていけばいいのだろう。イタリアから帰ってきた日よりもずっと暑い。9月になっていよいよ本格的に暑くなってきた気がする。
仕事や学校が再開していきなりがんばりすぎると間違いなく倒れるのがわかっているので、ぼちぼち働こうと思っているが、この暑さでは何もしなくてもぐったり疲れてしまう。
先日、世田谷で起きた事件がどうも心にひっかかっている。
まず、身近だったという点。事件現場も犯人が逃げたルートも、ぜんぶわかる。羽田空港国際線の出発ロビーもタクシー乗り場もついこの前通ったし。
そして被害者と犯人が日本国籍でなかったという点。国籍がわかった途端に、なんとなく「日本人じゃないのか」と、突き放すような、「うちの子じゃないし」的な空気が漂ったように思う。漂うといっても、どこに漂うのかというと世の中に。なんとなく私が推測した、ぐらいのものでなんの証拠もない。ニュースのコメント欄には結構ひどいことが書かれていて、うんざりした。ひどいコメントが書かれるということぐらいはどんなニュースであれ推測できることなんだけど。
これでますます「外国人はあっちへいけ」という空気が高まるのだろうか。日本国内で事件を起こすな、と。
国籍とか国境とかは、つまり、何なんだろうな。
そういえば、捜査員が羽田で犯人と歩く写真を見て「このなかの誰かが韓国語で接しているんだろう」と思った。必ず通訳がいるはずだ。どういう立場で雇われるどんな種類の通訳なんだろう。韓国語ができるというだけでは、こういう事件にかかわる通訳にはなれないだろう。それとも韓国語の話せる警察がいるのだろうか。ほかのニュースではそれほど気にならないのに今回のはそういう言語の点が気になった。