同僚からマツタケをもらった。とても大きいのを1本。本物を丸ごと1本食べることなんてたぶん人生で初めてだ。
同僚は秋になると自分でとりに行くらしく、職場の数人に分けているようだった。
なんともありがたい話である。
どうやって調理するか考えたが、まずはマツタケだけをシンプルに焼いて食べることにした。
はじめて「ああこれってマツタケの味だったのか」と分かった。
お吸い物や炊き込みご飯などでほのかに味わっていた味ではあった。やっと認識した。
なるほどこれは美味しい。
いや、魅力的なのは、味とか食感というよりむしろ、風味である。
マツタケはマツタケだけ焼いて食べようと思っていたので、夕飯用には秋鮭としいたけとクリームとファルファッレを買っておいた。これでパスタを作ろうと思ったのだ。
しかしながらマツタケは思いのほか弱く、簡単にぼろぼろとくずれてしまったので、ステーキ的な食べ方は諦め、これをパスタに使うことにした。
なんて贅沢なんだろう!!
塩とこしょうしか使わなかったものの、やはり味はクリームと鮭に少し消されたような気はした。そもそも炒めてしまうとマツタケ自体が見えなくなってしまうのだ。本当にバラバラのボロボロなのである。
それでも美味しかった。隅から隅まで味わいつくした。
今度手に入ったらまた別の方法で調理してみよう。
(ところであの1本で通常いくらくらいするのだろうか…)
Tuesday 8 October 2013
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