Saturday, 22 June 2019

誰よりも楽しんでいる

自分を優れた教師だとは思わない。論文や書籍などをきちんと読むことは稀で、指導案作成をして外部に発表をしたこともほんの数回しかない。評価方法もきちんと定まっていないし、これはやらねばと思ったことは先送りしてしまっている部分が多い。

それでも、たぶんほかの誰よりもこの職を楽しんでいることは間違いない。仕事が楽しくないと思ったこともあったかもしれない。でも覚えてさえいない。「仕事とは修行のようなもので、辛いこともあるけど耐えてこそ、である」みたいな考え方もあるのかもしれないけど私はまったく賛成しない。

人が新しいことを覚えて、できるようになって、自信をつけて、自分のことを少しでも認められるようになるのは、単純だけど素晴らしい。(若かろうが年老いていようがそういう学びは日々行われているはずなのだが本人は意外と無自覚だったりする。)それを後押ししたり機会を与えたりすることに関われる教師という職業は、それはそれは楽しい。自分に自信がついて、自分はこれでいいんだと思うことができれば、その人の人生はそれ以前よりちょっと楽しいものになる。

とは言え、授業は毎回うまくいくわけではない。その時の準備具合、内容、天候、生徒の調子、私の調子、などなどいろいろな要素が絡み合い、うまくいなかいときもたくさんある。ただしうまくいったときは、そこから寝るまでの間くらいはとても嬉しい気持ちでいられる。きょうはよかった、と、鼻歌でも歌いたくなるくらいだ。

ほかの職業についたことは無いが、今のところこの仕事が楽しくて仕方ないので、そうしようと思うことはまずない。たぶん、今7億円くらい手に入れて、仕事をしばらくしなくていいよという状況になったとしても私は授業をさせてほしいと言うと思う。せめて1日1クラスくらいは。

今、教員になって13年目である。これはやりたい、と思っていたことをやらずに過ごす月日はあっという間に流れる。まだ時間はある、と思っている間に生徒は卒業してしまう。思い立ったら即日やる、くらいのつもりで準備をしなければいけない。

お父さんの回復、12月の疲れ

父が入院している。経過は良いようで、退院が見えてきたらしい。よかった。毎日のようにテレビ電話で様子をきいているが、話す様子が1日、1日と元気になっていくのがわかる。人間の身体はすごいなあ。 話を聞くたびに、普段の姿勢とか、動き方とか、注意しなければと思う。身体に負担をかける動きを...