Monday, 7 June 2021

皿とものづくりについて

 

じゃじゃーん!ケーキです。

…ただし、作ったのは私ではない。家人がケーキ作りに凝り始めて、回を追うごとに、よりきれいにおいしくなっていく。土台の完璧さは見ての通り。私はスポンジ系よりもこういうタルト系のほうが好きなので嬉しい。中のクリームは、マスカルポーネとヨーグルトとカカオ、らしい。上にクランベリーをのせている。

つい最近、お気に入りの皿(iittalaのターコイズとハニー、21cm)が割れてしまった。いっきに2枚。(私は割ってない。)いつものように、それほどショックではない。というのも新しい皿を選ぶのが楽しいから。楽天スーパーセールもあることだし、どの皿を買おうかワクワクしながらずっとネットを見ている。

が、ふと食器棚を見て考える:

本当に皿が必要なのか?

割れた分を補わなければいけないのか?

そもそも割れたということは出し入れが不便だったために割れたのであって、持っていた数が与えられたスペースに対して多すぎたとも考えられる。さらに、割れた2枚の皿はほとんど使っていなかった。iittalaは使い勝手が良い、と思うけど21cmの大きさを使うことはあまりない。使うのは17cmばかり。21cmは重すぎる、というのもあるかもしれない。

ということで新しい皿をネットで買おうとしたが、このように冷静になり、いったん手を止めている。

ちなみに写真に写っているのはiittalaの26cm。本当に大きくて重い。これはこれで家に1枚は必要。


最近、物を買うときに生産者のことを考えるようになった。当たり前かもしれないけど、生産者の苦労とか時間のかけ方とかを考える。この前、自分で自分のパジャマを作ってみたのもあるかもしれない。全然楽ではなかった。作ってみたら、ものづくりの大変さが少しわかった。ユニクロで、2000円もせずに買って、だめになったら捨てて、を繰り返すのが常だったが、少し考え方が変わった。

さらにタイミング良く、先日亡くなったデザイナーの高田賢三氏の自伝を読んだのも影響している。なかには山本 耀司氏のインタビューも載っていた。安く作られるものの陰には、苦しんでいる人たちがいるかもしれない、と書いてあったのが、分かっちゃいたけど印象的だった。

今ネットの「買い物かご」に入っているのはイタリアの皿と、波佐見の皿と、有田の皿。デザインとしてはイタリアのほうが良さそうな気もするが、どうやって作られたかとか手元に届くまでの過程とかを考えると、やはり波佐見、有田に軍配が行きそうだ。値段は後者が倍ぐらいする。おっと、その前にまず本当に皿が必要かどうかを考えるんだった…。

お父さんの回復、12月の疲れ

父が入院している。経過は良いようで、退院が見えてきたらしい。よかった。毎日のようにテレビ電話で様子をきいているが、話す様子が1日、1日と元気になっていくのがわかる。人間の身体はすごいなあ。 話を聞くたびに、普段の姿勢とか、動き方とか、注意しなければと思う。身体に負担をかける動きを...