Friday, 13 January 2023

アレルギー負荷試験

1月5日、東京に帰ってきた日のこと。電話が鳴った。成育医療センターから「アレルギー負荷試験のキャンセル出ました」とのこと。2月に実施予定だった経口食物負荷試験が、1月11日にできるようになったというお知らせだった。ちょうど仕事も休める日だったので急遽その日に実施することに決めた。

負荷試験というのは、アレルギーを引き起こす(であろう)食べものを実際に食べてみる試験。体に反応が出た時のために、医師のいる状態で、1日がかりで行う。ちなみに今回はクルミ。この試験のために9月から受診を繰り返しているのだ。いよいよその試験の本番というわけ。2月だからなあと思っていたらこんな形で急に迫ってきた。

そしたら骨折した。骨折は外科、アレルギーは内科なので直接の関係はないと思う。それでもこれらが連続するというのは、子にとっても私にとってもストレスがかかる。前日まで大きな病院に二つもかかっていて、ようやく終わったかとおもったら翌日の早朝からまた別の病院に行くわけだから。準備や、時間や、決められたことを間違ってはいけない。果たして私は体力が持つのだろうか、と思った。

11日の朝、私は持って行くための塩おにぎり(昼食はこれに指定されている)と、クルミと一緒に食べさせるためのパンを切った。その他の荷物は前日に用意していたが、入院の可能性も考えて洗面用具一式を準備することになっていた。しかも朝から午後まで1日過ごすので、退屈をしのぐための道具(PC、ipad、ぬりえ、本、レゴなど)も持って行く。荷物の重さと言ったら、キャンプ並みだったのではないか。実際、普段使わないリュックを引っ張り出してくるしかなかった。7時過ぎに子を起こして、7時半には家を出る。寒い。

8時半ちょっと前に着いて、8時半には受付開始。身体測定。血圧測定。これは嫌がる。そのあと医師の診察。骨折していても、特に関係なく、試験は受けられるということだった。

9時過ぎに透析室というところに入り、ベッドに座って説明を受ける。本人は早くYoutubeを見せてと言って駄々をこねている。

同じように試験を受ける人がとなりのベッドにもいて、どうやらきょうは3人が受けるらしい。医師、看護師、それから栄養士がそれぞれベッドをまわって挨拶。

食べさせる予定のクルミを渡す。しばらくして、計測されたクルミがきた。まずは0.5g。こまかく刻んだものを渡される。ふっ、と吹いたら飛んでいきそうだ。これを食べやすいように、チョコレートのクリームといっしょにパンに塗って食べる。1日かけてこれを3回繰り返す。ただし、0.5g→1g→1.5gと増えていく。このグラム数は11月の診察のときに医師と相談して決めたもの。この通りにやっていく。

3回目を食べ終えたのがおそらく11時半ごろ。なんと、何の反応も出なかった。

その後、作ってきた塩おむすびを食べ、何事もなく、1時半に帰宅指示。よかった。

小学校に提出するための生活管理指導表作成の依頼を郵送でしていたが、それを受け取るのをこの日、忘れないようにする必要があった。手にもマジックで書いておいた。お金がかかるはずだったのに、なんとこれも保険でカバーされているらしい。知らなかった。ということでこれだけのことをやって0円。すげー。

すべてが終わって心底ホッとした。本当に大変な3日間だった。ここでいったんお疲れ、私。と思った。ようやく仕事に戻れる。ほんの2日行かなかっただけなのにすごく遠ざかって行く感じがした。早く仕事行きたいなと思ったしいろんな人たちとたわい無いことを話したかった。診察はまだ終わってはいないけど、とりあえず翌日、仕事に戻れることが嬉しかったし、こどもの骨折とアレルギーが、心配するほどではない状態であることも救いだった。普通の日が普通に送れるのはこの上なく幸せなことなのだと思う。

お父さんの回復、12月の疲れ

父が入院している。経過は良いようで、退院が見えてきたらしい。よかった。毎日のようにテレビ電話で様子をきいているが、話す様子が1日、1日と元気になっていくのがわかる。人間の身体はすごいなあ。 話を聞くたびに、普段の姿勢とか、動き方とか、注意しなければと思う。身体に負担をかける動きを...