Saturday 26 March 2011

本当に「大丈夫」なのか

25日、昨日。
プールに行きたかった。
地震の二日後に行ったら「14日まで閉鎖」と書いてあったので、もしかしたら10日経った昨日の時点では開いているかもという期待を持ったのだ。
電話をしてみると「再開のめどは立っていません」といわれてしまった。

そりゃそうですね。
電気だってなくなるかもしれないし、
水も放射性物質入っているかもしれないし、
そもそもまた地震来たらどうしようもないし。

歩く以外に身体を動かしていない。
散歩程度では足りないのである。
「ふぃ~疲れた。」というくらいの運動量が必要だ。

それが実現できる方法は私の場合、水泳である。
走るのはあまり好きではない。
同じ時間をかけるのなら水泳のほうが無理せずより多くのカロリーを消費できる。

しかし今回ばかりはあきらめざるをえない。
ふぅ。

映画を見た。
『Vicky Christina Barcelona』
日本語のタイトルがくだらなすぎるので、もはや書かないでおこう。

コテコテの、特に中身の無いラブコメかなと予想して(むしろそういうのが見たくなって)借りてみたのだが、予想より面白かったかな。「よくあるタイプ」ではなかった。
監督は確かウディ・アレンだった。

ペネロペ・クルスのしゃべる英語は良い。スペイン語訛りだから余計に良い。
がんばって英語しゃべってたスペイン人の友達を思い出す。
ところがスペイン語をしゃべりだした途端に突然出るあの迫力。
いやー、「生きてる」って感じするよ。
スペイン語でケンカしているシーンとか。
差別的に響くかもしれないけど、やっぱり英語母語話者が同じことを言っても、ちょっとあの熱さは感じないんだよなあ。
あくまでも個人的な「感じ」の問題です。あしからず。

26日、今日。
今日は余震を感じなかった。
こんなの、久しぶりではないか。
それでも時々「揺れてる!」と勘違いして天井から下がってるものを見たりするのだけれど。

原発はまだ落ち着いていない。
昨日あたりから気付いたことだが、ようやく、「事実を隠さずに言うべき」「あの説明の仕方はどうなのか」という声がテレビからも聞こえ始めた。
これまで、原子力保安院や政府やテレビの専門家に対して「そりゃわからんやろ」「大丈夫大丈夫って本当に大丈夫なんですか」と言っているのはほぼインターネット上においてだった。

パニックを起こしたり不安を煽ったりするまいと思うのか、テレビはそういう意見を抑え続けてきた。
たとえば昨日の夜、ソフトバンクの孫さんがNHKの番組に出演したとき。
「問題発言になるかもしれませんが」と言って、避難指示についての発言をした。
30km圏内から避難指示をもっと広げるべき、と。

しゃべろうとするほど、アナウンサーは慌てて話をそらす。
そのほかにも孫さんは、1度もニュースで語られたことの無いことをたくさん言った。
「ヨウ素131は半減期8日ですが、半減期1万年以上のヨウ素だってある。」とか。

その後はアナウンサーからの「孫さんどう思いますか」が、いっきに減った。
発言させまいとしていた。

だけど、ほかの会社社長やその場にいた人たちが「孫さんと同じ意見で…」と言って語り始めたのだ。

孫さんの発言のおかげだけとは限らないだろうけど、その後、別の番組で孫さんと同じ意見を堂々と述べる人たちをテレビで何回か目にした。
今朝も「大丈夫ですよ、を繰り返すことが余計に不安を煽っている」と言っている心理学の教授が映っていた。


私は、大丈夫じゃないと思う、この事態。
昨日読んだ、藤波心さんという13歳の子のブログ(よく書けていた)にも書いてあったけど、大丈夫と言われている「微量」が、例えば何年も続いたとしたら、きっと大丈夫とは言えなくなる。

ギリギリのところまで安心させておくことが良いとは思えない。

たとえば、避難する必要の出る可能性が「少しでも」ある場所の人たちは、今すぐに避難させるべきだ。
もし何も起こらなかったとしたら、それはそれで良いんじゃないか。
「あのときは心配しすぎた」って言いながら、後から笑えるほうがだいぶいい。
何かあったときには遅いのだ。

水に放射線物質が入るというのも、だいぶ前から分かっていたことなんじゃないのか。
原発が爆発したという事実がある限り、2週間前の時点ですでに「気をつけてください」って言えることはたくさんあったはずだ。水に限らず。

だって、「原発爆発」なんだから。
とんでもない事がおきているんだから。

数字が出るまで「安全です」って言い続けるのが良いことなのだろうか。

今日は眠いからもう寝ることにします。
ところで藤波心さんのブログはぜひ読んでみてください。
NHKの「髪」の人と同じくらい、昨日はツイッター上で騒がれていました。

ありがとうとカルボナーラ

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