Thursday, 16 February 2012

病院なのにまた行きたくなるなんて

先日の咳の件。

ようやく休みが取れたのでやっと病院に行ってきた。
うわさには聞いていたが、とても素敵なお医者さんだった。

まずは診察室に入った途端の安心感といったら。
そこにいた70歳くらいのおじいさんが先生だったわけだが、すでに「腹割って話聞こうじゃないの」という構えをしている。
平日の昼間で、先生も暇だったのかもしれない。それにしても、とにかく色々しゃべってくれたし、聞いてくれた。
目を見て話してくれたし、どうして咳が止まらないのか、説明してくれた。

咳のこと以外にも色々聞いたらたくさん話してくれそうな感じがした。

こういう、でーん、と余裕のある、医学に携わる人ってときどきいる。
養老さんなんかちょうどこういう人なのでは、と思った。
人はどうせ死にますから、特に死は怖くないですよ、とか言うタイプ。
そして、お医者さん業だけでなく、生物のこと、世界のこと、細胞のことをよーく理解している人。
構え方が違うんだよなあ。
見ているポイントが、もっと、ずーっと大きいのだ。

また会いたくなるような、話すだけで元気になれるような、素敵な先生だった。
参ったなあ、病院なのにまた行きたくなるだなんて。

Slaughterhouse-Five 読み終わった

 今朝、カート・ヴォネガットの"Slaughterhouse-Five"を読んでしまった。買ったのは2年前で、当時、読もうと試みても全然頭に入ってこなかったので放置していたものだった。しかし今回はスッと入っていけた。初めて読む作家はその書き方に慣れるまでの時間...