4歳と4ヶ月。「ゴーストバスターズ」の熱狂的ファンである。
以前からゴーストバスターズのことは知ってはいた。自粛期間中の4月、紙にゴーストバスターズの絵(オバケに赤の丸で「中止」してある、例のマーク)を父親に書いてもらい、たいへん喜び、ジャケットにセロテープで貼り付けて公園に出かけ、保育園の友達に会ったので「ほらみてゴーストバスターズだよ」と言ってもまったく分かってもらえず、認識していたのはその子の親だった。というできごとを覚えている。80年代の映画を知っている日本在住4歳児はなかなかいないだろう。
ここ2、3ヶ月のはまりかたがすごいのだ。8月の誕生日にゴーストバスターズのplaymobil(というブロックとか人形とか)をもらった時はまだ今ほどではなかった気がする。そのおもちゃの影響なのか、生活の中心がもはやゴーストバスターズになっている。映画は2作とも見ている。リュックをしょってそこからソードというかピストル的なものを出し、おばけ退治をする、という一連の流れをゴーストバスターズになり切ってやる。毎日。
おかげでこちらは毎日テーマソングを聴く羽目になる。これがまた「耳タコ」で、一度聞いたら耳から離れない。この11月と12月は仕事中も脳内スーパー・リピートであった。1時間ぶっ続けで同じ曲を再生するものがyoutubeにあり、これを聴いていたのだが、しだいにアレンジしたバージョンを聴くようになってきた。最近は、お風呂から上がったあとはきまって「リミックスやって」と言われるのでyoutubeを再生する。通常より速いバージョンのゴーストバスターズが流れる。
私の37年間の人生において、ここまで毎日ゴーストバスターズという言葉を聞くことになるとは誰が想像しただろうか。こどものおかげで広がる世界、である。