Sunday 2 December 2012

ヘアクリップ

昨日は寒かった。
しかし朝はたいして寒く感じなかったのでプールに行った。軽く30分くらい泳ぐ。
DVDを借りて家に帰る。
お昼ごはんを食べようと思ったが、どうも、料理する気になれない。
その辺にあるものをつまみながらうろうろしていたが、どうしても、やっぱりそばが食べたくなって電車に乗って新宿へ。
裏路地にある例のそば屋や行く。

その後特に用もなかったが、ふと、懐かしい場所へたどり着いた。
そこでずっと前に、ヘアクリップを買ってもらったことがあった。
父親に。
もう10年も前だ。

ちょうど仕事で東京に出張していた父親と、新宿で会った。
食事をした後、クリスマス抽選会用のカードをもらった。
10枚あつめないと抽選ができない。
だからあと1枚だったかを集めるために、一つ髪につける何か買ってよいといわれたのだったと思う。
それで抽選をしたら商品券があたった。
その券でもう一つヘアクリップを買ってもらった。

「券を使える期間にもう一度戻ってくるとも限らないだろうからここでいっきに使ってしまったが良い」という父の意見だった。

たいそう嬉しかったのを覚えている。
おそらく上京してから初めての冬だった。
自由に使えるお金も限られていたので、いっきに2つも買ってもらえるなんて、とても贅沢な感じがした。
弟も妹も母親も知らない場所でこうやって1人だけ買ってもらったということもまた特別な感じがして嬉しかった。

その場所はこれまでも通ったことがあったのに、どうして昨日になってふと懐かしく思ったのだろう。
きっと季節のせいだろう。
あのときもちょうど、このくらい寒くて、クリスマス前で街がざわざわしていた。
10年前の空気と、シンクロしたのだ。

もう12月だ。

ありがとうとカルボナーラ

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