昨日で今年度の仕事が終わった。今日から何も考えずに約1週間の休暇である。
国外に行こうと思ったのだがやめた。
理由1:期間が中途半端だから。ヨーロッパに行くには短すぎる。
理由2:アジアに行くには、1人で行くのは寂しい。相方はこの一週間忙しそうだ。
というわけで選んだ行き先は、実家。
久しぶりに、田舎で春を感じることにした。
温泉に入り、頭をからっぽにするのだ。
考えてみれば今年1年、本当に早かった。
やり残したことも、これからやりたいこともまだまだたくさんある。来年以降も同じ職場に勤務することになって本当に良かったと思っている。
1年前まで「講座」に通っていて、日曜日は終日つぶれていた。それが去年の夏に修了してからは自由を謳歌している。ようやく映画を見る時間ができたのだ。
それで、最近ヒッチコック作品を2つ見た。
『北北西に進路を取れ(原題:North by Northwest)』と
『めまい(原題:Vertigo)』だ。
どうして今までヒッチコックを見ようとしなかったのか。
これほどまでに世界中で崇め立てられている映画人であるにもかかわらず。
それは、単に「怖い」と思っていたから。
(ここだけの話、名探偵コナンでさえ、怖くて見たくない。)
だからヒッチコックなんてさぞ怖いだろうと思っていた。
しかしながらそんなことは無かった。
怖いというのには色々ある。
視覚的にグロい怖さや、心理的にハラハラドキドキするような怖さ。
ヒッチコックは後者にあたるようだ。
タランティーノ作品のような、思わず目をつぶってしまうシーンは無かった。
これだったら大丈夫だ、と思った。
むしろ、面白かった。謎が解けたときに頭の上に「!」が浮かぶようだ。スッキリする。
この調子でほかの作品も少しずつ見てみようと思う。