天気も良く、こどもの体調もよく、これ以上無いくらいのおでかけ日和であった。「何時までに着かなければいけない」というような制限のあるお出かけではないので気持ちは楽だった。ゆっくり出発して、ゆっくり乗って行く。
どのルートで行こうかと考えたが都心は避けることにした。人が多いのと乗り換えが面倒だという理由からだ。
とったルートはゆっくりのんびりで正解だった。電車も空いている。子どもを見て「かわいー」としばらく相手になってくれた女子大生三人組はありがたかった。
各停と急行を乗ったり降りたりしながら、2時間くらいかけてようやく着いた。
いつもと違う場所、違う人を目の前にしてこどもは驚いていた。慣れるのにはしばらく時間がかかった。電車の中で寝るかなあと思っていたのだが興奮状態でそれどころではなく、寝なかった。親戚宅に着いてから寝るかと思ったがこれまたそれどころではなかった。
もっと小さいとき、例えば生後4ヶ月ごろだったら、こんなに戸惑いはなかっただろう。しかし今、いろんなことがより「わかる」ようになってきている。この変化はやはり大きい。
きょうは朝ゆっくり出発して、昼ごろには帰った。今日こそしっかりお昼寝を、と思ったのだがまだ興奮状態が続いていたのか、2時まで寝なかった。そして3時ちょうどに起きた。お昼寝一時間のみ。
案の定、夜はだいぶ眠そうだったので7時に寝かせたら簡単に眠りについた。そりゃ疲れているよねえ。結構な距離を移動した上に色々な新しい経験をした。
それで、やっぱり思うのは、場面の転換は大事だということ。大人の私にだっていい刺激がある。大したことない、些細なことであっても、いつも会わない人と会って話すだけでインプットとして入ってくる。そしていつもと違う景色を見ていると違う考えが湧いてきたりする。単純だけどこれはものすごく大事なことではないかと思う。
もちろん子どもは毎日同じ環境で、同じリズムを刻みながら生活するのが良い。そうしながらも少しの刺激はやはり必要だと思う。疲れるのは当然だが、ぐっと成長する気がする。実際、顔立ちが変わってきたようにさえ感じる。
1歳2ヶ月。まだ歩かない。表情が増えた。