Monday 23 July 2018

「今日から再開したの」

きょういちばんのニュース。

職場の近くに肉屋があり、そこはお弁当屋でもある。肉屋の弁当だからおいしくないわけがない。一時期はだいぶハマっていたのだが、去年だったか「しばらくお弁当は休みます」ということになった。なんということだ。

夫婦で営んでいらっしゃるが、二人とも結構な歳である。かつても何度か弁当のみ休業していたことがあった。そうかもう食べられないのか、ついにそういう時が来たのかと思いながら数ヶ月、いや、職場復帰してからの一年近くを過ごしていた。

先日、道路でそのお弁当屋のおじちゃんが配達している姿を見かけた。お、元気なのかなあとちょっと気になった。きょうはバスで出勤の際、店のシャッターが開いているのをみた。店は、やっているのだ。やってないのは弁当だけなのだ。シャッターが開いているのはいつものことなのだ。開いているからと言ってお弁当が再開したとは限らない。

職場に着いて、11時45分。「もしかして弁当再開したかもしれない」とふと思った。同僚に言ったら「電話して確かめてみたらどうでしょう」。

電話してみた。久しぶりにかける。コール3回ですぐにおじちゃんの声。
私「お弁当、やってますか」
おじちゃん「きょうから再開したの」
私「ええ?!きょうから?」

私の声を聞いて「すげええ」と笑う周りの同僚。

生姜焼き弁当を一つ注文して15分後に取りに行った。
エアコンなんてもちろんきいていない厨房で二人は働いていた。
いかにも「昭和」な店内は、よくある「◯◯ストア」みたいな感じで、調味料をはじめとした基本的な食料品がちょっと高めの値段で売ってある。

おじちゃんに「なんとなく電話したの?」
と言われたので
「はい、なんかそんな気がしたんです。再開したかなって」
と言ったら
おばちゃんが
「なんか見て電話したのかと思ったわよ」
という。
店内には
「23日からお弁当再開させていただきます。よろしくお願いします」
と書いてあった。
「いや、張り紙も何も見ませんでした。ただそんな気がしたので。でもまさか今日からとは」
というと、
「はぁ〜 通じてるものがあるんだろうねえ」
とおじちゃんが感心していた。

久々の生姜焼き弁当はとても美味しかった。
タイミングの良さがとても嬉しかったし、自分なんかあるわと思った。
ちょっと元気が出た。

ありがとうとカルボナーラ

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