早く普通の日々に戻って欲しいとは思うが、在宅勤務のおかげで得たものもたくさんある。そのひとつが読書。
私は読書家というわけではない。そんなにたくさん読まない。電車通勤をしていた頃は毎日何かしら手元に持っていて、よく読んでいたが現在の職場になって自転車通勤に変わり、本を手に取ることが減ってしまった。しかも、残念ながら読書が家で習慣付いていなかった。そこにこどもが生まれた。ますます読書どころではなくなった。生まれて当初は本当にまったくと言っていいほど読めなかった。仕事に復帰したら、(矛盾しているようだが)少し自分の時間ができた。電車でどこかに出かける時、実家に帰るときなどを利用してなんとか読んでいる具合だった。
それが今回の在宅で、読めるようになった。子も家にいるのに、なぜかというと、午前中我が子は「パパ〜」と一緒に過ごしたがるのでもういっそのこと子供の世話は任せて自分の時間をとろうと決めたのだった。
これは話し出すと長くなるが、子供が普段から一緒にいる時間が長いのはその父親のほうであり、完全に二人のペースができているのでたとえば私が強引に「ほら、公園にいこう」なんて言ってもまったく聞く耳を持たない。これにたいして在宅が始まった当初はたいへんイライラしたのだがもうあきらめることにした。感謝しつつ自分の時間をとる。
読書にはもっぱらkindleを使う。電子書籍だ。これが合わないのではないかと思いながらももう本棚に本が増やせないので、NHKのテキストを買うためにと思ってためしに買ってみたのがちょうど一年前。それからこの便利さにはだいぶ助かっている。そうだ、読書をするようになった理由のひとつにはKindleがあるのだ。Kindleじゃなかったらそもそもこれほどまで本に手を出そうとしなかった。増えても、増えないというのがいい。
何を読んでいるかというとここ数年ロアルド・ダールをずっと読んでいる。読み始めたのは産休育休のときからだ。面白すぎて読み終わるのが惜しいが、それでもまだ読む分はありそう。ちなみに全部英語。こんな職業をしているというのに英語を読むのが億劫だった。ずっと。それがダールに出会ってからというもの、それが英語であることを忘れるくらいのめりこんでいた。短編じゃないと無理、と思っていたけどダールの小説には短編じゃないのもあり、読んでいる間に結構長いものも夢中で読み終わっていたりする。実はこういう経験が仕事に直結している。
晴れた5月の公園でひとり、ベンチに腰掛けて読む。目の前には開けた空間。こどもが遊んでいる。木陰から見上げる葉っぱは、それはそれは美しい。最高の季節だ。気がつくと2時間近く経過している。仕事が再開したらこれを習慣とすることはできなくなるだろう。だけどいつか2020年の4月と5月を思い出す時、私はきっとこの光景と空気とたくさん読んだ小説のことを思い出すだろう。
Monday, 18 May 2020
海に行った
肌の話の次は、海です。 月曜に行くはずが、前日の夜が遅かったせいで起きたのが遅く、では明日こそ、という話だったはずが、案の定この日(13日火曜)も男たちは10時ごろ起きてきた。(ちなみに私は毎日6時〜7時には起きています。)諦めそうになっていたので、遅くても行こうと私は言った。と...
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きょうは代休。お昼を食べにでかけたら記録に値する興味深い出来事があった。赤ちゃん連れの多いオーガニックカフェ。昼はビュッフェ形式。私が案内されたのは一番奥の席。両隣にはすでに客がいて食事をしていた。二組とも、女の赤ちゃんを連れた母娘ペア。つまり、女3世代ということ。平日の客のな...
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みてきました。雨だし、平日休みだし、いましかない!と思った。やっと行けた。子の友達がこのまえ見に行ってて、遊びにきたときに感想をどんどんしゃべろうとするので、それを聞くより先に見に行ったほうがいいなと思った。 正直なところ前作のほうが「すげー」だった。が、今回の目標は今までの話...
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7時半ごろ、子といっしょに投票に行ってきた。てくてく歩いて、まあ暑いけど、耐えられる程度。500円渡して、コンビニで何買ってきても良いよというと、486円のフルーツサンドを買ってきた。高い。涼しいベンチで食べて帰ってきた。夏の朝の、ちょうど良い散歩。青空に、筆で書いたような、雲が...