寝る前に子がひとこと:
「マンマ、歳とらないでね」
どうして、と聞くと
「だってさー、ぼくさー、ずっとマンマとねたいからさー。」
私「まー、でも、いつか『ぼくは一緒に寝ない』って言う日がくるかもしれないよねー」
子「こないよ」
私「そうかー」
子「マンマもパパもさー、ずっととしとらないほうがいいよねー」
どうやら、いつまでも今の状態ではいられないということがうっすらわかっているらしい。そうでないとこの発言にはならないだろう。わたしがかつて「退職したら郷里に戻りたい」みたいな話をしていたのを覚えているというのもある。3人で、東京でワイワイしているのがいちばん楽しいらしい。将来どこに住みたいか、と聞かれたときも「東京」と答えていた。かわいいなあ。
きのうはピッツァを食べに昼、出かけた。そのあといったん家に帰り、子の自転車の練習をすべく、外に出た。自転車に乗ってスーパーまで行く、というミッション。自転車を買って1ヶ月以上経つがいっこうに乗ろうとしないので困ったもんだなあと思っていたのだがきのうは乗ることに成功した。
嫌がる子を、ある方向に向けて行動させるのは本当に難しい。無理矢理やらせるわけにもいかないし、成功体験も大事だし、そのためにはどういう動機付けがあるべきなのか、と考える。きのうは結局、うまく行ったので本人としても少し自信がついたのではないかと思う。
自転車で帰りながら、「きょうプールあいてるんだよ」という話をしたら珍しく食いつき、これから行くと言い出した。これは本当に珍しいことなのでチャンスを逃すまいと、いったん家に帰ってからすぐに準備をしてプールに向かった。近い場所にプールがあるってすばらしいことだ。
顔をつけて泳ぐことはできないのだが、水に入るだけでもじゅうぶんだと思っている。20分でも30分でもいい。楽しければそれでいい。
本人が言い出さない限りは何か習い事をさせる気はない。自分自身がピアノをさせられて本当に嫌だったのもある。楽器は好きなのに先生が嫌いなので結局レッスンが嫌だ、という、そんなにもったいないことがあるかよ、と思う。時間も労力も無駄だ。ああいう思いをさせたくない。こどもは「きょうは何をしようかな」くらいの暇があるほうがいい。