「相手に直接面と向かって言えないことは、メールに書くべきではない」
自分の部屋のくつろいだ空間で、誰ともしゃべらずに、脳と指さえ動かせば、メールは書くことができます。それもコミュニケーションの一種だろうけど、私にとっては、コミュニケーションってそんなものではないです。そもそも相手は生身の人間なんだから、目を見て話して対話をしてこそのコミュニケーションなのです。
職場でも、目と鼻の先にいる相手に対してメールで用件を言う人がとても多いです。
自分の席を立たなくてすむし、余計な神経つかわなくて済むし、文字に残しておけばあとからも見られるから便利なんだろうと思います。
だけど私はこのやり方が苦手です。
数秒のメールで済むかもしれない内容でも、直接言うようにしています。
Face to faceがよりよい、ということくらい皆分かってるんですが、どうしても人間は便利でラクなほうに流されます。だから、分かってることなのに、つい忘れがちになる。ぜんぶパソコンをひらけば済むようになってしまう。
だから、私は、言いたいことは声に出して、話すようにしています。口で言えないなら、むしろ書かない。頭を整理させるためにものを書くのとは別でね。こういうところから、相手に対する誠実さを持とうと思います。