Saturday, 25 February 2012

替え芯を求めて

最近勉強しているので、日本語を手書きすることが多くなった。
むしろ、今までこんなに手書きをしていなかったのか、と驚かされる。大半の文字はキーボードに打ち込んで表現しているのだ。
一度に大量の文字を、しかも急いで書くと、当たり前のことだが、右手が疲れる。
肩も凝るけど、本当に「手」が疲れる。手だけのためのストレッチをしてあげなければいけないほどである。
村上春樹がどこかで書いていたけど「左手の負担に対して右手のそれが圧倒的に重い」。(村上春樹は80年代から小説を書いているので、パソコンやワードプロセッサが無かった当時、手書きでひとつの小説を仕上げていた。これもまた当たり前といえば当たり前だけど。)

前回、「Jetstreamが無くなった」と書いたのは2月2日のことだった。
報告ですが、結局あのペンは見つかっていません。(いまごろどこで何をしているのだろう。地球上のどこかには存在しているだろうに。新しい持ち主を見つけただろうか。)

それで、どうしようもなかったので結局新しいJetstreamを買った。
インクは黒なのにペン自体がピンク色なので一瞬、ピンクのペンかと間違えそうになるが、もうさすがに慣れてきた。
それ以来、毎日、使わない日は無い、というくらい本当に毎日このJetstreamを愛用(というか酷使)しているんだけど、ちょうど今日勉強を始めようとしたときに、インクがかすれた。

やばい、これは無くなりかけているということか

まあ、明日買えばいいか、と、一瞬思った。しかし、今日中にやらなければいけないことがいくつかある。それらをほかのペンで済ませる気には到底なれなかったし、別のペンを使う自分が想像できなかった。ためしにシャーペンを手にとってみたが、ますます手が疲れるだけだった。

時計を見ると、8時22分。家の目の前にある文房具屋が閉まるまでにあと8分。

…急げ!!!

一瞬ためらったが、それは本当に一瞬のことで、あとは猛スピードで着替えてコートをひっかけ、財布とかぎを持って家を走り出た。
店は、閉店の音楽がかかっているところだった。
自分でボールペンの替え芯を探すのが面倒だったので、レジのお兄ちゃんに

「すみません、ジェットストリームの、黒の、0.5ください!!」と言った。
「あの、かえるやつ」

と付け加えた。
105円払って、店を後にする。

見事、間に合ったのだ。
と、同時に、なんて便利なところに住んでいるのだろうかとあらためて思った。
走って1分で欲しいものが手に入るなんて。
実家にいたらきっと父や母に「なんかよかボールペン持たんー?」ときいていただろうに。

そして、ここまで必要とされるジェットストリームの威力を感じた。
本当に、これ無しではやってけなくなってしまったのかもしれない。

それにしても、1ヶ月未満でボールペン一本使い切ったのは、最短記録かもしれない。
毎日手が疲れるだけある。

というわけでこれから心置きなく勉強します。

Thursday, 23 February 2012

体組成のはなし、雨

このブログを始めてから3年とちょっとが経つ。
といってもブログ自体は大学生のときから書いているので、ブロガー歴はもっと長い。
ふと思い立って過去の投稿を見てみた。

2008年の体育の日に、商店街で体組成チェックをやってもらったときの投稿を読むと、

 体内年齢 24歳
 推定骨量 2.7kg
 筋肉量  41.6kg



と書いてあった。
お、うれしいことに3年前より今のほうが若返っているではないか。
2008年はいろいろと具合の悪いことが多かったからなあ…


3年前は家に体重計しか所持していなかったので「ふーん、そんなもんか」と思っていた。
それからしばらくして家にも体組成計を買ったので、これらの数値に加えて、体脂肪率はもちろんのこと体の水分量なども知ることができる。


ちなみに最近は


 体内年齢 19歳
 推定骨量 2.8kg
   筋肉量  42kg


だいたいこんな感じだ。
通常、冬はもっと体内年齢が上がるのだが今年は19歳~21歳くらいのことが多い。
まあ、計る時間帯にもよるけど。


しかし19歳よりも若くなることは無い。
夏だと、時々あるけど。
ダンサーを目指している同年代の友人が、体内年齢16歳だと言っていた。
鍛えれば変わるのだ。
急激に変化しなくていいから、今から5年後に、今と同じか、それより若い体内年齢だといい。


ところできょうはプールに行きたいのに雨が降っていてがっかり。
止むタイミングを見計らって外へ出よう。

Wednesday, 22 February 2012

勉強したこと

It is about 30 minutes until the bread is baked. It smells so good and it always makes me feel happy. Almost a year has passed since the bread-making machine came to ours. 
We bake the bread so often that the machine became practically one of the essential family members.
Not until did we start to use that we knew how convenient and useful it was.

明日は休み。
きのことトマトのスパゲティを食べて、ちょっとゆっくりしているところ。
きのこは職場の近くで買った。
ここは断然安いので、時間のあるときは野菜を買いに行く。
ここの八百屋のおばちゃん、はっきりしていて私は好きだ。
野菜の扱いが悪い客は、容赦なく注意する。

曇り空を見上げて、
「寒くなっちゃってねぇ」と言うので
「まあ、でも、春は近いですよ」と答えたら
「ああそうだねぇ」と言っていた。

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今朝は5時過ぎに起きて勉強をした。
漢字の成り立ちについて最近勉強している。
今朝は常用漢字や国字について。
漢字というのは、すべてが中国からやってきたわけではないらしい。
日本に入ってきたあとでできた漢字がたくさんあるのだが、それらのことを国字と呼ぶ。
中国には無いが、日本にはあるものについて、日本人が漢字を与えた。
その多くが、地名、人名、植物、魚の名前らしい。

特に日本は島国で、海に囲まれているので、魚の名前はとくに国字ばかりである。
鰯、鱈、鯱、(魚じゃないけど)かずのこ。
(変換されないのもあるんですね。かずのこ、は、さかなへんに希と書く。)
「お寿司屋さんに行って、目に入ってくる「さかなへん」の漢字はほぼすべて国字だという。

「ほうほう」「へぇー」と言いながら感心するいっぽう、このことを知らずにいままで20年あまり漢字を書いてきた事実に驚きもする。


まだまだ知らないことだらけなのだ。
学習とは、自分がどれだけ何を知らないかを知ることである。

さて、勉強します。

Sunday, 19 February 2012

はるよこい



春の気配がします。(↑2分くらいで描いてみました)
雪がちらついたり、冷たい風が吹いたりしてまだまだ冬だし、まだまだ寒いのだけれど、ふと気がつくと2月も半分が終わっている。
2月、ていう響きと、3月、ていう響きの差はすごいですね。
ずいぶんとあったかくなる感じがする。
同じ季節の変わり目でも、「11月」と「12月」なんてあんまり差を感じないのに。

周りでは花粉症の症状が出始めたといって大変そうだけど、今のところ私は大丈夫。
子どものころに比べるとだいぶ楽になってきた気がする、そういえば。

なんだか最近ワクワクする。
いろいろなことがゆっくりと変わり始めたし、なんだかいいことが起こりそうな気がする。

朝早くおきて勉強する習慣も、今後続けようと思う。

静かな日曜の夜は、ジャズを聞いています。
本当に久しぶり。ハービー・ハンコックのthe blue note years。
ガトー・ショコラを作りたかったのだけどもう時間が無いので今日もまた断念することにする。

ではみなさま、明日からも前向きにがんばりましょう。

Thursday, 16 February 2012

病院なのにまた行きたくなるなんて

先日の咳の件。

ようやく休みが取れたのでやっと病院に行ってきた。
うわさには聞いていたが、とても素敵なお医者さんだった。

まずは診察室に入った途端の安心感といったら。
そこにいた70歳くらいのおじいさんが先生だったわけだが、すでに「腹割って話聞こうじゃないの」という構えをしている。
平日の昼間で、先生も暇だったのかもしれない。それにしても、とにかく色々しゃべってくれたし、聞いてくれた。
目を見て話してくれたし、どうして咳が止まらないのか、説明してくれた。

咳のこと以外にも色々聞いたらたくさん話してくれそうな感じがした。

こういう、でーん、と余裕のある、医学に携わる人ってときどきいる。
養老さんなんかちょうどこういう人なのでは、と思った。
人はどうせ死にますから、特に死は怖くないですよ、とか言うタイプ。
そして、お医者さん業だけでなく、生物のこと、世界のこと、細胞のことをよーく理解している人。
構え方が違うんだよなあ。
見ているポイントが、もっと、ずーっと大きいのだ。

また会いたくなるような、話すだけで元気になれるような、素敵な先生だった。
参ったなあ、病院なのにまた行きたくなるだなんて。

Sunday, 12 February 2012

眠い

眠い。
ここ最近(ほんの数日だが)6時前に起きて勉強をした。
以前だったらまず無理だったのに今週はそれが何度かうまくいったのだ。
しかも夜になってもものすごく疲れがたまっているようなことも無い。
やればできるじゃないか、と思った。

…のだが、眠い。
たいていこういう崩れは週末にやってくる。
金曜日は、なんと9時に寝た。夕飯も食べずに。
限界だったのだ。

そして今もすごく眠いです。

いや、今日は眠いというか、「弱い」感じがする。
歯なのか目なのか頭なのか耳なのかわからないけれど、左側の、ちょうどそのあたりが少し痛い。何が腫れているわけでもないのに、腫れ物に触るような、口内炎のような感じがする。ときどき「キン」と痛い。

大学受験のときは毎日11時前には寝て朝は5時に起きていた。
それは無理ではなかったのだが、睡眠時間がこれをきると、ガタっと眠気が襲ってきたものだった。金曜か土曜の午後に。

ところで、咳が止まらない。かれこれ10日以上はこんな感じだ。
始まりは覚えていないのだが、1月の終わりだったはず。
治るだろうと思っているのだが結局ずっと咳き込んでいる。
誰とも、何もしゃべらずにお茶飲んでぼうっとしている日が1週間くらいあれば治るのではないかと思っている。

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最近、旅に出たくて仕方ない。
とりあえず成田空港に行きたい。
飛行機が飛び立つと同時にからだの悪いところがすうーっと治っていくような感じがする。
と言ったのは通訳の米原さんですが、本当にそれ、よくわかります。

疲れは疲れでも、時差とフライトによる疲れなら受け付けられる。
朝も帰りも満員電車にゆられて人ごみから受ける疲れとはだいぶ違う。

はぁー、ねます。
おやすみなさい。

Monday, 6 February 2012

"マンマ"の勘

最近忙しい。

まず仕事。特に先週は、かなり疲労のたまる一週間だった。昨日なんかは、日曜だったけど、通常より早い時間から勤務だった。

しかしこのあと通常業務に戻るので、仕事はまあいい。

問題はうちに帰ってから、である。
パソコンに向かってやらねばならないことがあるが、そのためには時間が到底足りない。うちに戻ってくるのが6時ごろで、寝るのが10時ごろだとすると、家にいるときに自由のきく時間はたったの4時間だ。

その4時間から、お風呂や食事、片付けの時間を引くと、残されるのは1,2時間になる。まさに時間を「捻出」である。

時間を「捻って出す」くらいだから、自由に使える時間はほとんどない。
だから最近あまりお菓子を焼いていない。(最後にマフィンを焼いたのは1ヶ月近く前かもしれない。)

久しぶりに作る時間が欲しいと思っていたところ、ココナッツを使ったケーキのレシピが目に入った。「ココナッツの粉120g」と書いてあるが、そんなに簡単に手に入るのだろうか。


ところで、日本に暮らし、日本の文化に慣れた私のような人間にとっては、欧米のお菓子レシピはあまり参考にならないことが多い。

たとえばイタリアのレシピについて見てみよう。

①量が多い。

卵5個とか、小麦粉500gとか平気で書いてある。そんな量が型に入りきるのか。
上のレシピはまだマシなほうである。
ただし「バター250g」は多すぎる。
想像してみてください、箱で売ってるバターがたいてい200gだから、それ以上です。
ちなみにクッキーだと100g、マフィンだと60~70g使う。
特にお菓子を作ったことのある人なら、250という数字の重さがわかると思う。

もしあなたが「マンマ」ならこのレシピは有効に働くだろう。そして子供が5人以上いればさらにその有効性は増すだろう。
ナポリの下町でたくさんの子供を抱えて暮らす「昨日・今日・明日」のソフィア・ローレンのように。「ほらあんたたち、ごはんだよ」が繰り返されるその生活をイメージしてほしい。
そこで出されるケーキは、とにかく大きくて、素朴で、甘い。「品」などあってはならないのだ。

たぶんマンマはきっちり計量しない。そして焼く時間も、温度も、きっと「だいたい」のはずだ。感覚で決めて、バーン!あるいはドーン!と作るのだ。小麦粉500、ドーン!と。もってけドロボー!と。食うなら食えー!と。

そうやって「その家庭の味」ができていくのだろう。
だから「ケーキはこうなければならない」ということは、きっと無い。

日本でも家庭によって煮物や肉じゃがの作り方や味が異なるのと同じだ。
すべてはお母さんの勘によるから。

②材料が手に入らない。

いや、手に入るものもある。ただし、これもまたイタリアの例だが、たとえば「マスカルポーネ・チーズ200g」なんて簡単に書かれても、日本のスーパーで簡単に手に入るとは限らない。見つかったとしてもたいていイタリアで買う場合の2~3倍の値段はする。

まあこれはお菓子に限った話ではない。モッツァレッラひとつとっても、3倍以上の値段はする。

それに、小麦粉。
日本では「薄力粉、中力粉、強力粉」の3種で分類されているが、イタリアはこの3つではない。いつも"farina(=小麦粉)"とだけ書かれてある。

お菓子づくりで使うのはたいてい薄力粉だから薄力粉を使えばよいのかと思えば、「いや、そうじゃなくて、もっとふくらむタイプのやつ」とか言われたことがあって、困った。そんな分類は知らない。


なにはともあれ、本場に習って繊細にお菓子を作る日本人の職人さんには感心します。
真似したもののほうが、本場以上によくできていたなんて話はよく聞くけど、やっぱり日本人の器用さは世界トップクラスなのだろう。

それにしても、写真のケーキ、食べてみたいなあ。バター250gでもいいから。

Thursday, 2 February 2012

ふでばこ

ふでばこというものを使わなくなってもうかれこれ10年以上経つ。「生徒」だった頃は、やはり、世の中の生徒たちがそうであるように、筆記用具はふでばこに入れて持ち運んでいた。(箱というよりそれは多くの場合ペンケースだったけど。)
そういうものだと思っていた。ふでばこというのはあって当然のものだと。何しろ、幼稚園を出てすぐに与えられるのだ。それ以降、10年にわたりふでばことの生活は続く。

それがあるとき「ふでばこなんて要らないのでは?」と思った。

重要なのは箱ではなく、ペンである。ペンさえあればよいのだ。

そしてなるべくシンプルに暮らしたかった。あれやこれや、いろんな色は必要ないことに気づいた。そういった中高生が好む文房具類に興味が薄れてきた時期でもあったのかもしれない。

以降、持ち歩くのは黒ボールペン1本になった。時々、赤ボールペンや蛍光マーカーもあったが、増えてもそのくらいだったし、たったの3本であれば、ケースに入れる必要は無かった。シャーペンも使わなかったので、消しゴムすら必要なかった。

そんな感じでふでばこ人生と、ボールペン1本人生をそれぞれ10年ずつ続けてきたのだが、ここへ来て最近また考え始めた。つまり、ふでばこが必要なのではないか、と。

というのも最近、お気に入りのペンを1本なくしてしまったのだ。

実は今年に入ってからとある勉強を始め、筆記用具を持ち運ぶ必要が出てきた。そんな時、ペンをなくした。しかもお気に入りの。(そもそもペンというのは失くすようにできているのかもしれない。たとえば髪ゴムや、ピンのように。)

お気に入りといっても100円出せばまた買えるのだからそんなに落ち込まなくてもよい。さらに、地球上のどこかには必ず存在しているのだから、必死になって探せば見つかる可能性は無くも無いし、それほどその存在を懐かしまなくてもよいはずだ。
ただ、ずっと使っていたものだったので愛着ってものがあったんだよね…

あれがもしふでばこに入っていたら、絶対に失くさなかっただろう。

そう思ってから、ふでばこ使おうかしらと思い始めたのだ。
どうやら10年周期でふでばこ使用機会は巡ってくるらしい。

ちなみに、失くしたペンは「Jetstream」です。使っている人、多いと思う。あれ、革命的に書きやすいですから。右腕にかかる負担も少ない。まさに「ストリーム」という感じ。あれを初めて使ったときには、「参りました、ジャパン・テクノロジー!」と思いました。

お父さんの回復、12月の疲れ

父が入院している。経過は良いようで、退院が見えてきたらしい。よかった。毎日のようにテレビ電話で様子をきいているが、話す様子が1日、1日と元気になっていくのがわかる。人間の身体はすごいなあ。 話を聞くたびに、普段の姿勢とか、動き方とか、注意しなければと思う。身体に負担をかける動きを...