Sunday, 20 January 2013

英語を話す『三銃士』

暖かい。
1月の、キンとするような寒さはない。
昨日は天気が良かった。
掃除をし、プールに行き、映画を見て過ごした。
これぞ休日である。

きょうも天気がよさそうだ。
これまた予定は特に無い。
(いや、やらねばならないことは少しある。実は。)

昨日見た映画について。

『三銃士/王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船』

評価:★★☆☆☆

ただ3Dで何か作りたかったから作った、という感じがした。
完全に子ども向け映画だ。
それでも衣装は綺麗だし世界史を復習するきっかけにはなった。

言葉について。
舞台はフランスなのに、登場人物全員が英語を話しているのはやはり違和感がある。
まあ、こういう映画ってよくあるんだけど。

たとえばダルタニアンの「来い!」というセリフが "Come on!!"である。
俳優は、アメリカ人のティーンエイジャー。
カモーン、て、あんた…
ダルタニアンが、カモーン、て…
軽い。
幻滅せずにはいられない。

つまり、セリフが英語だと、17世紀フランスの雰囲気からは浮いてしまうのである。
ヒップホップでもやってそうな感じに聞こえる。
三銃士としての魅力は半減する。
(ダルタニアンは三銃士じゃないけど)

ルイ13世とバッキンガム公爵がお互いに流暢な英語で会話しているのもやっぱり変な話だ。
フランス国王はフランス語を話してこそ威厳があるのだ。

(中国人女優が日本人役を英語で演じた「SAYURI」などはめちゃくちゃすぎて見てもいない。)

こだわりすぎだと言われるだろうが「気になる」レベルではあるべき問題かなと思う。

アラミスは福山雅治に似ている気がしました

やはりイチオシはクリストフ・ヴァルツだ。
『イングロリアス・バスターズ』をはじめ、「頭のいい悪役」として彼の右に出る者はいないのではないだろうか。なんとも魅力的な俳優だ。
しかしながら、やっぱり、宰相リシュリューなのだからフランス語をしゃべってほしかった…
(というか、聞きたかった…。)

飛行船について。
副題に「ダヴィンチの飛行船」とあるのだが、ダヴィンチは何もフォーカスされない。
どこかで設計図を手に入れて飛行船を作り、みんな飛行船で飛びまくる。
さて、この時代に飛行船は存在したのだろうか?
飛行船をつくるのはいつごろの技術なのだろうか?
飛行船とダヴィンチは関係があるのか?

アレクサンドル・デュマの三銃士にならって作られた話だろうが、かなり変えてあるようだったので、どの辺までが本当なのか分からない。
そもそも、三銃士だってフィクションだ。

さて、飛行船について少し調べることにする。

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