Tuesday 11 September 2018

「言い訳しないで毎日やる」

THE NEW YORKERのThe Mystery of People Who Speak Dozens of Languagesという記事を読んだ。

知人がFacebookでシェアしていたので試しに読み始めたらとても面白かった。こういう場合、全部読みきることは私の場合ない。辛抱して大量の英文を読むという作業が苦手なのだ。面白い場合は別として。

これは面白そうだぞ、と思ったので印刷して冊子状にして綴じて読むことにした。B4に二面で印刷すると7枚になる。つまりB5の大きさの本にすると13ページ分。結構長い。

何についての記事かというとhyperpolyglotと呼ばれる、たくさんの言語を話す人について。知り合いにも「色々な言葉を知っているな」という人はいるけど20とか30言語とかしゃべれる人はさすがに知らない。ところがいるのだ、世の中には。言語学習が好きで好きで仕方ないという人が。なんとpolyglot conferenceなるものまで世の中には存在するらしい。

そこでの講演を録画したものがあったのでyoutubeで見た。これも通常だったら途中で見るのをやめるがあまりにも面白くて結局全部見てしまった。Alexander Arguellesという人の講演。上記の記事にも出て来る人である。

詳細は省くが、とにかくストイックである。記事によれば人生のうち、起きている時間の40パーセントを言語学習に費やしているらしい。朝3時に起きて書く練習から始める。それぞれの言語で2ページずつ。夜があけたら外に走りに出て、その間ひたすらシャドウイング…

たくさんの言語をしゃべれると「すごいねえ」とか「いいねえ」とか言う人がいるけどすごいねえはまだ許せても「いいねえ」は失礼だろといつも思うのだ。なぜならまるでその人が努力もせずにしゃべれるようになったかのように聞こえるから。「いいねえ」と言うんだったら自分も努力をしたらどうだ、と思う。本当によく思う。

で、話は戻って、たしかにこのアレクサンダーさんも遺伝によるものとか環境に恵まれたとかいう要因があるのかもしれないんだけどこれだけひたすら勉強して実際にたくさんの言語を身につけている人を見ると、努力のほかになんもないよ、ということがわかる。

そのアレクサンダーさんの動画のなかに「アマチュアのpolyglotとプロのpolyglotの違い」というのがあって、結構興味深かった。

本人も「アマチュア」だった時代があったらしい。その当時はいつも「準備」ばかりしていたらしい。つまり、どんな本を買うかとか、どう時間を使うか計画したりとか。思い当たるフシは、うーむ、私もあるある。

いっぽうで「プロ」に到達してからはそんなことまったく考えなくなったらしい。そこで出た言葉がめっちゃ印象的でした。それは:


No Excuse, Everyday(言い訳をしない。毎日やる)


もう心底同意です。
って私はポリグロットではないんだけど、言語学習に限らずたいていのことはそうなんじゃないか、と。つまり何かをものにしたければ、言い訳せずに毎日やること。合気道しかり、ラジオ講座しかり。まあアレクサンダー氏の場合はその「やる」のレベルがすんごいわけですが。

そこまで到達しようとは思わないにしても学ぶところは多いにあった。言い訳しても誰のためにもならんよな。先述の「いいねえ」と言う人たちはきっと言い訳し続ける種類の人間である。そうならないように生きよう。やってないことに言い訳はできない。

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