Tuesday 27 November 2018

こどものことばメモ(2歳3ヶ月)

この週末、こどもと過ごして分かったことメモ。

7割くらいはイタリア語をしゃべっている。日本語中心だと思っていたのだがそうではないらしい。丸一日一緒にいて初めてわかった。

こちらが日本語で話しかけるとイタリア語で返ってきたり、日本語で発話したあとにイタリア語で言い直したりする。混同させないために私は日本語で通す、というのがこどもが生まれる前に思ったことだが、その後、いややっぱり3人でいるときはイタリア語だよなと思った。それでも母子の二者間では日本語のつもりだったのだがここまでイタリア語が出てくると正直、どっちで答えるべきかわからなくなる時がある。だからイタリア語で何か言われたらイタリア語で返してしまうことが多い。

独り言はたいていイタリア語のようだ。といっても救急車と消防車関連のことばかりやっているのでセリフとしてはだいぶ限られているが。

ただし、ときどき「ん?何て言ったのだろう」と思うこともある。そういうときあらためて、結局のところ、この子は「ネイティヴ」なんだよなと思わざるを得ない。「イタリア語学習中」ではなく、生まれたときから自然な環境でイタリア語(と日本語)を聞いてきたのだから、ネイティヴ・スピーカーなのである。聞き取れないときは「私がわかるわけないのだ」と思う。これから勉強させてもらうことのほうがきっと多くなるし私が知らない単語をすでにたくさん知っている。(「タンクローリー」とか、「ひし形」とか。)

イタリア語はアクセントというかイントネーションが日本語のそれよりもだいぶ強い(というか強烈)なのだがそれも自然にかつ見事に身についている。それが日本語に影響しないわけはないので、ときどきどこにアクセントを置くべきか困っている姿が見受けられる。(お〜ろ、なのかおふ、なのか、とか。)日本語はもっと平坦でいいんだよ、と言いたくなるがまあそのうちどちらも身につくだろう。

保育園でもイタリア語をしゃべって先生を混乱させることがあるらしいがこれも仕方ない。そのうち使い分けるようになる。日本語中心と思っていたはずがイタリア語中心と知ると途端に「日本語の習得は大丈夫だろうか」と不安がよぎるのも事実である。が、しかし、逆もまたそうなのだろう。つまり日本語を7割ぐらい話すようになると「イタリア語も身につけさせないと」と思うに違いない。とりあえず家で混乱させないようにだけはしてあげないといけないのだがネイティブの勢いに私が負けつつあるのでこのままいくとイタリア語の割合が増えていく気がする。それはまたそれでいいのだろう。

ありがとうとカルボナーラ

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