台風明けて、日曜は暑いくらいの陽気だった。なんと朝6時5分からこどもと散歩に出かけた。
子「パンかいにいく」
私「いく?」
子「うん」
本当に出かけたもののコンビニはどこも棚が空っぽで何も買えなかった。子のリクエストによりお惣菜のポテトサラダを買って帰る。
いったん帰宅して、10時ごろ、とりあえずまた出かけてみることになった。もう外に出たくて仕方なかったのだ。何しろ前日は24時間ずっと家にいたのだから。天気の良いなか、そもそも店はあいているのだろうか、電車は走っているのか、どの辺がどう営業を開始しているのかを直接見ようと、こどもとでかけた。閑散とした下北を歩くのは面白かった。子供がベビーカーを降りて歩いてもそれほど危なくないし人の邪魔にはならない。どの店も、正午ごろの開店だった。自販機で水を1本と、開店していたスーパーでツナ缶と、レーズンを買って帰った。
とにかく前日が嘘のような爽やかな天気。午後から私はプールに行き思う存分泳いだ。
それから夕方また下北を通ると午前中とは打って変わってすごい人の多さだった。だいたい週末はこんな感じだけど、この日はカレーフェスティバルが行われていたらしくさらに多かったようだ。
しばらく下北に住んでいた時期がある。秋から冬にかけてのこの時期はよくそのことを思い出す。夕暮れの空気とか色とかがどうしてもそれを思い出させて切ない気持ちになる。あれから私の生活も、下北沢駅周辺もまったく変わってしまって、下北に住んでいたのがまるでずっと昔のように感じるが、実際はたったの4年前なのだ。計算してみてその数字にだいぶ驚いた。
写真にとったわけでもないのに写真にとったかのようにくっきりと残る、描ける情景が人生にはたくさんある。そういうものを大事にしていきたいし、蓄積されるうちに人生はより深く、面白くなるのだと思う。村上春樹の言う「資料を集める」時期は私の場合はまだ続いている。
夕暮れの下北で、気持ちがあたたかくなるのを感じながら自転車をこいだ。
Tuesday, 15 October 2019
セールの思い出
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