昨日はプールに行った。初夏のプールは最高だよな、としみじみ思う。まあプールに行かなくても初夏は最高なんだけど。そもそも。泳ぐのは30分間にしている。距離を決めるよりは時間を決めた方が良い。というのは、たぶんこの10年くらいで気づいたことなんだと思う。以前は「1.5km泳ぐ」と決めていたので。距離を決めると自分にプレッシャーがかかる。
車内に2歳の子供を置き去りにした、というニュースを今朝も見た。しょっちゅう聞くニュースだし、そのたびに「信じられない」という気持ちになる。しかし世の中にはこういう人たちがいるのだ、ということを実感したのは子供が生まれてから、である。
先日、交差点で信号待ちをしていた。そこには地下にある駅へ通じる階段がある。子供二人と、母親一人がそこにいた。母親が息子のパスモを持って、何か言っていた。母はやや怒り気味。朝ありがちな光景だ。よく聞き取れなかったが、おそらく残額がないということを言っていたのだと思う。というのも、なんとその母親は二人をそこに残して、階段を降り始めたのだ。手にはパスモ。おいおい、と思った。置き去りにするには幼すぎるよ。だけど行ってしまった。たぶん、一回やると普通になってしまうのかもしれない。二人はそこで大人しく待っていた。
別の例。保育園に子を迎えに行った時のこと。3人子供のいる女性が、自転車に乗ってやってきた。一番上の子を迎えにきたらしい。後には末っ子一人しかのせていない。真ん中の一人はどうしたのか、と聞かれると「家に置いてきた」と。ほかに祖父母などいるわけではなく、一人で家に置いてきた、と。それを聞いたほかの保護者が「それはすごいね〜、うちはそれやらせたことないわ〜」と言っていたが、内心びっくりしていたに違いない。それに対し「テレビみせとけば大丈夫」と言っていた。ワンオペの辛さはさておき、これはよくない。まったく良くない。車内置き去りではないけど、家の中でも何だって起きうる。私は会話を聞いていただけだったが、唖然としてしまった。驚きを超えて悲しくなってしまった。
というように、子供を置き去りにすることに抵抗のない人たちがいる。これは私が見たなかでもほんの一例。たぶん世の中で置き去りにしているケースの99%が「何もなかったからよかったけど」という例だろう。私は、ほんとうにこれが信じられない。二人以上子供がいたらもしかしたら「気持ち分かる」となるのかもしれないけど。そして逆にこどもがいなかったら、目線が全然違うのでそもそも置き去りにしていることにこれほど気づきもしないと思う。
こんなに小さくてか弱い存在を、置き去りにすることは絶対に許されてはいけない。大人のエゴに振り回される子供たちが少しでも減ると良い。