やろうと思っていた万年筆の手入れ。インクを変える前に一晩、水に漬けておく。毎回、ガラス瓶と色水が美しくて写真をとってしまう。面倒でも楽しいのが万年筆いじりである。
どうなることかと思っていたが平和に終わりつつある。よかった。どこにも行けずに毎日同じことをするしかないけど「毎日同じことができる」という喜びもある。
だいたい毎日天気が良く、公園へ行っている。朝10時ぐらいに私が先に出て、公園のベンチで1時間くらい本を読み、子たちは後からくる。保育園の友達と会えることが多く、喜んで遊んでいる。どんなおもちゃより遊び道具より、友達に勝る魅力的なものはない、というのが見てわかる。どの子を見てもそうだ。友達に会うと表情がいっきに変わる。この4日間でだいぶ転けて怪我したりしているのだが、それもよかったと思う。というのもこの数日でより活動的に、よりたくましくなったように見えるから。
どこか、近場の子供向け施設へ連れて行ってあげたほうがいいのだろうかと考えることもあるが、それは大人の思い込みなのかもしれない。何か特別なことをしてあげるのが「子」孝行であり理想の親である、みたいな固定観念があるだけなのかもしれない。
普通が一番しあわせなのかもなあ、と思う。これはコロナでもたらされた考え。いやもちろんそんなことは、言葉では分かっているんだけど、実感できたのはコロナのおかげ。ちょっといいアイスクリームを買ってあげようかと思うんだけど本人が欲しいのはあくまでもいつもの「ピノ」。