Friday, 4 July 2025

「酒の力を借り」ない人たち

先週、職場の飲み会があったが私はいかなかった。理由を考えてみると
・酒に興味がない
・夜は寝たい
・価値を見出していない
行ったら行ったで楽しいんだろうけど。枠を決められての集まりがとにかく苦手な私。数人で集まるのはいい。

週があけて、盛大に酔っ払った人たちがいたようでだいぶ話題になっていた。家でそのことを話していて、「自分を変えるために飲む人たちがいるからね」という話。日本人にはぴったり当てはまる。「酒の力を借りて」なんていうけど、飲み会に行くのは「普段言えないことも言える」という利点?期待?もあって参加する人も多いと思う。日本だけじゃないかな。酔っぱらい文化はヨーロッパにもある。

しかしながら、私の知る限り、イタリアでは酔っぱらいを見ない。自分が変わるほど酔っ払うことはかっこよくないとされる。いわゆる「千鳥足」だったり、お店の前で仲間に抱えられていたり、翌朝地面に寝ていたりする人はまず見たことがない。きっといるのかもしれないけど、かなり珍しいのではないか。酒ごときに変えられる人たちではない。言いたいことを言うにも、酒の力を借りる必要がない。

Slaughterhouse-Five 読み終わった

 今朝、カート・ヴォネガットの"Slaughterhouse-Five"を読んでしまった。買ったのは2年前で、当時、読もうと試みても全然頭に入ってこなかったので放置していたものだった。しかし今回はスッと入っていけた。初めて読む作家はその書き方に慣れるまでの時間...