Sunday 23 May 2010

Back to Classic

雨がしとしと。こういう雨は嫌いでもない。晴れているに越したことはないけど、雨は雨で雨にしかないよさがある。

マリリン・モンローの"Some like it hot"を見た。
邦題「お熱いのがお好き」として有名。

マリリンの映画ってそういえば見たことがなかった。

いやー、もう、完全に"とりこ"になってしまった。


「かわいい」とか「きれい」とかもはや通り越して、こうごうしい。
魅力、むしろ引力が圧倒的なのだ。



ところで、(たとえば)絶世の美女を形容するにあたり日本語は「きれい」「かわいい」くらいしか表現が浮かばない。
でも英語は比較的、いっぱいある。

stunning
incandescent
irresistible

マリリンはこういうのがピタッと当てはまる感じ。
日本語にすると「打ちのめすように美しい」とか長くならざるを得ない。

なにか「すばらしい」ことを表現する時の語彙が、私の知る限りだとそんなに豊富じゃない。
いや、あるのに知らないだけかもしれない。

ごく普通の、いわゆる一般人が使っても別におかしくない単語(つまり、日本語の「すごい」に値するような単語)が

amazing
fantastic
great
lovely
wonderful
exquisite

などなどたくさんある。
だが日本語の場合は、「すごい」より上級の単語を使うと、あまり"一般的"ではなくなってしまう。
「五臓六腑にしみわたる」なんて使うことはあまりなくて、年齢層が上か、書き言葉か、文学者かと思われる。


ああ、こんなことを書こうと思っていたのではなくて、マリリン・モンローだ。
そのirresistibleな輝きについて。

映画を見て初めて分かったけど、まるで少女みたいにふるまう。天真爛漫。
ぴょこぴょこ動く。一挙手一投足に目を奪われる。
オードリー・へプバーンは見た目も演技も、かわいいのだが、マリリンにはオードリーのかわいさ、+他の要素 がある。


写真とか静止画でしか見たことの無い人はぜひ動画、映画を見ることをお勧めする。
伝説になる人なのだ。

Some like it hotは、1959年の映画なのだが、これは確かゴダールの「勝手にしやがれ」と同じ年。これも白黒映画。

昔から現代まで語り継がれる傑作には、それなりの理由があるのである。
だから話題作に追いつこうとして映画館にいくより、私はDVDで昔の映画を見るほうが好きだ。
そして価値があると思う。
本も同じだけど、昔からいいと言われて残っているものは、読む価値がある。

古いものの持つパワーはそれこそ"すごい"。
見た(読んだ)あとに、新しいものにはない充実感を与えてくれる。

back to classic


時々古典に帰ってみると、新しい発見がある。

とりあえずこれ見てください↓




ケネディ大統領の誕生日に歌でお祝いするマリリン・モンロー

ありがとうとカルボナーラ

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