Thursday 4 August 2011

ローマ・レポート 身体的距離について

ブログ書きたいんだけどうまくいかない。エラーばかりおきて書く気が失せるので、別のにしようかなとすら考えている。
ローマに来て一週間が経った。ゆるい日々を過ごしている。
いつものことだが、ヨーロッパ人どうしの身体的な距離について考える。
初対面の人には握手をして自己紹介をするが、2回目以降は必ず両頬にキスをする。
たとえばその日に一回会うとすれば、会ったときと別れるときの二回ともこれを行うので、計4回、ほっぺにチュ。
フォーマルな場であっても、これが常識である。
もしパーティに30人の参加者がいれば、その会場を去るときにはもちろん全員に挨拶をするわけだから、帰るだけでも60回の「ちゅ」である。
もっと親しい人どうしだと、ことあるごとに抱き合う。
(お母さんの作ってくれたごはんがおいしくて、とか。)
頭やほっぺにいつもちゅっちゅしている。
両親の肩に手を置いてしゃべる(肩もみではない)とかはごく普通のことである。
親も親で、子の頭をよくなでる。
小さい子を見てみるとすでに明らかな違いが見えて面白い。
昨日、1歳半の女の子に会ったのだが、周りの皆のほっぺに、順番にキスをして回っていた。
以前会った、2歳の男の子も、魚のかたちのおもちゃを手にして、じっと見つめた後、何をするかと思いきや、ちゅ、ちゅとキスをした。日本で、おしゃぶり以外見たことなかったのでこれには結構感動してしまった。
両側の頬にキスをするとき、右からなのか左からなのかよくわからないときが多くて、イタリア人に聞いてみたが「えーっと…考えたこと無い」という返事が来た。
ふむ。そりゃそうですね。
生まれたときからこれが習慣だとしたらいきなり説明はしませんもんね。
 
最後に自分の両親に「触れた」のがいつだったかさえ覚えていない私にとっては、何度体験しても、見ても、ものめずらしく新鮮な行為であり、すっかり感心してしまう。
私は人に触れるのもあまり慣れていないし、人に触れられるのもあまり慣れていない。
イタリアでこういう人たちを目にしてからは、だいぶ身体のバリアが弱まったとは思うのだがそれでもやはり母親に抱きつくなんてのは想像できない。
それでも、である。
そのイタリア人が感心(とあこがれ)する地域がある。
あいつらのアツさに比べちゃ、おれらはかなわねぇよな、という地域がある。
どこか。
答えは、南米。
ここではよくブラジル人の話がでる。
ヨーロッパ人よりもっともっと、身体的に親密なのだそうだ。
南米に行ったことは無いが、知り合いを考えてみるとそうだったかもしれない。
じゃあアジアはみんな日本人みたいかというとそうではない。
韓国に行った時に、よくみんな触れあっていたのを見て驚いたことがある。
なんで日本人は相手に触れないのか、と聞かれた。
うーむ。
なんででしょうね?
ひとつには、島国だから大陸の「抱き合う」文化が入ってこなかったというのがあると思う。
けどそのくらいしか思い浮かばないんですよね理由が。
ちょっと調べてみようかしら。
さーて、朝ごはん食べに行ってきます。

ありがとうとカルボナーラ

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