Friday 12 August 2011

ローマ・レポート 休暇について

昨日もまた海に行った。
おとといよりもっと遠い海。そこそこきれいだった。
日焼けについてブログを書いた後に、日焼けをしてしまった。
なぜか右の太ももが熱い。
左は平気だというのに。
はっきりとは覚えていないのだが、おそらく、日焼け止めがどのくらい効くのか試したくて左にだけ塗ったのかもしれない。
一晩たった今、やっとほてりがおさまった。
ビーチに寝転がるのが気持ちよすぎて、何度か眠った。
この開放感はたまりませんね!
やっぱり夏が好きだなあ。
そろそろ本格的に、街から人が消え始めている。
今週が終わるころにはほとんどの人が休暇に旅立っている。
もっと早くから行っている人も、もちろんいる。
たいていの人が海を目指す。
そして今月末まで帰ってこない。
大人も、子供も、少なくとも2週間は休む。
3週間休んだって特に長くはない。
だからローマの街は本当に観光客だらけである。
買い物をするとしたら今週中にしておかないといけない。
なぜなら来週にはほとんどの店が閉店してしまうからだ。
街が空っぽになるなんて、東京では本当に想像できない。
働くなといわれても働かずにはいられない国民なのである。
私の同僚でも、頼まれてもいないのに日曜にも出勤している人がいる。
仕事が終わらないから、と言っていた。
ご苦労なことである。
日本にはよく「暇になると何をしていいか分からなくなる」という人がいる。
分からなくは無い。
東京にいると時々そう感じることもある。
常に動いていなきゃいけないような気がする。
だからやっぱりすべてスイッチを切って、日常から遠ざかってしまうのは必要だ。
自分のいた環境をちょっと客観的に見る機会が、時々は与えられるべきだと思う。
あの街はやっぱりどこか狂っていると思う。
全員が一斉にある方向に動き出したらそれに倣うのが日本人の習性だが、まさに、身体を酷使して働き続けることもそのひとつだろう。
自分の身体が出しているシグナルに耳を傾ける余裕さえない。
これって怖いと思うんだけど。
身を滅ぼすことになると思う。
いや、実際のところかなり心身の破壊は進行してしまっているように見えるが…
全員が一斉に動き出す、という習性が「全員が3週間休暇をとる」という行動に出てしまえばいいのになあと思うんですけどね。
全員が必死で働かないと機能しないような社会は、システム上破綻しています。

ありがとうとカルボナーラ

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