Thursday 15 August 2013

リラ札を見た

テルミニ駅近くの両替所に行ったところ、昔のお札が並んでいた。

「ユーロだったらこれくらいの価値がある」という値段もついていた。

その国の「えらい人」をお札のデザインにするのはどの国も同じ。

ユーロではなくリラの時代に使われていたお札なのだが、なんとまあ顔ぶれの豪華なこと!!

ジュゼッペ・ヴェルディ、ミケランジェロ、ガリレオ、カラヴァッジョ、ベルニーニ、ボッティチェッリ、ダンテ、マキァヴェリ、マルコ・ポーロ、私の大好きなラファエッロ…そしてもちろん、レオナルド・ダ・ヴィンチ。

イタリアに特に関心の無い人でも、これらのうち数人はきっと「聞いたことある」と言うだろう。

ある程度、西洋絵画と世界史に親しみがある人なら、お札を見ただけで「あっ」と思うはずだ。

肖像画だけでもとても有名だ。ポストカードやあらゆるグッズとして売られている。

(私は、ラファエッロの自画像をヴェネツィアの美術館でたまたま見て、まんまと一目ぼれし、マグネットを買った。今も冷蔵庫にくっついている。)

それらが当たり前のように使われていたとは。

財布に、ガリレオとミケランジェロとダンテが共存しているなんて…!


経済的な問題はさておき、これらのお札を使わなくなったというのはまったく残念なことだ。

当時、イタリアの人々もきっと惜しんだだろうなと思った。

最後におまけ:
これは、レ ア !!

万年筆、外出

なくなったと思っていた万年筆が職場の引き出しから出てきた。一本千円のものなので、なくなってもあきらめはつくのだが少し気になっていたのは事実だった。中のインクは空っぽだが一体何色を入れていたのかさえ判然としない状況だった。家に連れて帰って洗うことにした。  翌朝の万年筆カートリッジ...