Saturday 25 January 2014

小沢健二、90年代。

土曜日。今週はフルに働いたのでとても疲れた。

先週、小沢健二の「今夜はブギーバック」を聴いて以来、ここ1週間頭から離れない。

小沢健二


しばらく前にも、一体今頃どうしているのだろうと気になって検索してみた。
ニューヨークに長いこと住んでいて、結婚している、というところまでは知っていたのだが、どうやら子どもも生まれたらしい。これは知らなかった。

それにしても良い曲をつくる人だった。
日本において音楽が劣化していったのは2000年後半ごろだったが、彼の全盛期はその直前だった。
最後の実力派である。
歌は、上手とは言えなかった。
細くて頼りない感じがした。

だけど、それが良かった。

今になって、たくさんの"ミュージシャン"が彼の歌をカバーしているけど、そのうち「ところで小沢健二って誰?」という人が出てくるんだろうなあ。
あ、いや、もう既にいるのか。
90'sに活躍したわけだから、今20歳以下の人たちは知るわけがないのだ。
分かっちゃいるけど、結構悲しい。

今の10代の会話を聞いていると「りんごいいよねー、椎名林檎」とか「アムロちゃん超かわいい」」とか言っている。
こういう会話本当によくある。
男の子はスピッツとかミスチルを歌う。
自分が生まれる前に出た曲を。
私の10代の頃と何も変わらないのだ。

それだけ、今出ている音楽のレベルが落ちたということ。
いや、もう、はっきり言って、レベルが違いすぎる。
文字通り、比べ物にならない。
音楽に詳しくない私でもそれは感じる。
同時に、どれだけ時が経っても、いい音楽は生き続けるということ。

90年代に私は小学生~高校生だった。
もっとも多感な時期に、いい音楽があふれていた。
ラジオから流れてくるヒット曲を、妹と一緒に、地道にテープに録音したものだった。
繰返し、聴いた。

80年代に生まれてラッキーだったなあと思う。
欲を言えば、60年代をリアルに見てみたかったんだけど。

いつか子どもが生まれたら、私が昔聞いていた音楽をいっぱい聞かせよう。
私が大瀧詠一の曲を知っているのは、小さい頃、父親の車に乗っていると必ず聞こえてきていたから。
いまだにそれを、感覚として身につけ、覚えている。
いい音はずっと生きるし、決して古くなることはない。

ありがとうとカルボナーラ

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