Tuesday 22 September 2015

『職業としての小説家』

ここは静かで良い。彼岸花とコスモスがいたるところに咲き乱れている。
天気も良く、空は晴れ渡り、空気は澄みきっている。
最高の環境である。
ひとつ、書かなければいけないものがあるのでマックを持って来たが、なかなかはかどらない。書くべきことが無いから。困ったものだ。

先日、村上さんの『職業としての小説家』を読んでしまった。
買ってから数ページしか読んでいなくて、そのあと時間がなかったのだが、土曜日に全部読んでしまった。
とことんストイックである。分かってはいたけど感心させられた。
小説の書き方については、今まで書かれてこなかった詳細さで記されていた。
一日あたりに書くページ数とか。

興味深いのは、書き直しについてである。
とことん書き直しをする人だとは知っていたけど、その程度が結構すごい。
「最初からごりごり書き直す」らしい。
しかも何回も、かなりの時間をかけて書き直すそうだ。
最初の直感を消しちゃったら勿体ないなどという考えは無いのだろう。

そして一日のリズムが完全に定まっている。きちんと運動をして、野菜をたくさん食べて、早寝早起きをする。良く知られた村上春樹の健康的な生活リズム。

彼にとって書くことは「仕事」なのである。
なんとなく書く人は世の中にたくさんいるし、小説って結局誰でも書ける。村上春樹は年を追うごとに読者を増やしてきた。これはやはり彼の、書くことに対する、ほかに無いプロ意識とストイックさからきていると思う。

次の小説が楽しみで仕方ない。
さて、私も書きますか。

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