日本のニュースサイトよりも国外のものをよく読む。読むといっても、見出しだけざっと目を通し、写真を見るだけのことが多いので読むうちにはほとんど入らない。Daily Mail, Mirror Online, Guardianなど。あとは、ロイター。イタリアのLa Repubblica。
ここ最近、ヨーロッパに流れ込む難民のニュースがものすごい。
毎日、どのサイトでもトップニュースだ。
そして、日本ではほとんど取り上げられない。
日本のマスコミがとりあげるニュースは8割ぐらい国内についてのものばかりな気がする。
難民問題は、今に始まったものでは無い。
戦争や飢餓を逃れてアフリカや中東から、毎日多くの人たちがヨーロッパに押し寄せている。
高いお金を払って船に乗るものの、途中で船が沈んだりして命を落とす人たちもいる。
映画で見たような話が実際に繰り広げられているわけだ。
先日、3歳のシリア人、アイランくんが亡くなった後、海辺に打ち上げられている写真が世界中を駆け巡った。
こういうときだけ「かわいそう」と言うのは簡単だし、写真がきっかけでいっきに騒ぎ出す世の中を見ると、まるで難民問題が今始まったばかりかのようにさえ見える。
同時に、世界中の意識を問題のほうへ向けた、この写真の意義と、写真家の使命についても考えさせられる。
難民についてはヨーロッパ各国が受け入れの体制を整えるべきだということは分るが、これって私のような日本人にとってはなかなかピンと来ない。見る限り、イタリアもギリシャもよくやっているように思えるのだが、それでも受け入れ切れてない。勉強不足なだけだとは思うけど、まず最初に責められるべきなのは果たして受け入れ国なのか??という疑問がわく。
これ以降も続いて行く問題なので注目しておきたい。
ただ、こういうものは、日本のテレビでニュース見てるだけではまったく追いつきません。ほんとに。
日本にいて、海外のニュースにアクセスしてみると、日本だけ時が止まったかのような、外界から自分が閉ざされているかのように見えてくる。情報過多による思考停止状態の人たちでいっぱいです。